アニメ
失格紋の最強賢者
『失格紋の最強賢者』とは
『失格紋の最強賢者』は、進行諸島先生によるライトノベル作品。
イラストは風花風花さん。
サブタイトルは「〜世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました〜」。
略称は「失格紋」。
WEB小説サイト「小説家になろう」で連載中に書籍化された後、肝匠&馮昊(Friendly Land)の作画により、「マンガUP!」(スクウェア・エニックス)にてコミカライズされている。
また派生作品として、主人公の前世を描く『殲滅魔導の最強賢者』が2020年9月より書籍化ならびにコミカライズされている。
「小説家になろう」では、日間・週間・月間・四半期ランキングにて1位を獲得。
2021年12月時点でシリーズ累計発行部数は500万部を突破している。
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスUP!)
アニメ『失格紋の最強賢者』とは
アニメ『失格紋の最強賢者』は進行諸島先生による同名のライトノベルを原作としたアニメ作品。
2022年1月から3月までTOKYO MXほかにて放送された。
第1話はアバンタイトルのプロローグで前世で転生するシーンを描いた後、原作の幼少時の話を省略して12歳になったマティアスが王立第二学園入試のため王都に向かうところから本編が始まり、最終話は混沌の魔族ザリディアスを倒して王都を守ったマティアスたちが、魔族の新たな陰謀の阻止のために旅立つ場面で完結した。
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あらすじ
とある世界に魔法戦闘を極め、賢者とまで呼ばれた者がいた。
賢者ことガイアスは最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法や戦術を研究し尽くしたが、まだ倒せない強い敵はいると感じ、最終的に導き出された結論は「自分の紋章は魔法戦闘に向かない」という、あまりにも残酷なものであった。
これ以上の成長は望めないと悟ったガイアスは転生魔法を発動し、数千年後にヒルデスハイマー準男爵家の三男・マティアス=ヒルデスハイマーとして転生を果たす。
6歳の誕生日を迎えたマティアスは前世・ガイアスの記憶と知識を取り戻すが、そこで見たものは変わり果てた世界と、信じられないまでに低レベルな魔法理論だった。
主要人物
マティアス=ヒルデスハイマー
声 - 玉城仁菜
本作の主人公。
紋章は失格紋と呼ばれる第四紋。
愛称はマティ。
大昔、賢者とまで称された古代の魔術師ガイアスが、自身の持つ第一紋ではこれ以上の成長が出来ないと判断し、独自に作った転生魔法を用いて転生した。
ガイアスは第四紋を手に入れるまで何度か転生を繰り返す覚悟でいたが、一発目で引き当てた。
6歳の誕生日にガイアスとしての記憶を取り戻してからは、宇宙に住まうといわれるとても強力な魔物と戦うために日々研鑽を重ねている。
現代ではほとんど消滅してしまった技術や魔法理論を持っているため、初見の相手が彼の技術を目の当たりにしてとても困惑するのが一種のお約束となっている。
12歳になったある日、父・カストルからの薦めで王立第二学園の入学試験を挑み、主席かつ特待生枠で合格する。
王立第二学園校長のエデュアルトから、現在の魔法理論の間違いだらけの常識と第二学園が存亡の危機に立たされている事実を聞き、規格外の実力を見込まれ正しい魔法理論の普及への協力を要請される。
これを受け、第二学園の教員らと共に魔法理論の復興に着手することとなった。
正しい魔法知識や理論がある程度エイス王国に定着したら学園を辞めるつもりでいたが、校長に引き留められ、学園側は名前だけでもマティアスが在籍していてくれればマティアスの実績を盾に無詠唱魔法教育などの方針を推し進めやすいこと、マティアス側は国王ともパイプがある学園に籍を置いておくことで便宜を図ってもらいやすくなるというお互いのメリットにより、授業への出席義務が免除される「特殊特待生」という形で籍を残すことになった。
戦闘狂かつ脳筋な一面があり、強ければ大抵の問題は解決すると考えている。
また恨み深く、敵意を持った相手には容赦しない性格であり、例えば仲間のルリイとアルマ(ただしアルマはほぼ関係ない様子)を化け物呼ばわりした王立第一学園校長フェイカスにはこっそり「毛根死滅」の魔法を使って髪の毛を翌日に全滅させている(※原作シナリオ)。
一方、色々と面倒見がよく、戦闘面でも味方が失敗した時の備えをちゃんとするなどしている。
