#8
停滞する思考に一石を投じる苦言
声にできない本音を言葉に…
何かと生きづらい世の中で、思ってはいても言葉にできない声がある。
感じていても声にするのが憚られる言葉がある。
それは耳障りが悪く、心地良い言葉ではないのかもしれない。
だが言葉にされて、はじめて気づくこともある。
本稿で取り上げる言葉は、ひとつ間違えれば暴言とも受け取られかねないものだ。
しかし何かを変えるためには、声に、言葉にしてより多くの人に考えてもらうべきだろう。
本稿が停滞する思考覚醒へのキッカケとなることを切に願う。
マリーメイア・クシュリナーダ(「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」より)
マリーメイア・クシュリナーダは『新機動戦記ガンダムW』のOVA及び劇場版である、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』のメインキャラ。
かつての秘密結社「OZ」総帥にして、一度は世界国家元首として地球を治めたトレーズ・クシュリナーダの遺児を名乗り、マリーメイア軍を率いて地球圏の掌握を宣言する。
記録上提出された名前はマリーメイア・バートンで、バートン財団当主であるデキム・バートンの孫にあたる。
母はデキムの娘であるレイア・バートンだが、父親は戸籍の記録に残っていない。
トレーズの娘を名乗る根拠は、本人曰く「DNA鑑定でも証明されている」から。
デキムによって過剰で極端な思想教育を施されており、まだ7歳の幼女ながら非常に高圧的で尊大な物言いが多い。
例えるなら
歴史とは終わらないワルツのようなものです
戦争・平和・革命という三拍子がいつまでも続く……
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz [DVD]
この言葉を初めて聞いた時には思わず震えた。
なるほど、だから戦争はなくならないのか。
つくづく人間という生き物は歴史から何も学ぼうとしない。
長く平和を享受していると、必ず私利私欲を貪る権力者が生まれる。
下手をすれば独裁者の出来上がりだ。
そうすると次に起こるのは、虐げられ続けてきた民衆の手による革命だ。
フランス革命しかり、ロシア革命しかり、独裁者は必ず民衆の手によって打倒されている。
これは歴史が物語っている事実である。
にもかかわらず、人間は同じ過ちを繰り返す。
世界のどこかで、今この瞬間も戦争や紛争が起こっている。
残念ながら人類は、この争いのワルツを永遠に踊り続けるつもりなのだろう。
きっと滅びるまで、自ら滑稽に踊り続けるのだ。
そろそろ日本にも、そんな風が吹き始めているのではないのか?
最近ふと感じるのだ。
今この状況は、絶対権力の江戸幕府が倒れた明治維新前夜のようではないのか。
政治家が権力の座に胡座をかいてやりたい放題しているうちに、さながら討幕を謀る薩長連合のように、革命の風は民衆のSNSからジワジワと広がりをみせている。
情弱の政治家には気づくまい。
この風が選挙でも吹き荒れることを切に願う。
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