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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【アニメ『葬送のフリーレン』】観れば観るほどに強くなる名作感 その魅力と人気の秘密を徹底考察。

 

 

 

 

アニメ

葬送のフリーレン

 

 

『葬送のフリーレン』とは

 

 

『葬送のフリーレン』(英題:Frieren: Beyond Journey’s End)は、山田鐘人(原作)、アベツカサ(作画)両先生による日本の漫画。

週刊少年サンデー」(小学館)にて、2020年22・23合併号より連載中。

魔王を倒した勇者一行の後日譚を描くファンタジー

第2巻が発売された際に有野晋哉氏、浦井健治氏、江口雄也氏、小出祐介氏、近藤くみこさん、須賀健太氏、鈴木達央氏、豊崎愛生さんが本作にコメントを寄せている。

原作担当の山田先生の前作である『ぼっち博士とロボット少女の絶望的ユートピアの連載終了後、いくつかの読切のネームを描くもうまくいかず、担当編集者から、最初の受賞作が勇者・魔王物のコメディーだったことから、その方向でギャグを描いてみてはと提案したところ、いきなり『葬送のフリーレン』の第1話のネームが上がってきたという。

その後、作画担当をつけることになり、同じく担当していたアベにネームを見せたところ「描いてみたい」と反応があり、フリーレンのキャラ絵を描いてもらったところ、山田先生からも「この方ならお願いしたい」と返答をもらったため、アベ先生が作画担当になった。

ちなみにマンガ大賞を受賞した2021年3月現在、山田・アベ両先生は一度も会ったことがないという。

本作のタイトルの由来は、山田先生が考えたタイトル案がありながら、編集部でも検討をし、編集部会議で「いいタイトルが決まったら自腹で賞金1万円出します」と担当編集者が募ったところ、副編集長が出したタイトル案の中に『葬送のフリーレン』があり、最終的に山田・アベ両先生に決めてもらい現在の題名となった。

2022年9月に単行本9巻が発売、ほぼ同時にアニメ化が発表され、同年11月に展開媒体がテレビアニメであることが発表された。

アニメ放送前の時点で単行本の累計発行部数は1000万部。

2023年10月時点で単行本の累計発行部数は1100万部を突破している。

第14回マンガ大賞、第25回手塚治虫文化賞新生賞受賞作。

 

 

葬送のフリーレン(1) (少年サンデーコミックス)

葬送のフリーレン(1) (少年サンデーコミックス)

 

 

 

テレビアニメ『葬送のフリーレン』

 

 

山田鐘人(原作)、アベツカサ(作画)両先生による同名漫画を原作としたアニメ作品。

2023年9月より日本テレビ系列ほかにて連続2クールで放送中。

初回(第1話 - 第4話)は『初回2時間スペシャル〜旅立ちの章〜』として2023年9月29日に、「金曜ロードショー」枠にて異例の2時間スペシャルとして放送された。

第5話以降は同系列の新アニメ枠である「FRIDAY ANIME NIGHT」枠ほかにて10月6日より放送されている。

 

 

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ミニアニメ『葬送のフリーレン 〜●●の魔法〜』

 

ミニアニメ『葬送のフリーレン 〜●●の魔法〜』が、2023年10月11日より公式YouTubeTOHO animationチャンネル」、X(旧Twitter)、TikTok不定期配信されている。

 

 

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あらすじ

 

 

魔王を倒して王都に凱旋した勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンら勇者パーティー4人は、10年間もの旅路を終えて感慨にふけっていたが、1000年は軽く生きる長命種のエルフであるフリーレンにとって、その旅はきわめて短いものであった。

そして、50年に一度降るという「半世紀(エーラ)流星」を見た4人は、次回もそれを見る約束を交わしてパーティーを解散する。

50年後、すっかり年老いたヒンメルと再会したフリーレンは、ハイターやアイゼンとも連れ立って再び流星群を観賞する。

まもなくヒンメルは亡くなるが、彼の葬儀でフリーレンは自分がヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。