ガイアスとして生きていた時代に、戯れに製作した武器や施設がいくつか存在しており、現代ではどれも破格の性能を誇っているが、マティアス自身は納得はしていない。
逆に言うと、マティアスも自信作と言えるほどの性能を持つ武器などは、ほとんどが起動方法不明・起動に必要な魔力が足りないなどを理由に現代人には使い方さえ分からないものばかりである。
自身がガイアスの生まれ変わりであるということは基本的に周囲に明かしていない。
単純に信じて貰えないから言わないという理由の他、魂に干渉する魔法は宗教上の問題で目を付けられる可能性があるという理由で隠しており、自身がガイアスの生まれ変わりであることを明かしているのはイリスとグレヴィル、死亡する間際のザドキルギアスに対してのみである。
ルリイ=アーベントロート
声 - 鈴代紗弓
マティアスのパーティメンバー。
礼儀正しい金髪の美少女。
紋章は昔ガイアス、つまりマティアスが最も嫌った栄光紋と呼ばれる第一紋。
アルマとは、マティアスに出会う前から親友になっている。
一流の魔法付与師になるべく、第二学園に入学した。
魔法付与師に強い憧れを持っており、「付与が出来るなら戦闘が出来なくても構わない」とまで断言している。
入学試験の前日、自身の持つ剣が折れてしまい代わりの剣を探して鍛冶屋を探し回っていたところで、ついに最後の鍛冶屋でマティアスと出会う。
マティアスに入学試験用の剣の二重付与魔法をしてもらい、入学試験を次席で合格する。
その素質を見込まれ、マティアスのパーティに加わった。
付与技術については、前世で栄光紋を極めたマティアスが見ても時折感心するほどの呑み込みの早さを見せる。
現在は、マティアスから武器の作り方や付与魔法用の魔法陣の書き方などを教わっており、アルマの矢の作成などパーティ内で補助的な役割を担っているが、アーベントロート家の剣技や無詠唱の攻撃魔法も使えるので、単独でもそれなりには戦える。
マティアスを異性として意識しているのか、初対面時に婚約者や彼氏がいないことをアピールしたり、時折心配してマティアスの手などを握っては赤面している。
若干胸が小さいことを気にしているようで、アンモール兄弟が残していた人体改造用の魔道具で大きく出来ると期待したが、マティアスの「今のままでいいと思うぞ」の一言でやめている(※原作シナリオ)。
アルマ=レプシウス
声 - 白石晴香
マティアスのパーティメンバー。
小貴族の三女で銀髪のボクっ娘。
紋章は常魔紋と呼ばれる第二紋。
ルリイの親友であり、ルリイの為に新しい剣を探していたところでマティアスと出会う。
勘が鋭いらしく、ルリイも絶対の信頼を寄せている。
ルリイと共に第二学園の入学試験に参加し、8位の成績で合格した。
ルリイがマティアスのパーティに加わる際に、ルリイについていく形でパーティに加わる。
その際、マティアスから常魔紋は弓との相性がいいことを聞かされ、弓使いに転向した(元々は弓使いだったのだが、周りに矯正され一度剣士に転向していた)。
現在は、マティアスから弓矢用の魔法を教わっており、戦闘ではマティアスの攻撃が届かない中・遠距離の敵への攻撃を引き受けている。
ルリイと同じ年頃の少女だがこちらはマティアスを異性として意識している様子はなく、手が触れて赤面するルリイやマティアスを冷やかしたりしている。
マティアスが起こす常識を超えた現象へのツッコミ役でもある。
料理が下手。
イリス
声 - 井澤詩織
マティアスのパーティメンバー。
黒い鱗のドラゴンで竜の中でも格段に強い暗黒竜イリスと呼ばれていた。
人間へ変身すると赤髪の少女のような姿になる。
人間ではないため紋章は持っていないが、マティアスが偽装として常魔紋を貼り付けている。
性格は悪戯好きの天然。
エイス王国付近の山に住んでいたが、数千km離れた場所に潜伏する魔族・エルハルトを討伐しに行くための「足」を必要としたマティアスらが訪ね、協力を依頼される。
生前のガイアスと直接の面識がある数少ない存在であり、初対面こそ攻撃的だったが、マティアスがガイアスの生まれ変わりだと知るとガイアスへのトラウマから彼に土下座している。
ガイアスが生前の時代に竜の大半を滅ぼしたのは竜族がガイアスに喧嘩を売ったからだが、当時から竜の仲間からも「変わり者」と言われていたイリスはそれにあまり乗り気でなく、一応仲間に合わせてガイアスに喧嘩を売ったものの、序盤にすぐ降参していたため、結果的に見逃された。
5000年ほど前(ガイアスが転生した少し後)に起きた魔素融合炉の暴発事故の影響で翼がボロボロになって飛べなくなっており、それに伴って魔力回路も大きく損傷して全盛期の力も失われていたが、マティアスの協力で最低限飛べるまでには回復した。
