#63
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
ヴラディレーナ・ミリーゼ(86-エイティシックス-より)
ミリーゼは『86-エイティシックス-』の主人公のひとりでありヒロイン。
愛称は「レーナ」。
サンマグノリア共和国が成立した以前からこの地に住んでいる白系種=アルバであり、かつ貴種とされている白銀種=セレナの血を受け継ぐ名家であるミリーゼ家の才媛の少女。
その才能は抜きん出たもので、弱冠16歳にして共和国軍の少佐に登り詰めた実績を持ち、エイティシックスの指揮管制官=ハンドラーの職務に当たることになる。
東部戦線第一戦区第一防衛戦隊、通称〈スピアヘッド〉戦隊の担当となった事で、その隊長であるシンエイ・ノウゼンと(レイドデバイスによる通信越しで)邂逅する。
生真面目な性格で、共和国の腐敗を嘆いていた亡き父と幼き日に助けられたエイティシックスのショーレイ・ノウゼンに対する敬意から、エイティシックスに対する弾圧政策に反発している。
そんな彼女が国が滅亡しても優生思想を捨てきれない市民たちを嘆いて呟いたひと言。
第23話「バドラー・ワン」でのヒトコマ。
罪を自覚しない市民には
いずれも
罰にはなりえません
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何ら悪びれもしないで、他人を不快にさせる人がいる。
それもそのはずである。
何故ならそんな人たちには、そもそも他人を不快にさせているという自覚がない。
自覚がないから気づけない。
「気づく」ことができない。
近頃、そんな「気づけない」人たちが急増しているように思う。
他人の気遣いに「気づけない」。
他人の痛みに「気づけない」。
そんな人たちは、渾身の嫌味にすら「気づけない」。
罪に「気づけない」から、罰にすら「気づけない」。
気づいてくれない。
無害ならそれもいいだろう。
だがそうもいかない。
そんな人は決まって、他人に迷惑をかける。
当たり前だ。
「気づけない」人なのだから。
そして「何故自分ばかりが」と、ただただ不平不満を垂れ流す。
これまで周りが散々我慢してきたことにすら「気づけない」。
憐れな人たちだ。
そんな人たちを、時々は羨ましく思うこともある。
だがそうなりたいかと問われたら、まっぴら御免である。
自分は間違っていない。
悪いのは周りの人間。
自分自身の配慮のなさに「気づけない」まま、すべての責任を周りになすりつけるような人間にはなりたくもないし、そんな人間をみたら軽蔑するだろう。
そんな人間に成り下がりたくなかったら、まずはアンテナを張って「気づく」ことから始めよう。
気づいてしまうからこそ感じてしまう苦しみもあるだろう。
それでも「気づけない」人のような憐れな人間になりたくないと思うなら、たとえ損をしたと感じたとしても他人を気遣う気持ちを忘れてはならない。
情けは人の為ならず。
その行いをきっと誰かがみているだろう。
そしてあなたの気遣いに「気づく」誰かこそが、自分の人生に必要な人間になるのだ。
あなたにとって必要な人間は、あなたの行いに「気づく」人の中にいる。
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