テレビアニメ『葬送のフリーレン』オープニングテーマ
勇者 / YOASOBI
「勇者」とは
「勇者」(英語: "The Brave")は、日本の音楽ユニット・YOASOBIの楽曲。
配信限定シングルとして2023年9月29日にソニー・ミュージックエンタテインメントからリリースされた。
本楽曲はYOASOBIの配信限定シングルとしては「アイドル」以来20作目、約5ヶ月ぶりのリリースとなる。
本楽曲はテレビアニメ『葬送のフリーレン』のオープニングテーマとなっており、原作者の山田鐘人監修、木曾次郎著の本楽曲制作用の書き下ろし小説『奏送』を基に制作された。
YOASOBIの2人は原作漫画のファンであり、作品を読んでいた時に感じていた「常に漂うどこか寂しい空気感」や「旅をしていく中でフリーレンが知らない感情に気付いていく心の動き」などをどれだけ楽曲に詰められるかこだわって本楽曲を制作したとコメントしている。
2023年9月23日に行われたテレビアニメの完成披露イベントではYOASOBIからのコメント映像が上映され、作詞・作曲・編曲を手掛けたAyaseは「フリーレンの感情の変化や勇者に対する思いなどをストレートに曲に込めた」とこだわりをアピールし、ikuraは旅の中で変化するフリーレンに思いを寄せ「感情の記憶をしっかり表現できたらいいなというふうに思っています」とコメントしている。
『葬送のフリーレン』主題歌、YOASOBI「勇者」MVが2000万回再生を達成!「作品との調和性が最高」
音楽ユニット・YOASOBIによるアニメ『葬送のフリーレン』のOPテーマ「勇者」の公式MVがついに2000万回再生を突破した(10月30日時点)。
アニメの公式X(旧Twitter)アカウントが「2000万回再生」と報告すると、「リピートして聴いてます」「中毒性と作品との調和性が最高な楽曲」と称賛の声が相次いだ。
アニメ『葬送のフリーレン』は、「週刊少年サンデー」(小学館刊)で連載中の、原作・山田鐘人氏、作画・アベツカサ氏による同名漫画が原作。
勇者たちによって魔王が倒された "その後" の世界を舞台に、1000年以上生きる魔法使い・フリーレンが、かつて共に魔王を倒した勇者の死をきっかけに "人を知るための旅" に出かける物語だ。
2023年9月からテレビアニメが放送中。
OPテーマ「勇者」を担当するのは、数々のヒット曲を生み出してきたYOASOBI。
アニメの放送開始日である9月29日、YOASOBIのYouTubeチャンネルで「勇者」の公式MVが公開された。
『葬送のフリーレン』の特別映像で全編が構成されているMVだ。
公開開始から2週間足らずで1000万回再生を達成した「勇者」のMVは、10月29日までに今度は2000万回再生を突破した。
『葬送のフリーレン』公式Xは「2000万回再生」と報告。
YOASOBIの公式Xも「MV2,000万回再生突破 ありがとうございます」と感謝を述べ、「アニメの展開もドキドキが増してきた今日この頃。改めて歌詞に着目すると、また聴こえ方が変わってくるかもしれません」とアピールした。
◆◆2000万回再生🪄◆◆https://t.co/1pJo3A0Cin#YOASOBI勇者#フリーレン pic.twitter.com/laGXaYHz0m
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) 2023年10月29日
ネット上では、「2000万再生おめでとうございます」「すごすぎるー!」と祝福するファンが続出。「リピートして聴いてます」「本当にこの曲好きすぎる」「中毒性と作品との調和性が最高な楽曲」「話が進むにつれて歌詞の意味が段々わかってくるのが楽しい」と曲が絶賛されている。
アニメOPでは流れない名フレーズは感動の結末のネタバレ?勇者ヒンメルの優しさに思わず泣けてくる
まずは『葬送のフリーレン』がどんな物語なのかをご紹介しよう。
『葬送のフリーレン』のあらすじ
魔王を倒して王都に凱旋した勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンら勇者パーティー4人は、10年間もの旅路を終えて感慨にふけっていたが、1000年は軽く生きる長命種のエルフであるフリーレンにとって、その旅はきわめて短いものであった。
50年後、すっかり年老いたヒンメルと再会したフリーレンは、ハイターやアイゼンとも連れ立って再び流星群を観賞する。
まもなくヒンメルは亡くなるが、彼の葬儀でフリーレンは自分がヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。
その悲しみに困惑したフリーレンは、人間を知るためと魔法収集のために旅に出る…。
いやはや、かなり面白い。
なんといっても昨今稀にみる、あまりの抑揚の無さが何よりとても心地良い。
淡々としてるのになぜか心を打つ。
なんなんだ、一度ハマったら抜け出せないこの沼感は…。
個人的にはすでに名作確定。
もしかして感動の結末をネタバレ?