その悲しみに困惑したフリーレンは、人間を知るためと魔法収集のために旅に出る。

それから20年後、フリーレンは老い先短いハイターを訪ねる。

ハイターは魔導書の解読と戦災孤児のフェルンを弟子にすることをフリーレンに依頼。

4年後、フリーレンは魔導書の解読を終え、フェルンは1人前の魔法使いとなる。

ハイターを看取った2人は諸国を巡る旅に出る。

 

 


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登場人物

※2023年11月第10話現在

 

 

フリーレン一行

 

フリーレン

声 - 種﨑敦美

 

本作の主人公。

魔王を討伐した勇者パーティーの魔法使い。

見た目は少女だが長命なエルフ族の生まれで、既に1000年以上の歳月を生き続けている。

人間とは時間の感覚が大きく異なるため、数ヵ月や時には数年単位の作業を全く苦に思わず、ヒンメルを始めとしたかつての仲間との再会も50年の月日が経ってからのことだった。

ヒンメルが天寿を全うしてこの世を去ったことを機に、これまでに自分にとってはわずか10年足らずの旅の中で彼の人となりを詳しく知ろうともしなかったことを深く後悔し、趣味の魔法収集を兼ねて人間を知るための旅を始める。

1000年以上昔、故郷であるエルフの集落が魔族に襲われ死にかけた際に大魔法使いフランメに助けられ、彼女の弟子になる。

師匠のフランメからは闘いの技術や魔力制御の方法を伝授された。

天才的な資質に加えて1000年以上に渡り魔法を研鑽したため、魔法使いとしての実力は極めて強大で圧倒的な魔力を誇る。

加えてその魔力をほぼ完全に隠匿する技術を習得しており、魔族に自身の実力を過小評価させ隙を突く戦法を得意とする。

その実力は魔王亡き後の現在の魔族を弱いと感じ、七崩賢の1人である断頭台のアウラですら難なく倒すほど。

歴史上で最も多くの魔族を葬り去った魔法使いとして「葬送のフリーレン」の異名を持ち、魔族から恐れられている。

ただし、魔法の欠点や敗北経験が全くない訳でもない。

服が透けて見える魔法やかき氷を作る魔法など、およそ役に立たない魔法を収集するのが趣味で、そうした魔導書を対価に仕事を引き受けたりもする。

再会したハイターの差し金で人間のフェルンを弟子にとって以降は彼女と共に旅をしている。

性格はドライで厳しい一面もあるが、普段はやさしく面倒見も悪くない。

また、エルフであるが故に人間の気持ちに対して鈍感であり、人との接し方はやや不器用である。

朝は苦手なのか寝坊は日常茶飯事であり、たまに早起きした場合はフェルンに驚かれ、褒めて貰う。

故郷と仲間を奪われた過去ゆえ、感情的にこそならないものの魔族に対する深い憎しみを抱いており、魔族との敵対時には一切容赦しない。

「人間の言葉で人間を欺き人間の言葉が通じない猛獣」という魔族の本質を理解しているからでもあり、人間に絡んでいる相手が魔族だとみるや否や周囲の状況を一切顧みず問答無用で葬り去ろうとさえする。

「歴史上で最もダンジョンを攻略したパーティーの魔法使い」と自称するだけあり、ダンジョンには詳しい。

道中で宝箱を発見するとその中身に異常なまでの興味を示し、判別魔法によりそれが99%の確率でミミック(宝箱に化けた魔物)だとしても、残り1%の可能性に賭けて宝箱を開ける。

そのせいで、過去には幾度となくミミックに食べられそうになった。

 

 

フェルン

声 - 市ノ瀬加那

 

