#151
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
フェルン(「葬送のフリーレン」より)
『葬送のフリーレン』第3話「人を殺す魔法」でのヒトコマ。
交易都市ヴァルムへとやって来たフリーレンとフェルン。
買い出しを手分けしようと言うフリーレンの様子を怪しむフェルンは彼女の後をつけることに…。
フリーレンはアクセサリーを選んだり、美味しいスイーツの店をリサーチしたり。
しかしフリーレンの本当の目的はフェルンの誕生日を祝うことだった。
自分には興味がないとばかり思っていたフェルンは驚きフリーレンにこう伝える。
あなたが私を知ろうとしてくれたことが
たまらなく嬉しいのです
誕生日プレゼントで貰った髪飾りにではなく、フリーレンの気持ちに対して感謝するフェルン。
人と人とのコミュニケーションは、まずその人に興味を持つことから始まる。
その人を知ろうと思う気持ちから始まる。
何より自分を知ろうしてくれたということは、少なくとも要らない存在ではないということを意味しているのだ。
ましてやフェルンは天涯孤独の身。
人一倍孤独を知っているフェルンだからこそ、その嬉しさもひとしおだったのだろう。
人はひとりでは生きていけない。
だが本質的に人はひとりであり、所詮は孤独な生き物だ。
この矛盾を便宜的に解決しているのがコミュニケーションであるわけだが、相手に興味がなければコミュニケーションは成立しない。
一方通行の想いは、人をより孤独に貶める。
それが証拠にフリーレンとフェルンの仲は、この言葉を境に急激に近づいている。
時には姉妹のように、時には母娘のように、二人の間で良いコミュニケーションが築かれているのがよくわかる。
フリーレンの人を知ろうとした気持ちが、きっと二人の間の壁をひとつ取り払ってくれたのだろう。
フェルンのクールでドSなツンデレキャラもこの時から急加速。
この言葉の前置きとして、フェルンは「フリーレン様はどうしようもない程に鈍い方のようなのではっきりと伝えます」と、辛辣に言い放っていたこともまた、壁を取り払うための儀式だったのかもしれない。
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