恥ずかしながら著者は『葬送のフリーレン』の原作未読。
故に、これが本当にネタバレなのかは正直のところわからない。
だからこれは、あくまでアニメを観た上で「最後(もしくはSeasonラスト)はこうなるんじゃないか?」という推察だということを先にお断りしておく。
前述した通り『葬送のフリーレン』とは、元勇者一行のエルフ・フリーレンが人の気持ちを理解するために旅をする物語。
フリーレンが人の気持ちを理解しようと思ったキッカケは勇者ヒンメルの死だった。
この勇者ヒンメルはとんでもないナルシストとして描かれ、各地で自分の偉業を讃える銅像を作ってもらっている。
それを象徴するように、第7話「おとぎ話のようなもの」ではフリーレンとヒンメルがこんな会話をしている。
フリーレン:ヒンメルってよく像作ってもらってるよね
ヒンメル:みんなに覚えていてほしいと思ってね
僕たちは君と違って永く生きるわけじゃないから
✨後世にしっかりと僕のイケメンぶりを遺しておかないと✨
これまでのフリーレンには、銅像の仕上がりにこだわり過ぎるヒンメルの印象しか残っていなかった模様。
たしかにリテイクん十回に付き合わされた方の身としてはたまったものではない。
そりゃ造形師もブチ切れる。
だからヒンメルがその後に続けた大切な言葉の意味に、その時のフリーレンには気づけなかった。
ヒンメル:でも一番の理由は
君が未来でひとりぼっちにならないようにするためかな
この時フリーレンは「なにそれ」と素っ気なく答えている。
が、これこそ物語の核心である "人の気持ちを理解しようする旅" の真の目的なのではないだろうか。
フリーレンたちは死者と会話できるという "魂の眠る地<オレオール>" を目指す。
もう一度ヒンメルと会話するために。
その時がきたら、フリーレンはこの銅像を辿った今回の旅の話を、それがすべてじゃないにせよきっとするはずだ。
そしてフリーレンは、ヒンメルが遺してくれた本当の優しさを理解するのだろう。
その時を想像するだけで涙が出そうになる。
涙の理由はYOASOBI「勇者」のワンフレーズ。
あちらこちらに作ったシンボルは
勝ち取った平和の証
それすら
未来でいつか
私が一人にならないように
あの旅を思い出せるように
残された目印
ひとりぼっちのそこはかとない寂寥感と共に、
えも言われぬぬくもりも感じられる名フレーズ。
たとえ肉体が滅んでも、思い出してくれる人の中で人は永遠に生き続ける。
そんな言葉が頭をよぎる。
もしこのフレーズに興味を持った人がいたら、『葬送のフリーレン』も是非ご覧になっていただきたい。
アニメ好きならずとも、きっと誰でも楽しめる作品だ。
すでに著者は抜け出せないくらいどハマり中。
本当に面白い。
気づけばほら、1話からまたイッキ見している…。
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