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ノーゲーム・ノーライフ
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- ただの異世界転生モノじゃなかった!?わかる人にしかわからないパクりぶりが癖になるコメディアニメ
ただの異世界転生モノじゃなかった!?わかる人にしかわからないパクりぶりが癖になるコメディアニメ
『ノーゲーム・ノーライフ』とは
『ノーゲーム・ノーライフ』は、榎宮祐先生によるライトノベル。
イラストも榎宮自身が手掛けている。
MF文庫J(メディアファクトリー→KADOKAWA)より2012年4月から刊行されている。
略称は「ノゲ」や「NGNL」、「ノゲラ」、「ノゲノラ」など様々なものがある。
“全てがゲームで決まる” という異世界に召喚された天才ゲーマー兄妹が一癖も二癖もあるゲームに挑み、奇想天外な方法を駆使して攻略していく様をコメディタッチで描いたゲームファンタジー小説。
漫画家・イラストレーターとして活躍する榎宮先生のライトノベル作家デビュー作で、本文・イラスト共に同一人物が手掛ける珍しい作品である。
いつも挿絵を描いている側だったため著者側のあとがきをいつか書いてみたいという想いが、本作の実現に至った。
元は漫画用に起こした原作で、別の人物が作画を担当する予定だった。
その人物の要望もあり、バトル漫画という要素が排除され、「バトル出来ないファンタジー世界」というコンセプトが生まれ、榎宮自身が仕事以外の全てを捧げているゲームを組み合わせることで神により闘争が禁じられ、“全てがゲームで決まる” 異世界の物語が構築された。
宝島社「『このライトノベルがすごい!』2013年版」にて作品部門ランキング16位、新作部門2位にランクイン、作品部門ランキングで2014年版10位、2015年版3位、2016年版6位となっている。
2021年8月時点で電子版を含めた全世界シリーズ累計発行部数は600万部を突破している。
メディアミックス展開として漫画版が『月刊コミックアライブ』2013年2月号から同年11月号まで連載され、休載を挟み2017年9月号から同年11月号まで連載された。
小説の第2巻と第3巻のエピソードを描く第二章『ノーゲーム・ノーライフ 第二章 東部連合編』が同誌2022年1月号から連載されている。
また2013年7月にはアニメ化が発表され、2014年4月より放送されている。
日本国外においては、小説が東立出版社(台湾)より、漫画が尖端出版(台湾)よりそれぞれ翻訳版が刊行されている。
2014年12月から漫画と小説、同時にNewPOP Editoraがブラジル版を刊行している。
アニメ劇場版がMF文庫J夏の学園祭2016で発表され、2017年7月に公開された。
ノーゲーム・ノーライフ 1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです (MF文庫J)
アニメ『ノーゲーム・ノーライフ』
2014年4月から6月まで放送された。
2013年7月28日に行われた『MF文庫J 夏の学園祭2013』にてアニメ化が発表された。
この他に4作品が併せてアニメ化を発表した。
また、発表に合わせて公式サイトも開設された。
内容は原作小説第3巻までを描く。
第1話および第3話には、日本チェス協会が協力としてクレジットされている。
第7話の劇中で使われた魔法陣の一部が無断使用であったとして、謝罪と共にBDとDVDでは該当箇所を修正することを発表している。
劇場版『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』
2017年7月15日に『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』のタイトルで公開。
全国61館にてスタートし178館まで拡大、興行収入7億円(2017年9月30日時点)を突破する大ヒットを記録。
日本国外でも上映が行われていた。
略称は「ノゲノラゼロ」や「ノゲゼロ」、「ノゲロ」などがある。
内容は原作小説の第6巻にあたり、6000年前の出来事を描く。
これが本編とは打って変わり、非常に泣ける作品となっている。
映画「 ノーゲーム・ノーライフ ゼロ 」通常版( イベントチケット優先販売申込券 ) [DVD]
十の盟約
【一つ】この世界におけるあらゆる殺傷、戦争、略奪を禁ずる
【二つ】争いは全てゲームにおける勝敗で解決するものとする
【三つ】ゲームには、相互が対等と判断したものを賭けて行われる
【四つ】"三" に反しない限り、ゲーム内容、賭けるものは一切を問わない
【五つ】ゲーム内容は、挑まれた方が決定権を有する
【六つ】"盟約に誓って" 行われた賭けは、絶対遵守される
【七つ】集団における争いは、全件代理者をたてるものとする
【八つ】ゲーム中の不正発覚は、敗北と見なす
【九つ】以上をもって神の名のもと絶対不変のルールとする
【十】みんななかよくプレイしましょう
あらすじ
『 』(くうはく)――それはあらゆるゲームで連勝を重ね、チート、アシストツールなどどんな手段を使っても勝てないとされる天才ゲーマーの名前であった。
あらゆるゲームで無敗の記録を持つことから一部では都市伝説とされている。