ただし、失格紋であるマティアスの治療では応急処置しかできず、完全に治すには栄光紋でなおかつ目覚ましい才能を持つルリィがあと20年は修行して何とか、というほど待たなければならないとマティアスに説明されたが、元が何千年も生きる竜だからか、「寝てればすぐ」と素直に喜んでいる。
エルハルト討伐後、マティアスらと共に行動しながら翼を少しずつ再生してもらうためにマティアスのパーティに迎えられ、人間に変身して第二学園に編入した。
人里から離れて生活していたため、人間の常識や知識には疎い。
ガイアスやロイターの行動を間近で見てきたため、人間界での行動もガイアス、ロイター基準で判断しており、それが原因での一見非常識な行動も目立つ。
魔法もブレスなどのドラゴンが使用する魔法以外は使えない。
反面、単純な身体能力や魔力の保有量はマティアスよりも上で、その防御力は生半可なことでは体に傷ひとつつかない。
翼が損傷している影響で細かい魔力の制御に難があり、魔法のコントロール不能や威力過剰で周囲に迷惑をかけることも多い。
その膨大な魔力で面倒が引き起こされることを危惧して、普段はマティアスが魔法で遮断して隠蔽している。
食欲も竜の姿の時のままらしく、次の目的地に出発する時は大抵巨大なリュックに食料を大量に詰め込んでいるのだが、すぐに食べ尽くしてしまう。
そのため漫画版では、常に空腹状態で戦闘中以外は大半のコマで口からよだれが垂れているか、何かを食べている描写がなされている。
直径1mほどあるお金の袋を一晩で使いつくしてしまうほどの食欲のため、依頼達成や国王からの褒章などイリスに分配されているお金はほぼすべて食費で消費されているが、イリス自身は「なぜかお金が残らない」と無自覚である。
あまりの食欲で店舗の食糧を買い占めてしまった結果、一部の店舗から出禁になっている。
辛い物とカナブンが苦手。
マティアスらに同行し始めた当初は人間の姿に慣れず不覚を取ったりすることが多かったが、訓練で克服。
ところが話が進むにつれ自分が「人間に変身した暗黒竜」であることを忘れつつあり、マティアスに言われて思い出して「そういえばワタシ、竜に変身できるんでしたね!」などと言うギャグ描写が増えている。
パーティ内ではマティアスと共に前衛を務めている。
使用する武器は槍。
その強大な力からただ振るだけでも十分な攻撃力があること、普通の人間が使うような槍ではそもそも槍自体がすぐに破損してしまうことから、切れ味などより頑丈さを優先しているため、実質的には槍の形をした杭のような武器を用いる。
元々が膨大な魔力量を持つ竜であるため、マティアス達のようにレベルアップの恩恵があまりない。
目覚ましを良く叩き潰す。
なので毎日店で買ったり、マティアスにもらったりしている。
紋章
全ての人間が持つ魔法の性質を決定する因子。
手の甲に刻まれており、紋章の形によって4種類に大別されるが、マティアスと一時的に蘇生したガイアスが融合した際、紋章が混ざって一時的に変化した謎の紋章も存在する。
人間だけが持つもので、竜や魔族など人間以外の生物は魔法を使うものであっても紋章は持っていない。
栄光紋(第一紋)
武具の生産や魔法効果の付与など戦闘のサポートを得意とする紋章で、この紋章以外で道具の作成をすると、栄光紋持ちが作ったものに比べ完成度に大きな差が出る。
反面、戦闘力は4つの紋章の中で一番劣る。
まともな訓練をしていない状態で比較すれば栄光紋が一番強いが、成長限界も低いためすぐに他の紋章に追い抜かれる。
ガイアスの時代では第一紋と呼ばれ、武具の修繕や弓使いが使う矢の現地生産、その他休息を取る時の結界用具の制作など、補助としてパーティに1人は必要だが、上記の通り戦力に数えられることはほぼ無いという扱いだったが、マティアスが生まれた時代の世界では術者の能力を反映しにくい詠唱魔法の影響および魔法理論そのものの退化による大幅なレベルダウンにより魔法戦闘に最も適した紋章だと誤解されており、名称のとおり世間的にも優遇されている。
これは思想やイメージによる差別に留まらず、王立学園では第一学園は栄光紋の生徒のみを入学させている他、国が定めた貴族の跡取り決定基準にも「栄光紋であること」でプラス点が入るよう定められているなど、明確に制度として栄光紋を優遇するようにできている。
常魔紋(第二紋)
威力特化型の紋章で、訓練すればするほど高火力の魔法を使いこなせるようになる。
反面、連射性能は低い。
剣よりも弓との相性がよく、矢に魔法を乗せて放つことで貫通力や威力が増大する。
ガイアスの時代では第二紋と呼ばれていた。現在の世界ではごく普通の紋章扱い。
小魔紋(第三紋)