現時点でフリーレン唯一の弟子である人間の少女。

南側諸国の戦災孤児だったが、両親を失い絶望して飛び降り自殺を図ろうとした所を勇者パーティーの僧侶ハイターに助けられる。

幼少期をハイターの元で過ごしながら、「一人で生きていける力」を得る為に魔法の修行を始める。

その後、9歳の頃にハイターを訪ねてきたフリーレンと出会って彼女に魔法の教えを請い、4年間の修業を経て一人前の魔法使いに成長する。

ハイターの死後、15歳の頃にフリーレンの弟子として共に旅立つ。

フリーレンのことを師として尊敬し慕ってはいるものの、人間であるためエルフの彼女とは時間の感覚がズレており、長期滞在に辟易したりすることもある。

また、フリーレンの散財を戒めたり、私生活がだらしのない彼女の面倒を見るうちに、自分のやっていることが完全に「お母さん」であることに気付いたりと、気苦労も多い。

フリーレンに似てあまり感情を表に出さず、怒った時も静かに不機嫌になるので却ってフリーレンやシュタルクを畏れさせている。

発言も結構辛辣で、特にシュタルクには容赦無い。

甘いものが好きなようで、食事のシーンでは甘味を食べていることが多い。

幼少期より多くの研鑽を積み、彼女に出会ったばかりのフリーレンが「卓越した魔力の操作技術」と驚くほどの素養を身に着けている。

さらにフリーレンの指導の下で素質を開花させ、史上最年少で三級魔法使いの試験にトップの成績で合格しており、後にゼンゼに「その若さで君ほど優秀な魔法使いは見たことが無い」とも評された。

また、大魔法使いゼーリエの魔力の「揺らぎ」を見破って弟子にスカウトされるなど、その才覚は桁外れと思われる。

その魔力の操作技術、魔族の力をもってしても探知されにくい魔力隠密のほか、フリーレンから「私よりも魔法を撃つのが早い」と評される速射技術、大量の攻撃魔法を一度に操る技術、魔族の魔力探知範囲外からの超長距離射撃の技術も持っており戦闘能力も高い。

戦闘で使用するのは一般攻撃魔法(魔族を殺す魔法)と防御魔法のみだが、その卓越した技術により格上の魔族に勝利を収めている。

フリーレン譲りの「魔族を油断させて倒す戦法」も会得しており、七崩賢の1人「断頭台のアウラ」の配下「首切り役人」の1人を魔力の秘匿と魔法の速射技術との複合によって打倒した。

 

 

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シュタルク

声 - 小林千晃、清都ありさ(幼少期)

 

勇者パーティーの戦士アイゼンの弟子である少年で、師匠と同じく斧使い。

極端なビビり屋で自分に自信が無いなど情けない性格が目立つものの、実際は巨大な断崖に斧で亀裂を作るほどの実力者。

師匠と喧嘩別れをした後、紅鏡竜の脅威にさらされた村に3年程度滞在していた。

アイゼンがフリーレンに仲間としてシュタルクを薦める。

本人に自覚はなかったが、紅鏡竜を一撃の下に倒す能力を発揮し、彼女達の旅に同行することとなった。

中央諸国クレ地方にあった戦士の村出身で、幼い頃は魔物とまともに戦えない失敗作だと父親から見下されていたが、兄のシュトルツだけは彼を認めていた。

「俺の弟子はとんでもない戦士になる」とアイゼンに言わしめさせるほどの素質を持つ。

修行の成果か素養からか尋常ならざる頑強さを持ち、フェルンから化け物かと疑われることもあるが、間違いなく純粋な人間であるため、時間の感覚はフェルンと同じ。

彼女からは「シュタルク様」と呼ばれているが、落ち着かないためやめて欲しいと思っている。

フェルンが「服が透けて見える魔法」で彼の下半身を見たところ、「ちっさ」との感想を漏らした。

好物はハンバーグ。

年齢より子供っぽい所があり、女性の扱いは不得手。

親しみやすく誰にでも慕われる人柄であるが、特に変な人に好かれやすい。

 

勇者一行

 

ヒンメル

声 - 岡本信彦

 