その『 』の正体である空と白はある日、「生まれてくる世界を間違えたと感じたことはないか」と書かれたメールを受け取る。
世界を「クソゲー」と呼ぶ『 』の答えを聞いたメールの送り主・テトは『 』を自分の世界へ召喚した。
そこは知性ありしモノと主張する【十六種族】と世界の絶対法則【十の盟約】の下に、『 』が夢見ていた、この世の全てが単純なゲームで決まる世界――盤上の輪廻(ディスボード)だった。
〈盤上の輪廻(ディスボード)〉の登場人物
『 』(くうはく)
「『 』に敗北はない」と「ゲームは始める前に終わっている」が信条であり、あらゆるゲームで無敗を誇り、ツールアシスト、チートを使っても勝てないとされる都市伝説にまでなった最強のゲーマー。
その正体は空と白の2人組の義兄妹。
唯一神テトにゲーム(ネットチェス)で勝ったことによって異世界へと召喚される。
一人では他者とのコミュニケーションがほぼ不可能なほどのコミュ障なので、いつもお互いが認識できる(物理的な)範囲にいる。
280を超えるゲームで頂点に立ったが、『リアル人生ゲーム』と『リアル恋愛ゲーム』の2つだけはルールも理解できずまともにプレイしたことがない。
またドラッグオンド○グーンには深甚なトラウマを持っている。
一度、ゲームでえげつない手を使い勝利した相手から住所を特定され大急ぎで引っ越した経験もある。
また、初期の頃はゲームセンターにクレーンゲームをしに行くなど全く外出をしていなかったわけではない。
既に亡くなっている両親たちにも疎まれていた。
現在はエルキアの国王・女王で人類種の全権代理者。
ジブリール曰く、“構造上は確かに人類種” だが、ディスボードの生物なら遍く体内に宿しているはずの精霊が “一切” 感知できず、それをもってジブリールは2人を “未知” と定義している。
対神霊種戦の中で、『大戦』を再現した “戦略シミュレーションゲーム” をジブリールに仕掛けられた際、敗者が死ぬルールにされてしまい、誰も死なせないための方法を選んだことで初の敗北を喫している。
文字通りの「世界一のゲーマー」の座をめぐるゲームを唯一神であるテトと行うため、多種族国家の同盟である “エルキア連邦” の形成を行っている。
“人類種(イマニティ)”
種の駒はキング。
【十六種族】の中で唯一創られることも望まれることもなく、自力で進化してきた知的生命。
位階序列では最下位にあたる十六位。
身体能力も低く、魔法を使えず感知する力もないため、他の種族全てから蔑みの対象になっている。
全てがゲームで決まる世界・ディスボードは、かつて惑星規模の大戦乱がもう誰にも分からないほど長い間繰り広げられ続けていた。
その中、テトが星杯(スーニアスター)を手にし唯一神の座につき、世界は全てゲームで決まることを宣言、世界のシステムそのものを変更したことによって戦乱は終わり、現在の形になった歴史がある。
そのかつての大戦乱を『大戦』、テトの宣言を【十の盟約】と呼んでいるが、その【十の盟約】以後、人類種が知性ありと称する16の種族すなわち【十六種族】に入ることができたという事実は『大戦』最大の謎とされており、『大戦』後、世界に幾つもの人類種の国家が出来たことが語られているが、作中当初は唯一残された国はエルキア、しかも首都周辺しか領土がないというほどに追い詰められていた。
大戦時、種族としての名は無かったが、唯一神になったテトにより「免疫(immunity)」を意味する「イマニティ」と名付けられた。
“天翼種(フリューゲル)”
種の駒はクイーン。
位階序列六位。
「神に創られた、神を殺すための尖兵」であり、戦神アルトシュによって編まれた一種の魔法そのものでもある。
“森精種(エルフ)”
種の駒はルーク。
位階序列七位。
神霊種「カイナース」によって創られた。
“獣人種(ワービースト)”
種の駒はポーン。
位階序列十四位。
卓越した五感を持つ。
純粋な身体能力に限れば、全種族の中で最強。
“吸血種(ダンピール)”
位階序列十二位。
口には牙、背に蝙蝠のような小さな翼が生えている。
「隠密と幻惑」の魔法を得意とする。
“海棲種(セーレーン)”
位階序列十五位。
腿から下が魚の尾ひれになっており、海から長時間離れることができない。
そのため、海底都市「オーシェンド」に住んでいる。
“機凱種(エクスマキナ)”
位階序列十位。
生物ではなく、機械でできた種族。
太古の昔に不活性化した神霊種に創られた種族。
“地精種(ドワーフ)”
種族の駒はビショップ。
位階序列八位。
神霊種「オーケイン」によって創られた。
“妖精種(フェアリー)”
種の駒はポーン。
位階序列第九位。
愛神アルラムによって創造された種。
“神霊種(オールドデウス)”
位階序列一位。
概念が「神髄」を得て実体化したようなもの。
理論上無限に存在するが、活性化しなければ実在しない。
“龍精種(ドラゴニア)”
種の駒はナイト。
位階序列四位。
命を代償にして放つ「崩哮(ファークライ)」という攻撃を持つ。
“精霊種(エレメンタル)”
位階序列第三位。
本拠地は人類種のエルキア領の最東端からさらに東に行った湿った高原にある。
“妖魔種(デモニア)”
位階序列第十一位。
幻想種「魔王」によって創られた。
“巨人種(ギガント)”
位階序列第五位。
大戦時は地精種と同盟関係を結んだ。
ただのギャル系エロアニメではなかった
これ考えた人、天才かよ!?
