明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
本位田お杉(バガボンドより)
吉川英治氏の小説『宮本武蔵』を原作として、スラムダンクを世に送り出した井上雄彦氏の手による漫画『バガボンド』。
その登場人物のひとり、又八の母親でお杉おばばこと本位田お杉。
又八に対する愛情は盲愛と言えるほどに深い。
村の名士である本位田家への強烈な自負心ともあいまって、著しく偏狭なものの見方をし、また非常に図々しい。
だが、女手一つで又八を育て上げた気丈な母親であり、又八の最大の理解者でもある。
京のある寺の泰堂という和尚に、又八とともにかくまわれていたが、そう先が長くはないことを悟った又八におぶられながら亡くなる。
その今際の際に母から子へ向けられた名言。
散々悪態ばかりついてきたおばばが、最期に最愛の息子へ送った言葉が泣けるほど心に沁みる。
ただ真っ直ぐに一本の道を進むのは美しい
じゃが普通はそうもいかぬもの
迷い、間違い、回り道もする
それでええ
振り返ってごらん
あっちにぶつかり こっちにぶつかり
迷いに迷った そなたの道は
きっと誰よりも広がっとる
道が広がった分おぬしは
誰よりも人に優しくできる
ただ真っ直ぐに一本の道を進めなかった著者にとって、この名言にはどれだけ救われたことか。
人によってはもしかしたら弱者の言い訳に聞こえるかもしれない。
それでも…
散々迷い、間違ったのかもと思い進んてきたこの道が、最後の最後にどこに辿り着くのかなんて、誰にもわからないだろう?
辿り着くその先が、ただ真っ直ぐに一本の道を極めた人間のそれより、悪くないものになるかもしれない。
何が正しいのかなんて誰にもわからない。
自分が歩める道を進もう。
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎
【プライバシーポリシー・免責事項・お問い合わせフォーム】 - ioritorei’s blog