※ストーリーを連想出来るような表現があります。NGの方はスルーして下さい。
「半沢直樹」や「下町ロケット」などの人気タイトルが歴代名を連ねるTBS日曜劇場。
TV離れが激しい昨今で高視聴率を叩き出す怪物ドラマ枠だ。
前クールの「ドラゴン桜」も話題を集めた。
当然のように今クールにも注目が集まる。
しかし今回はどうにもインパクトに欠ける印象だ。
心なしかTBSの力の入れようも弱かったように思う。
今クール日曜劇場「TOKYO MER」は救命救急が舞台の医療ドラマ。
最新医療施設並みにカスタマイズされた超救急車のような車両で直接被災地まで出向き、治療を行い、そこで起こる悲喜交々の人間模様や組織をめぐる政治的駆け引き等を描いている。
ありきたり?…なんて思いながらも現在第2話まで放送&視聴が終了。
そもそも医療ドラマってのは難しい。
院内派閥争い的な内容ならまだしも、救命救急の医療現場、ましてやその最前線をリアルに描くとなるといかに役者さんが "それ" っぽくなれるかどうか。
いかにリアルな現場を再現し、どれだけ視聴者を物語へ引き込めるか。
医療ドラマでは聞き慣れない専門用語だらけの台詞がスラスラ出てこなければ、リアリティーが失われ観ている視聴者は興醒めしてしまう。
コメディーでもない限り、どれだけ "本物" に近づけるかが勝負の分かれ目と言えるだろう。
その一点で「TOKYO MER」は凄みを感じる。
主演は鈴木亮平さんで、個人的に好きな俳優。
「西郷どん」観てたしww
業界内では徹底的な役作りに定評があるらしいが、今回もその実力を遺憾なく発揮している。
とにかく台詞回しが半端ない。
一分一秒を争うリアルな救命救急の現場が舞台だから展開は異常に早い。
とにかく早い。
矢継ぎ早に放たれる専門用語のオンパレード。
何を言っているのか正直よく分からないww
だけど、だからこそのリアリティがある。
想像する本物の優秀な救命救急の医師って、きっとこんな感じ。
よくもまぁあんな難解専門用語を噛まずにスラスラと…
ちなみに鈴木亮平さんのNGは皆無らしい。
改めて恐るべし鈴木亮平氏…
ちなみに脇を固める役者のひとりに賀来賢人さん。
こちらも好きな俳優さん。
「今日から俺は!」でバズった感があるからコメディーっぽい印象を受けるけど、どうしてどうしてシリアスな役でも余裕でこなす。
「半沢直樹」の部下役は記憶に新しい。
しかしいかんせん、既視感のあるシナリオは今のところ平凡で、緊迫感が溢れるはずの災害現場を模したセットも正直ちょっと寂しい。
唯一面白そうなのは、現在のリアルな国政と都政の関係性を窺わせる政治的駆け引きの場面。
現実を彷彿とさせる知事と大臣のこれからの展開は個人的に期待大だ。
しかし期待値MAXの怪物ドラマ枠としては、やはり何となく物足りない。
すべてはこのキャスティングが勝利の鍵を握っている気がする。
それほど役者さんの力量が「TOKYO MER」の成否を左右すると思う。
まだまだ第2話が終わったばかり。
途中でリタイアしたくなるような展開だけは勘弁して欲しい。
物語り終盤ではすっかり作品に感化されてアツい記事を書いていると信じたい☆
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