アニメ
転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜
『転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜』とは
『転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜』は進行諸島先生によるライトノベル。
略称は「転生賢者」。
2017年10月に「小説家になろう」に初投稿された後、書籍が2018年5月12日よりGAノベル(SBクリエイティブ)から刊行されている。
2022年6月時点でシリーズ累計発行部数は600万部を突破している。
メディアミックスとして、「マンガUP!」(スクウェア・エニックス)にて彭傑によるコミカライズ作品が連載されているほか、テレビアニメが放送されている。
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アニメ『転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜』とは
進行諸島先生による同名ライトノベルを原作としてアニメ化。
2022年7月から9月までAT-Xほかにて放送された。
プロモーションの一環として、スライムの声を担当する声優6名によるユニット「スラちゃんず△」が結成され、各種SNSで広報活動を行った。
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あらすじ
異世界へと召喚された元ブラック企業の会社員佐野ユージは、冒険者には不向きな「魔物使い(テイマー)」であったが、魔物使いとしては規格外の才能を秘めていた。
テイムしたスライムのスキルと、魔導書由来の魔法を習得して新たに獲得した職業「賢者」の力を組み合わせることで最強クラスの技を繰り出せるようになったユージは、自身の強さに無自覚なまま冒険者となり、異世界の常識を破る無双ぶりを発揮していく。
主題歌
- 「無自覚の天才」
Non Stop Rabbitによるオープニングテーマ。
作詞・作曲は田口達也氏。
編曲は鈴木Daichi秀行氏。
- 「ごはんだヨッ！ダダダダン!!」
"スラちゃんず△" (遠野ひかる、菅野真衣、三川華月、久遠エリサ、大森日雅、花井美春 ※敬称略)によるエンディングテーマ。
作詞・作曲・編曲はYugo Ichikawa。
これは原作の作風？
どんなにピンチな状況でもひたすらフラットな描写
飄々とした主人公
本作の主人公も異世界転生作品のご多分に洩れず最強チートキャラ設定。
ただ転生前が元ブラック企業の会社員だったためなのか、あらゆる事態にも動じることがなく、感情の起伏が少ない。
それは良い。
だが最強が故にただでさえ少ない大ピンチも、その性格で盛り上がりに欠ける。
その分周囲が主人公を過剰に盛り上げるという表現法も考えられるが、本作にはそれもない。
だから物語自体がフラットな展開に感じられる。
それが魅力だとも言えなくはないが、深く記憶に残る作品かといえば、残念ながらそうではない。
ただ可もなく不可もない分、単純に気楽に観れるという利点もある。
そういうアニメをお探しの人にはおすすめできる作品だ。
スライムが可愛い
主人公が「魔物使い(テイマー)」ということで、数多くのスライムを使役している。
このスライムたちが実に可愛い。
スライムひとりひとりにちゃんとした個性があり、喋り方もそれぞれ違っている。
本作のエンディングテーマを担当している "スラちゃんず△" (遠野ひかる、菅野真衣、三川華月、久遠エリサ、大森日雅、花井美春 ※敬称略)
がそれである。
ただ残念ながら素人には個体識別が非常に難しいというのが欠点ではある。
無感情な主人公が1話だけハジけた
常時無感情な主人公だがひとつのエピソードでだけ感情を露わにしたことがある。
それが第5話「寒くて大変みたいだった」だ。
暖かくて過ごしやすい街と聞いていたリクアルドは、十日ほど前から猛烈な寒波に襲われ一面が雪に覆われていた。
ユージが立ち寄った料理店でも料理用の薪が確保できず、ユージは絶品料理を味わうために薪を調達することにする。
大量の薪を調達したユージはついに絶品料理にありつく。
料理を口にしたユージは、ルネサンス期の絵画のような夢見心地になる。
まるで『フランダースの犬』の最終回のように。
この瞬間だけ無感情な主人公がキャラ変しており、全話を通じてとても印象的なシーンとなっている。
もしかしたら第5話「寒くて大変みたいだった」は、本作で一番の見所なのかもしれない。
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