新海誠監督作品
彼女と彼女の猫 -Everything Flows-
飼っているペットがこんな風に思ってくれていたら、どんなに幸せだろう…
『彼女と彼女の猫』とは
『彼女と彼女の猫』は新海誠監督による自主制作短編アニメーション作品、およびそれを原作とした短編テレビアニメである。
2016年3月「ULTRA SUPER ANIME TIME」枠内にて『彼女と彼女の猫 -Everything Flows-』のタイトルで放送された。
1話約8分で全4話。
略称は『彼女と彼女の猫 EF』。
第4話エンドクレジット後のパートで、自主制作版の冒頭へつながるような演出がなされた。
2020年10月25日にはBS12トゥエルビにて同月4日より放送が開始されたアニメ放送枠「日曜アニメ劇場」にて全4話を纏めた『彼女と彼女の猫 EF 完全版』として『雲のように風のように』と2本立てで放送された。
生活していくことの漠然とした寂しさ・微かな痛み・ささやかな温もりなど、言葉では伝えにくい感情を映像と音に託した作品に仕上がっている。
心の琴線に触れるそのプロット構成や、緻密に描かれた作画やカット割の良い演出など高く評価されている。
彼女と彼女の猫 - Everything Flows -(完全版)
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あらすじ
都会で一人暮らしをする彼女と、偶然彼女に拾われた一匹の猫の物語。
ある日、彼女の留守電に彼からのメッセージが入る。
飼っているペットがこんな風に思ってくれていたら、どんなに幸せだろう…
もしペットと話すことができたなら…。
ペットを飼ったことがある人が、一度は思い描く夢である。
我が家でもそうだった。
この子は我が家に来て幸せだろうか?
我が家なんかより、もっと幸せにしてくれる飼い主が他にいたんじゃないのか?
もしペットの声が聴けたのなら、そんなことを心配する必要もなかっただろう。
その子が幸せであることが、飼い主にとって一番の幸せだ。
声が聴けたなら、望み通りにしてあげることができるのに…。
ペットを飼う人間にとっての願いでもある、ペットからの視線で飼い主の生活を描いたのが、新海誠監督作品『彼女と彼女の猫』である。
物語の語り手は「彼女の猫」である。
ありきたりな設定と思われるかもしれない。
だがそこはさすがの新海誠監督だ。
実に繊細な作品に仕上がっている。
今作品はペットを飼う以上、決して避けては通れないペットロスについても触れている。
一度でもペット飼ったことがある人には、それがどれほど辛いことなのかおわかりだろう。
我が子ともいえるペットが最期を迎えようとする時、こんな風に思っていてくれたならどんなに幸せだろう。
今作品を観ると、きっとそうだったと信じたくなる。
今日は愛娘だった愛犬の命日。
向こうで元気に走り回ってるかな?
たくさんのわんこに囲まれて幸せに過ごしているかな?
たまにでいいから夢に出てきておくれ。
じゃないと淋しくて仕方ないぞ…
ちなみに短編テレビアニメながら、彼女役の声優をつとめるのは今をトキメク花澤香菜さん。
このキャスティングだけでも、一見の価値があるだろう。
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