フリーレン、ハイター、アイゼンと共に魔王を討伐した勇者であり、種族は人間。

仲間を率い、10年の歳月を掛けて目的を完遂した。

その偉業や数々の功績から、各地に銅像が建てられ、英雄の如く広く存在を知られている。

人格者ではあるがナルシストな一面もあり、銅像のモデルとなった際は細かく注文を出すなどしている。

旅を始める際に王様にため口を利いたため、危うく処刑されそうになったりと、残念な一面もある。

これからのフリーレンの人生を「想像もできないほど、長いものになる」といい、後日の再会を約束するも、彼女が次に訪れたのは50年後のヒンメルの晩年だった。

「たった10年一緒に旅をしただけ」の彼の死がフリーレンに与えた影響は大きく、彼のことを知ろうとしなかったことで大きな後悔の念を抱かせることとなった。

フリーレンと初対面の際に彼女の強さを直感で見抜き、冒険の仲間としてスカウトした。

魔族の本質を知らなかった為にフリーレンの忠告を無視して人を食った魔族の少女を見逃したことがあるが、後に彼女がまた人を殺めたと言う苦い経験をする。

また、勇者のみが抜ける「勇者の剣」がある里を訪れた際はそれに挑戦するも、結局抜くことは出来なかった。

だが、「偽物の勇者でもかまわない、魔王を倒せば偽物でも本物でも関係ない」と話して実際にそれを成し遂げ、フリーレンも彼を「あんな剣が無くてもヒンメルは本物の勇者」だと評し、剣が抜けなかったという一件は秘匿された。

困った人を決して見捨てない性格で、その生涯をかけて人助けに奔走したようである。

死後も作中での存在感は大きく、フリーレンの回想の中で度々その勇者ぶりが振り返られていく。

かつてフリーレンに恋心を抱いていたと思わせるようなエピソードも多い。

幼い頃に森で道に迷った時にフリーレンと出会っており、花畑の魔法を見せてもらったことがある。

エルフであるがゆえにはるかに長命である彼女の未来を慮って銅像に細かく注文をしたり、故郷を魔族に奪われて孤独に生きてきた彼女の孤独を思いやったりと、何かとフリーレンを気にかけていた。

 

 

ハイター

声 - 東地宏樹

 

勇者パーティーの僧侶であり、種族は人間。

戦災孤児で、ヒンメルとは同じ村で幼少期を過ごした幼馴染同士。

魔王討伐の旅を終え後年は聖都の司教となり、偉大な僧侶として人々の尊敬を集めた。

穏やかで明るい性格だが、お酒が大好きな生臭坊主。

大酒飲みであったにも関わらず、ヒンメルの死後も20年以上に渡り生き続けるなど人間としてはかなりの長寿を保った。

但し、晩年は体調を崩したこともあって酒を絶った模様。

最晩年、戦災孤児であるフェルンを引き取り、訪ねてきたフリーレンにちょっとした謀を仕掛けてフェルンを彼女の弟子として託すことで、自分の死後の悩みを解決した。

かつては自身が孤児だったことから、孤児院の復興資金を自ら出すなどしたこともあった。

その存在は、フェルンにとって「育ての親」として死後も大切なものとなっている。

 

 

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アイゼン

声 - 上田燿司

 

勇者パーティーの戦士。

エルフほどではないが人間よりは遥かに長命のドワーフ族で、ヒンメルやハイターの死後も容姿の変化があまり見られない。

体が非常に頑強であり、過去に竜を昏倒させるほどの猛毒の矢を受けても平気でいたり、自由落下程度ならどんな高さから落ちても無傷な姿を見せた際はハイターをドン引きさせた。

しかし、肉体的には着実に老化しており、ヒンメルの死後、前衛として旅に同行して欲しいとフリーレンに請われた際は「もう斧を振れる歳じゃない」と断っている。

家族を魔族に殺された過去や「死後に魂が行きつく先は無である」というドワーフ族独特の死生観の影響からか、かつてはヒンメルと共に歩んだどこかおちゃらけた旅の道行きを「くだらない」と切って捨てることも多かったが、魔王討伐後はハイターと文通をしたり、ヒンメルの葬儀で見せたフリーレンの姿に二人の関係を可哀想に思うなど仲間想いの一面を見せており、オレオール(魂の眠る地)でフリーレンとヒンメルが再会できることを願っている。

ヒンメルの死後にシュタルクを弟子とし育て上げるも、些細な行き違いから出奔された。

 

 

その他

 

クラフト

声 - 子安武人

 

シュヴェア山脈に向かう途中、デッケ地方の避難小屋でフリーレン一行が出会ったエルフの男。

同族(フリーレン)に出会ったのは300年ぶりとのこと。

小屋内で半裸でスクワットしていた姿をフェルンに目撃され、変質者と間違われた。

その後、吹雪で低体温のシュタルクを暖めて救い、長い冬を越すために半年間フリーレン達と過ごす。

フリーレンとは女神を信仰しているという身の上話を交わし、今生の別れとは思わないと告げて去った。

現在の職業は武道僧(モンク)。

遥か昔に世界を救う偉業を成した英雄であったことが示唆され、石像も立てられている

 

