アニメ
シャングリラ・フロンティア
『シャングリラ・フロンティア』とは
コミカライズ版を原作としたテレビアニメ『シャングリラ・フロンティア』が、2023年10月1日より毎日放送・TBS系列「日5」枠にて連続2クールで放送中。
ナレーションはサイガ-0 / 斎賀玲役の和氣あず未さん。
『シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜』
『シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜』は、硬梨菜先生による日本のオンライン小説。
小説投稿サイト「小説家になろう」にて2017年5月19日より連載中。
書籍化を経ずにコミカライズ化されるというメディアミックス展開が行われており、アニメ化も決定した。
2020年7月15日発売の「週刊少年マガジン」(講談社)2020年第33号より不二涼介先生によるコミカライズ版が連載中。
ディスプレイを使用するゲームがレトロゲームに分類され、フルダイブ型VRゲームが一般的になった近未来を舞台に主人公が「シャングリラ・フロンティア」をプレイしていく模様を描く。
未書籍化ながら原作小説はライトノベルであることが周知されている少し珍しい作品である。
コミカライズ版第1話を掲載した「週刊少年マガジン」2020年第33号は史上初の読者アンケート4冠を達成し、また「マガジン」の実売が1.5%増加、10代〜20代の新規読者が30%増加、また連載13話目である2020年第46号において「マガジン」表紙、及び巻頭カラーに抜擢された。
2023年10月時点で、累計部数は550万部を突破している。
「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」では11位を受賞。
2021年6月には「第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」にて4位受賞。
2021年8月、「次にくるマンガ大賞2021 コミックス部門」にて5位受賞。 同年4月、第46回「講談社漫画賞」少年部門の最終候補に選出。
2021年3月には本作の漫画が『転生したらスライムだった件』とコラボし、描きおろしイラストが公開された。
2022年7月にテレビアニメ化とゲーム化が発表された。
テレビアニメは2023年10月より放送。
2023年5月、第47回「講談社漫画賞」少年部門を受賞。
シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~(1) (週刊少年マガジンコミックス)
あらすじ
フルダイブ型VRゲームが主流となった近未来。
向上した映像技術にシステム面が追い付いていない、いわゆる「クソゲー」と呼ばれるゲームが数多くリリースされていた。
そんな通常ならば忌み嫌われるクソゲーをこよなく愛するクソゲーハンター・陽務楽郎は、特大のクソゲー「フェアリア・クロニクル・オンライン」、通称「フェアクソ」をクリアし、一種の燃え尽き症候群になっていた。
そんな中、行きつけのゲームショップ「ROCKROLL」の店主に勧められるがまま、クソゲーの対極に位置し「神ゲー」と評されている、登録者数3000万人のフルダイブVRゲーム「シャングリラ・フロンティア」(シャンフロ)を購入。
プレイヤーキャラクター・サンラクとしてシャンフロの世界に足を踏み入れる。
登場人物
サンラク / 陽務 楽郎(ひづとめ らくろう)
声 - 内田雄馬
本作の主人公。
数年間クソゲー以外のゲームをプレイしないほどの重度のクソゲーマニアである男子高校生。
その時々のテンションでパフォーマンスが上下するテンションモンスターで、テンションが高いと人並みはずれた集中力に反応速度、数々のクソゲーで培った理不尽耐性と磨き抜かれたプレイヤースキルを発揮して人力TASじみた驚異的なパフォーマンスを実現する。
多様なジャンルのクソゲーをプレイした経験から大抵のことには寛容な精神を示し、周囲から時折「外道」と呼ばれるほど冷徹な思考をすることも多い。
一方でゲーマーとして一定の良識も持ち合わせており、高難易度なステージでも正攻法での攻略を好んでいる。