見た目、ただのギャル系エロアニメとしか思えなかった。
その辺によくあるアニメだとばかり思っていた。
だが蓋を開けてみたらどうだ。
何を言っているのかすらわからないほど難解なゲーム内容は、意味不明を通り越して尊敬に値した。
原作はライトノベルであるが、もしかしたら原作者は文系ではなく理数脳の持ち主ではないだろうか。
科学と物理に精通していなければ書けない内容だ。
本作は見た目のギャル系エロアニメにあらず。
綿密に作り込まれた頭脳派アニメである。
ただし、ギャルとエロの要素も外すないことは言うまでもない。
パクりがヒドい(笑)
ジョジョをリスペクトしすぎ
『ノーゲーム・ノーライフ』は、言ってみれば異世界転生ものなのだが、この手のアニメには珍しく、とにかく他作品のパクりがヒドい。
特に『ジョジョの奇妙な冒険』へのリスペクトが凄く、細かいネタや大ネタまでパクりまくっている。
登場人物が突然「WRYYY※1」と叫んでみたり、主人公の画風が突然ジョジョ風に変わったかと思ったら、
「だが断る」
「この空白が最も好きなことのひとつは…
自分が絶対的優位にあると思っているやつに … "NO" と断ってやることだ!!」※2
と勝ち誇る。
しかも主人公は次の瞬間「一度は言ってみたいセリフ第4位、リアルに言えたな」と嬉々としている。
萌えキャラと出会った時には「キング・クリムゾン※3」と、兄妹揃って思わず叫んでしまう始末だ。
パクりはジョジョだけにとどまらない。
時にはポケットから便利道具を出して主人公を助けてくれる猫型ロボットのようになってみたり、一世を風靡した人気ゲームで有名な「異議あり!」と叫んでみたりと、あらゆるジャンルへパクりの触手を伸ばしている。
さすがに兄妹が手を取り「バ◯ス!」と叫んだ時はヒヤヒヤしたものだ。
よく考えてみたら「目がぁぁー目がぁぁー」というセリフも、ム◯カのパクりだったな。
まったく、天空のお城のネタはよくパクられる。
このように、これは明らか確信犯。
堂々とパクっているのだ。
だがそこが面白い。
やはりパクりの元ネタ探しは楽しいものだ。
アニメ好きにはこういうのがたまらない。
※1.第1〜3部のラスボスともいえるDIOの口癖(叫び声?)。
※2.ジョジョのクセが強い人気キャラクター岸辺露伴の名セリフ。「だが断る」だけで使用されることが多く、元ネタを知らない人さえいるほど一般にも流行った。
※3.第5部のラスボスであるディアボロのスタンド能力で「時間を消し飛ばす」ことができる。
類稀な色彩感覚と美麗な映像
本作は色彩感覚が実に素晴らしい。
それはまるでアニメシリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』を彷彿とさせるような鮮やかな色彩感覚だ。
例えるなら、空の色がピンクだったり黄色だったりと、制作陣のセンスの良さを伺わせる。
またゲーム(戦闘?)中の映像が秀逸だ。
アナログな世界観かと思えば、最新の電脳世界まで描かれており、その映像美たるや必見に値する。
萌キャラ・初瀬いづなのCV.は沢城みゆきさん!
大好きな声優さんの沢城みゆきさん。
『ルパン三世』での峰不二子役のように、色気のあるクールな女性を演じることが多い。
だが本作では、超萌キャラ・初瀬いづなの声を演じている。
近年の沢城みゆきさんからはまったくイメージできないであろう、ギャップ萌えの演技に大注目だ。
ただデビュー当時の沢城みゆきさんは、かなり萌キャラを演じていたのだとか。
だからオールドファンの目には、もしかしたら懐かしく映るのかもしれない。
それでも沢城みゆきさん好きで、本作を未視聴なら是非一度観てみてはいかがだろ。
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待ち焦がれるSeason.2
現在(2024年10月)はまだSeason.1と劇場版のゼロしか公開されていないが、物語の進捗は完結までまだまだ程遠い。
だがまさかあんないいところでSeason.1を終わらせて、あまつさえ劇場版まで制作しておきながら、後は放置なんて絶対にあり得ない。
あってはいけない。
一刻も早いSeason.2の発表を、心から望む。
少しヲタク要素も含んでいるが、このアニメはキッカケ次第で大流行する気がする。
今のうちに観ておくことを強くおすすめする。
ただエロさは間違いないので、やっぱり大流行は無理なのかも…
おまけに、パクりすぎているのかもしれない。
そのパクりがコンプライアンス的に引っかかっているのなら、Season.2は期待薄か…
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