 

フランメ

声 - 田中敦子

 

魔法史に登場する伝説の大魔法使いであり、人類の魔法の開祖。

今ではおとぎ話の人物とも言われて存在すら疑われているが1000年ほど前に実在しており、その唯一の弟子がフリーレンとされる。

また、エルフの大魔法使いゼーリエの弟子でもある。

これまでに発見されている彼女の魔導書はことごとく偽物とされる。

過去に魔王の命令でエルフの集落が襲撃された際、一人生き残ったフリーレンを保護した。

当時は魔王軍の将軍より強い追っ手を瞬殺するほどの実力者で、フリーレンからは自分より遙かに強い魔法使いだと見抜かれている。

フリーレン同様に魔族を憎んでおり、彼女に魔力を制限し相手を油断させて殺すという戦闘方法を教授し、一生掛けて魔族を欺けと伝えた。

一番好きな魔法は「綺麗な花畑を出す魔法」とのこと。

生前に手記を書き、フォル盆地のどこかに遺した。

それを探し出して読んだフリーレン一行は、魂の眠る地(オレオール)を目指すことになる。

 

 

 

主題歌

 

 

  • YOASOBI「勇者」

作詞・作曲・編曲:Ayase

 

YOASOBIによるオープニングテーマ。

 

 

勇者

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  • milet「bliss」

作詞:milet、作曲・編曲:Evan Call


miletによる初回(第1話 - 第4話)特別エンディングテーマ、第11話挿入歌。

 

 


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  • milet「Anytime Anywhere」

作詞:milet、作曲:milet・野村陽一郎・中村泰輔、編曲:Evan Call


miletによるエンディングテーマ。

 

 

Anytime Anywhere

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葬送のフリーレン: OP & ED

葬送のフリーレン: OP & ED

 

 

 

 

 

 

 

観れば観るほどに強くなる名作感 その魅力と人気の秘密を徹底考察

 

 

放送が開始間もなくして、すでに名作の呼び声高い『葬送のフリーレン』

ヒンメルたちと笑い合った "くだらない旅" の愛おしさを再確認し続けるフリーレンの

トータルで面白いと感じる作品は数あれど、ハズレ回なく全話面白い作品というのはなかなかお目にかかれない。

なぜ『葬送にフリーレン』に、著者がこれほどまでハマっているのか。

まだ始まったばかりだというのに、早速考察してみた。

 

 

人助けの対価として得てきた "くだらない魔法" のあたたかさ

 

フリーレンが趣味で集めている "くだらない魔法" 。

例を挙げるとこんな感じ。

花畑を出す魔法、温かいお茶が出てくる魔法、銅像の錆を綺麗に取る魔法、甘い葡萄を酸っぱい葡萄に変える魔法、服が透けて見える魔法、底なし沼から引っこ抜く魔法、失くした装飾品を探す魔法、カビを消滅させる魔法、しつこい油汚れを取る魔法、卵を割ったときに殻が入らなくなる魔法、早口言葉を嚙まずに言えるようになる魔法、パンケーキを上手にひっくり返す魔法、背中の痒い部分を掻く魔法、赤リンゴを青リンゴに変える魔法。

「しつこい油汚れを取る魔法」や「カビを消滅させる魔法」のような生活に役立ちそうなものから、「甘い葡萄を酸っぱい葡萄に変える魔法」のような用途があまりに限られたもの、「パンケーキを上手にひっくり返す魔法」や「背中の痒い部分を掻く魔法」などの "魔法を使うほどのことか?" と疑問符がつくものまで、その内容は様々だ。