連射特化型の紋章で、訓練するとある程度の火力を持った魔法を連発できるようになる。
掃討戦に向いている。
ガイアスの時代では第三紋と呼ばれていた。
現在の世界では、「王立第一学園の入学要件を満たさない」という点以外では失格紋のように明確に制度で差別されているわけではないが、連射性能に差が出ない詠唱魔法のせいでやや冷遇されている。
失格紋(第四紋)
常魔紋並の火力と小魔紋並の連射性能を併せ持つ戦闘に最も特化した紋章。
反面、射程が他の紋章より極めて短いため剣術などの近接戦闘との併用が半ば前提となる。
短射程に限るならば結界魔法や探知魔法なども高精度に使いこなすことができる。
ガイアスの時代では第四紋と呼ばれており、戦闘では最強の紋章だったのだが現在の世界では名称のとおり、魔法を使えない者の烙印とされ、社会ではひどく冷遇されている。
この冷遇も栄光紋の優遇と同じようにイメージによる差別だけではなく、貴族の跡取り選定基準に失格紋であることで大幅なマイナス点が入る項目が存在することの他、王立学園入試試験の実技項目における的への魔法射撃では、明らかに失格紋の射程距離外になるような遠距離の的が定められている。
イリス曰く「ガイアスさんに一番持たせちゃいけない紋章」。
初見は最高
近頃のアニメ界は転生しまくり
あまりに異世界転生・転生作品を観すぎて、近頃好みの作品を見つけるのが非常に難しくなってきた。
そんな迷走状態の中で見つけたのが本作だった。
タイトルと設定はモロ好み
まず『失格紋の最強賢者』というタイトルに惹かれた。
タイトルから察するに、紋章×最強賢者の話なのだろう(それしかない)。
ドラクエで鍛えられた紋章への憧れは、大人になった今でも確実に残っている。
また "最強" という言葉は、今も昔も変わらないパワーワード。
これは観ないわけにはいかなかった。
序盤は期待通りの面白展開
何度も申し上げているが、近頃の好みは最強チート設定。
前世の能力を引き継ぎ転生するか、転生した後最強能力を手に入れるか。
どちらでも良いが、とにかくはじめから主人公が最強であってくれたなら、無駄にハラハラすることなく気楽に作品を楽しむことができる。
そんな作品が最近の好み。
そして本作もその期待通りの作品だった。
アニメでの前世の強さの描写はかなり少ないが、それでもその強さはある程度窺えた。
転生後の世界で圧倒的な力をみせる主人公。
否が応でも期待は膨らんでいった。
途中から極端な失速
すべてがおざなり?
期待通りに物語は進むはずだった…。
それなのに、何故か途中から極端に失速してしまう。
作画は雑になり、セリフも凡庸。
作品を構成するすべての要素から残念な香りが漂ってくる。
どうしてこんなことになってしまったのか…。
期待値が大きかっただけに、突然の失速は残念でならない。
仲間の扱いの雑さたるや…
本作もご多分に洩れず美少女キャラが仲間になる。
最初のうちはそれなりに丁寧に描かれていたのだが、こちらのクオリティも途中から極端に落ちる。
特にセリフが酷い。
あまりに乏しい語彙力は、観るに忍びなくなる程であった。
続編に繋げられる終わり方ではあったけど…
伏線回収は一切なし
あらゆる要素が雑であったためか、はたまた原作が元々こういう展開だったのかは不明だが、引かれた何本かの伏線を回収せずに本作は終わっている。
これは取りも直さず、続編の制作が可能だということを意味している。
続編はあるのか?
おそらくではあるが、原作のほんの1エピソードをアニメ化したであろう本作。
続編を制作する余地はあまりある。
だが続編に関してはどうだろう?
正直あの程度のクオリティでは、仮に続編を制作されたとしても期待値は低い。
1st seasonを観ているから、とりあえずは観るだろうが…。
残念な気持ちでアニメを観るのは何より辛い。
続編が制作されるなら、クオリティの向上は必須。
制作陣には是非ともクオリティアップを望む。
次回予告【アニメ『魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』】
普段は次回予告などしないのだが、今回に限っては初めての試み。
何故なら次に観た作品というのが、あらゆる設定が本作と酷似している『魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』というアニメだったからだ。
大好きなアニメ作品を比較などしたくはないが、ここまで酷似しているともしかしたら…。
果たしてどうなることやら。
乞うご期待。
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