劇場版アニメ
転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編
原初の七悪魔の一柱 "原初の紫(ヴィオレ)" 登場!
劇場アニメ『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』とは
劇場アニメ『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』が2022年11月25日に公開。
PG12指定。
テレビアニメ第2期第2部放送後の2021年9月21日に制作が発表され、同時にティザービジュアルと特報動画が公開された。
物語は原作の伏瀬先生による完全新作ストーリーとなる。
時間軸としては八星輝翔編と聖魔対立編の間にあった話。
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あらすじ
魔王達の宴(ワルプルギス)にて魔王クレイマンを゙倒し、8人の魔王;八星魔王(オクタグラム)の一人となったリムルは、自身が統治する国;魔国連邦(テンペスト)へと戻っていた。
そんな中、ベニマルらと同郷で兄貴分にあたる存在だった元大鬼(オーガ)族の鬼人(キジン)族ヒイロが、ラージャ小亜国の使者として魔国連邦へと訪れる。
ラージャはかつて金の採掘で栄えていたが、今はその繁栄は見る影もなく、 湖は鉱山毒に侵され、国は危機的状況に陥っていた。
その国の女王トワは、王家に代々伝わるティアラの魔力を使い、毒を取り除いて民を守っていたが、 その代償としてティアラにかけられた呪いを全身に受けてしまい、命を蝕まれていた。
ヒイロは、トワに命を救われ生き延びていて、以来彼女に仕えていた。
自分を救ってくれたトワとラージャ小亜国を守るため、 テンペストのリムルに助けを求めに来たヒイロは、ベニマルと運命の再会を果たす。
ラージャの危機を救うため、そしてトワにかけられた呪いの謎を解くため、 リムルたちはラージャへ向かう。
劇場アニメ『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』オリジナルキャラクター
ヒイロ
声 - 内田雄馬
ラージャ小亜国の武人である鬼人(キジン)族。
元々はベニマルらと同郷で兄貴分にあたる存在だった大鬼(オーガ)族。
豚頭魔王の進軍で大鬼族の里が壊滅した際には、傭兵としてクレイマンの元へと出稼ぎに出ていたが、里を救うために脱走兵となる。
しかし、里へ戻る際にヤムザの襲撃によって瀕死の重傷を負ってしまう。
生死の境をさまようことになるが、トワの名付けによって一命をとりとめた。
それ以降はトワに仕えており、ラージャ小亜国の軍隊長を務める。
トワ
声 - 福本莉子
ラージャ小亜国の女王。
かつての小亜国の特産品であり既に枯渇した金山から流れ出る鉱毒から水源を守るため、先祖代々伝わるティアラに宿る魔力を用いて浄化している。
代償として鉱毒に命を蝕まれている。
チクアン
声 - 辻親八
ラージャ小亜国の侍医で種族はエルフ。
鉱毒に侵されたトワの主治医として治療にあたっている。
その正体は、原初の紫(ヴィオレ)に仕える悪魔。
ラキュア
声 - 木村昴
ラージャ小亜国によく出入りする行商人。
その正体は、原初の紫(ヴィオレ)に仕える悪魔。
原初の七悪魔の一柱 "原初の紫(ヴィオレ)" 登場!
原初の七悪魔
原初の七悪魔とは『転生したらスライムだった件』に登場する七柱の最恐悪魔たちである。
光の大聖霊が始原の七天使に分けられた反動で闇の大聖霊が7つの個体に割れて変化した存在であり、世界でも竜種の次に生まれ天地開闢以前から生きる、通称「原初」「七君主」と呼ばれる悪魔の始祖である七柱。
それぞれに色に関する称号があり髪の色もそれにちなんでいる。
普通の悪魔たちは成長する時にそれぞれの系統に色が決定する(最初は無色らしい)。
王の性格によって系統ごとの悪魔達の思考や行動にも違いが出る(黒の眷属→自分勝手で興味本位、黄の眷属→武に長けているなど)。
また系統によって外見(髪の色など)も異なる。
悪魔たちの上下関係は絶対であり、部下たちにはほぼ人権はない。
自分の系統の王には言わずもがな、他系統の王にも逆らえず敬語で接している(逆らえば殺されるため)。
戦闘力は七柱の中で差はあれど世界最強レベル。
彼らが受肉した際には様々な人たちが悲鳴を上げる羽目になった。
原初の紫(ヴィオレ)
最古の悪魔「原初の七悪魔」の一角で、"原初の紫(ヴィオレ)" の異名を持つ。
肩にもつかない短めの髪を、サイドテール(Web版だとポニーテール)にしているのが特徴。
一人称は「ボク」。
第3期を観る前に是非押さえておきたい劇場版
劇場アニメ『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』は完全新作ストーリーながら、時間軸としては八星輝翔編と聖魔対立編の間にあった話である。
シリーズでいえば第2期と第3期の間の物語となる。
本作は完全新作とはいえ、物語は原作の伏瀬先生が直々に書き下ろしているから、本編シナリオとの矛盾がないことには非常に好感が持てる。
テレビシリーズの劇場版は曲者だ。
昔の劇場版といえば、原作者が関わっていないせいか本編シナリオとの繋がりは皆無に等しかった。
しかし最近では劇場版にも原作者の手が入るようになり、結果的に本編シナリオとの整合性が巧く保たれるようになった。
おかげで劇場版のネタを本編へフィードバックすることも可能となる。
本作もまさにそれ。
原初の七悪魔の一柱 "原初の紫(ヴィオレ)" は、本作がなければ本編で何事もなくディアブロに勧誘されリムルの配下となるはずだったキャラクターである。
残念ながら、本作があろうとなかろうとこの結果は変わらない。
しかし本作があることによって、2人の出会いに厚みが生まれる。
本作というエピソードがあることによって、2人の出会いに深みが生まれる。
また本作での邂逅が、また別のアナザーエピソードを生み出すということもあるだろう。
本作では "原初の紫(ヴィオレ)" が本編に登場するフリも十分。
本作を知らないで2人の出会いを見るより、本作を知った上で2人の出会いを見た方が、より深く『転生したらスライムだった件』を楽しめるであろうことは言うまでもない。
第3期を観始める前に、是非とも押さえておきたい作品である。
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