そして物語が進行するにつれて、どうしてフリーレンが "くだらない魔法" の収集にこだわるのか、その理由が徐々に明らかになっていく。

劇中ではフリーレン自ら「"くだらない魔法" を褒めてくれた人(=勇者一行=特にヒンメル)がいたから」と言っていて、理由は事実その通りなのだろう。

しかし、描かれるその理由の裏付け方には実に驚かされる。

例えばかなり序盤で登場する「甘い葡萄を酸っぱい葡萄に変える魔法」。

せっかくの甘い葡萄を、なぜわざわざ酸っぱい葡萄に変えるのかと疑問に思った人も多かっただろう。

著者もそのひとりだ。

しかし後にアイゼンの好物が酸っぱい葡萄、特に酸っぱければ酸っぱいほど良いことが判明し、その伏線の張り方の妙に非常に驚き感服した。

「花畑を出す魔法」も序盤で登場する "くだらない魔法" のひとつ。

勇者一行、特におじさん二人(ハイターとアイゼン)が喜ぶ姿がやたらと印象的で、視聴者にはフリーレンが "くだらない魔法" を収集しているのは彼らのためだと印象付けるシーンでもある。

しかし第10話「強い魔法使い」で、その印象は気持ちよく覆される。

第10話では、「花畑を出す魔法」がヒンメルから教えてもらった魔法だということが判明する。

そしてその花畑が、もともとはヒンメルのお墓を飾るためのものだったという事実も…。

このように『葬送のフリーレン』では、一見無意味かと思われる行動にも必ず何らかの理由があり、その理由の明かし方が非常に秀逸なのである。

これだけでも名作たる所以ではあるが、『葬送のフリーレン』の凄いところはその先にある。

魔法、または魔法使いがテーマの作品の物語は、大体がバトルモノだと相場は決まっている。

それがどんな作品でも大抵バトルシーンが主、メインシナリオになっていく。

修行して、強くなって、闘って、また修行して。

この繰り返しだ。

もちろん本作にもバトルシーンがないわけではない。

しかし『葬送のフリーレン』でのバトルシーンは言うなればむしろ脇役、サブエピソードに過ぎないような気がする。

それが理由にフリーレンは強力な攻撃魔法を展開する時より、魔法の研究に勤しんでいる時の方が生き生きとしているようにみえる。

強いフリーレンの姿より、ヒンメルたちと笑い合った "くだらない旅" の愛おしさを再確認し続けるフリーレンの姿の方がたまらなく愛おしくみえるのだ。

第10話「強い魔法使い」で、アウラを仕留めた時のフリーレンの哀しげな表情があまりに印象的で胸を打った。

そんな魅せ方のせいなのか、本作では見栄えが良い派手で強力な攻撃魔法よりも、どうしようもなく "くだらない魔法" を観ている方が遥かに面白いと感じられる。

勇者一行の描写に関しても、勇者を名乗り魔王を倒しているにもかかわらず、そのバトルシーンは皆無に近い。

それ即ち派手なバトルシーンのハラハラ感なんかがなくても、日常シーンだけで十分楽しめているということになる。

これってかなり凄いこと。

『葬送のフリーレン』の人気の秘密のひとつは通常エピソードの面白さ。

そんなところに魅力があるように思う。

 

 

新時代の "勧善懲悪" 作品

 

フリーレンの師匠フランメは「人に良く似た姿をし、人の言葉を話し、人を欺く人食いの魔物」を魔族と定義付けた。

本作における魔族とは敵性種族の代表格に位置づけられる存在であり、強大な力を持つ天性の魔法使いであり、魔王が滅んだ今なお人類を苦しめ続けている。

魔族をテーマに取り扱う作品は数多あれど、本作ほど徹頭徹尾、魔族を懲悪として扱う作品は非常に稀である。

著者の拙い知識と記憶の中ではまずない。

どんな作品でも、敵性キャラの中には必ずひとりぐらい良い奴がいたりする。

敵だって悪い奴ばかりではないというのが定石で、昔の作品、特にヒーローモノでは当たり前だった勧善懲悪という概念はもはや存在しないとばかり思っていた。

何より勧善懲悪という非現実的な子供騙しは、今の時代にそぐわないのだ。

だが本作での魔族の描き方は、勧善懲悪のそれであった。

人に良く似た姿をし、人の言葉を話すが故に、心情的に心のどこかで性善説を信じてしまう。

心のどこかで本当は良い奴だったりするのではないかと信じてしまう。

しかし本作での魔族は、そのことごとくを淡々と裏切り穏やかに人を欺く。

この裏切りが実に新鮮で、著者はこの描写からアニメの新時代を感じざるを得ないのだ。

もしかしたら廃れたとばかり思っていた勧善懲悪の概念は、時代が巡り今や最先端になっているのかもしれない。

 