プレイするゲームのキャラ名は「サンラク」で統一している(本名から「陽楽」の2文字を抜粋し、陽を太陽のSUNに置き換え)。
ゲーム序盤で夜襲のリュカオーンと遭遇し、善戦したことで「リュカオーンの呪い」が付与されるフラグを達成。
これによりユニークシナリオ「兎の国からの招待」を発生させ、ゲーム中初めてヴォーパルバニーの国「ラビッツ」に正式に招かれる。
その後は他のプレイヤーがほとんど出入りできないラビッツを拠点とし、ゲーム内各地を神出鬼没で様々な偉業を成し遂げる謎の人物として有名人となり、他のプレイヤーからは「ツチノコ」という通称でUMA扱いされている。
サイガ-0 (サイガゼロ) / 斎賀 玲 (さいが れい)
声 - 和氣あず未
本作のヒロイン。
楽郎の高校での同級生で、地元で旧家として知られる斎賀家の三女。
言葉遣いも礼儀作法も正しい完璧超人で、校内でも有名な美少女。
剣術の大家である龍宮院家と親戚であるという武に深い縁を持つ家系で、三姉妹いずれも護身術として高いレベルで武術を習得している。
女性だがゲーム内では大柄で筋肉質な男性アバターを用いる。
シャンフロで最高瞬間火力を出したプレイヤーに贈られる称号【最大火力】保持者。
元は実姉であるサイガ-100の誘いで加わった黒狼の有力メンバーだったが、サンラクのいる旅狼への移籍を宣言し、両クランの代表メンバーによる対人戦に勝利した旅狼への移籍が認められる。
中学生時代から楽郎に思いを寄せており、楽郎と共通の話題を持つべく彼の行きつけのゲーム店「ROCKROLL」で様々なクソゲーを購入するが、あまりの難易度に阻まれクリアできずにいたため、それを見かねた店主の岩巻真奈(声 - 庄司宇芽香)が仲を取り持とうと楽郎にシャンフロを薦めた経緯がある。
しかし、楽郎のプレイスタイルがあまりにも常道を外れていてなかなか会えない上に、リアルでもゲーム内でも楽郎に積極的に喋りかけることができない奥手な性格のため、作品ヒロインでありながら彼との関係進展は非常に遅々としたものになっている。
設定は流行りであり王道
本作は「〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜」という、原作副題通りの内容。
オープンワールドのフルダイブ型VRゲームで、クソゲーハンターならではの破茶滅茶な攻略が魅力の作品。
また、オープンワールドのフルダイブ型VRゲームの特性上、異世界転生的な要素も味わえる近年の流行りの王道設定である。
ただ流行りであり王道である以上、ある程度の既視感はどうしても否めない。
劇中ゲーム「シャングリラ・フロンティア」の大枠は名作『ソードアート・オンライン』を、イベントやスキルなど細かい部分に関してはこれまた名作『転生したらスライムだった件』のユニークスキル要素を彷彿とさせる。
同等スペックのゲームが実際にプレイできない現状では…
本作の面白さはオープンワールドのゲームならではの裏技的要素に集中している。
そして劇中ゲーム「シャングリラ・フロンティア」は、オープンワールドで好き勝手にプレイできるのが魅力。
前述した通り、主人公はセオリーを無視して破茶滅茶な攻略をしていくストーリーだが、果たして今ある実在のゲームでここまで作り込まれているものがあるかというと甚だ疑問。
リアリティに欠ける。
現実のオープンワールドのゲームで、果たして、そこまで裏技があるのかどうか…
同等スペックのゲームがプレイできない現在では、あの『ソードアート・オンライン』を超えることは難しいかも。
さらに、主人公がなかなか強くならないのも観ていてヤキモキする。
が、それなりには面白いし長い目でみるのが必要な作品だと思われる。
これからになって期待の作品だ。
ただひとつだけ、気に入らない点が。
タイトルフォントがあまりにダサすぎやしないだろうか。
遠い昔、ファミコンの、しかも相当マニアックなソフトのタイトルにみたようなこのダサいフォントは、なんとかならなかったのだろうか…。
それともこれは、あえて狙ったものなのか?
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