6年連続でテレ東大晦日の定番へ
『孤独のグルメ』大晦日スペシャル
『孤独のグルメ』2022大晦日スペシャルとは
輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマ『孤独のグルメ』。
2012年の初回放送からシリーズを重ねるごとに人気が増している本作は今年で10周年を迎えた。
今年のタイトルは、
「孤独のグルメ2022大晦日スペシャル年忘れ、食の格闘技。カニの使いはあらたいへん。」
今年の締めくくりに、五郎が訪れるのはグルメの宝庫・北海道！
小さな相棒と北の大地を巡るグルメな大冒険が今、幕を開ける
2日間の北海道旅。
「来年も元気にモリモリ食べられる幸せな1年でありますように…」との願いを込めてお届けする一期一会の出会いと絶品グルメが織りなすロードムービー第2弾。
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『孤独のグルメ』ならではの渋いキャスティング
毎回脇役に渋いキャスティングを魅せる『孤独のグルメ』。
築地で五郎に小樽まで届け物を依頼する商談相手の小林洋役に松重豊氏の盟友・岩松了氏。
その小林の姪で、五郎が届け物を届ける小樽にある旅館の新女将・小林真奈役に北乃きいさん。
札幌でお店探しに難航する五郎を、手助けする酒屋の男役に徳井健太氏(平成ノブシコブシ)。
その札幌で五郎が立ち寄るお店の大将役に宅麻伸、小樽の山道で車が動かなくなり、五郎に助けを求めるテンガロンハットの若い男・真也役に葉山奨之氏。
石狩で立ち寄るお店の大将役に松村邦洋氏と、テレ東ならではのいぶし銀のキャスティングが輝る。
グルメとの出会いだけでなく、人との出会いも楽しみのひとつである本作。
個性豊かなゲストキャストが物語に “味” を添える。
あらすじ
12月29日・東京「築地」。
仕事納めでこの地を訪れていた五郎(松重豊)は商談相手である小林洋(岩松了)から、姪っ子で北海道の小樽で旅館を再開する新女将・小林真奈(北乃きい)へある届け物をしてほしいと頼まれる。
年の瀬はゆっくり過ごせると思っていた五郎。さすがに北海道までは…と断りを入れる五郎だったが、終始小林のペースに、渋々了承することに。
気分が乗らない旅路の幕開けだったが、大洗からフェリーで北海道に到着し、最初に訪れた苫小牧で早速、名物料理を堪能し、最高のスタートが切れた五郎。
そこから千歳、札幌、石狩、小樽と、北の大地を駆け巡る。
千歳では相棒とともに牧草地を駆け抜けて、札幌では偶然見つけたお店で、北の大歓声を浴びながら勝利の肉料理に酔いしれる。
さらに、思わぬ形で訪れた石狩では、本場でいただくご当地名物でお腹も心も満たしていく。
各地で出会う、北海道名物をふんだんに使用したご当地グルメの数々と、迷った先で出会えた名店。
さらにはちょっとしたミラクルとハプニングまで。
走って、出会って、食べて、なぜか人気者に？
頼れる相棒と駆け巡るロードムービー第2弾！
2022年大晦日、最後に食べるのは一体…？
攻めるテレ東
「孤独のグルメ2022大晦日スペシャル年忘れ、食の格闘技。カニの使いはあらたいへん。」のタイトルは『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！』への…
相変わらず攻めるテレ東。
デリケートな他局への干渉もなんのその。
タイトルに銘打った「カニの使いはあらたいへん。」は、『ガキの使いやあらへんで！』へのリスペクトか？
はたまた挑発なのか。
民放の絶対王者『笑ってはいけないシリーズ』の復活も示唆されているが、そんなことではテレ東は動じない。
ならばまさかの復活祝い？
しかしこういう小細工をよく考えるものだ。
さすがテレ東。
大晦日放送の大役におじさんの食事風景を選んだテレ東の大英断から早いもので今年で6年
思い起こせば6年前。
テレ東の大英断に誰もが驚いた。
裏では年忘れのド定番『NHK紅白歌合戦』。
大晦日の二大巨頭を向こうに回し、テレ東が選んだのが『孤独のグルメ』だった。
たしかにその頃の『孤独のグルメ』といえば、テレ東でも一二を争う人気コンテンツに成長していた。
だが、テレ東の代表作かと問われれば否。
ましてや大晦日放送の大役ともなれば、選ばれるわけもない。
しかしテレ東は英断した。
大英断だ。
極論を言ってしまえば、『孤独のグルメ』とはおじさんの食事風景を垂れ流しているだけのドラマ。
ひとり言のようなおじさんの食レポをひたすら聞くだけのドラマ。
無論、大晦日の情緒とはほど遠い。
『NHK紅白歌合戦』のリアルタイムな年末感もなければ、『ダウンタウンの笑ってはいけないシリーズ』の話題性もない。
それでも『孤独のグルメ』で推したテレ東。
結果的には大成功だったといえる。
『NHK紅白歌合戦』は迷走の中で弱体化し、『ダウンタウンの笑ってはいけないシリーズ』は終了。
他局が大晦日特番を暗中模索する中、テレ東だけはブレることなく『孤独のグルメ』を放送し続けている。
テレビ離れが叫ばれる昨今で民放各局が番組構成に悪戦苦闘している中、テレ東だけは独自路線を歩み続けコアなファンを獲得している。
大人気アニメ『SPY×FAMILY』もテレ東だし、思い起こせばあの『新世紀エヴァンゲリオン』だって最初に放送したのはテレ東だった。
これらの経緯を鑑みると、最後に勝つのはオリジナル路線を貫いた信念ある者なのかもしれない。
やはり、さすがテレ東。
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