 

物語の随所に垣間見える日本人の美学

 

前述した勧善懲悪で古き良き日本を感じたが、フリーレンのスタイルからも古き良き日本人を感じることができる。

フリーレンは感情をなかなか表に出さない。

秘密主義とまではいかないまでも、無駄なことは喋らない。

言うなれば "秘すれば花" というスタンスで一貫している。

"秘すれば花" とは、【秘めるからこそ花になる、秘めねば花の価値は失せてしまうという意味。また、隠すということの中にこそ感動がある、ということ。隠し事はよくないかもしれないが、隠しておいたほういいこと、黙っていたほうがいいことというのは確かにあって、それが物事の価値を実は決めていることもある】ということで、室町時代の能の役者・作者である世阿弥能楽論書「風姿花伝」が出典元の考え方だ。

要するに昔の日本人の美学だといえる。

昔の日本人は、口が災いの元だということをよく知っていたのだ。

そして本作物語からは、この "秘すれば花" の精神がヒシヒシと感じられる。

その最たる例が第10話「強い魔法使い」の一幕。

魔力を隠そうとしない魔族に対して、魔力を制御し魔族を欺こうとするフリーレン。

フリーレンは自らの本当の能力を秘することで勝利を得るが、その勝利よりそこまでのプロセスの方が何倍も感動的に感じられた。

努力は隠すものでひけらかすものではない。

そんなメッセージが込められているようだった。

同時にそれは日本社会の今昔のようでもあり、自己顕示欲に従う魔族と己が優れた能力をひた隠したフリーレンの対比の描写はその暗喩のようであった。

また別の観点では、ヒンメルやハイターやアイゼンのフリーレンとの関わり方に "察しと思いやり" の精神を感じたりもする。

フリーレンが「嫌味な奴だ」と憎まれ口を叩きながらも、フランメを今だに先生と呼んでいることも、本音と建前を遣い熟した昔の日本人のようである。

このように本作には、昔の日本人の美学や考え方が色濃く反映されているように思う。

もしかしたらそんなところが、我々日本人の深層心理の中で心の琴線に触れているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

〈おまけ:1〉声に対する強いこだわり

 

 

本作では声優さんに対する起用法と演出に強いこだわりを感じる。

特に感じる強いこだわりは、声優さんの個性をわざわざあえて消しているのではないだろうかということ。

フリーレン役を演じる種崎敦美さんを筆頭に、ヒンメル・ハイター・アイゼン・フェルンなどからも特別な個性を感じることが非常に少ない。

ジョジョでのDIOBASTARD!!でのダイ=アモンといった狂人を見事演じてみせた著者的狂人役日本一の子安武人氏ですら、本作ではその片鱗をほとんどみせていない。

あえて個性を消すことで印象は逆に強くなっていく不思議な感覚。

本作声優陣の落ち着いた声は物語の世界観も見事に演出しており、その辺りにも人気の秘密があるのかもしれない。

 

 

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〈おまけ:2〉作画が凄い

 

 

最近の作品は作画がすこぶる美しい。

昔のアニメでよくみた作画崩壊なんて、今ではほとんどみることがなくなった。

しかし本作の作画へのこだわりは、他の作品とはどこか違うような気がする。

とにかく細かい描写に非常にこだわっている。

特に髪を直す仕草や上着を羽織る仕草、スカートを抑えて座る仕草など、人の動作に関する作画が凄すぎて驚く。

また映像の魅せ方も秀逸。

通常モードの作画について特筆することはほとんどないが、例えば一瞬アップになった時の表情など特別魅せたいシーンの作画は段違いの神作画レベル。

あまりに一瞬のことだから気にしていない人も多いかもしれないが、感覚的な違和感はおそらく感じているはず。

リピート視聴の際には、是非作画にも注目して観てもらいたい。

その魅せ方は感動レベル。

 

 


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