#190
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
天久鷹夫(ドラマ「天久鷹央の推理カルテ」より)
ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』第2話「天才医師の名探偵VS水神様の祟り」でのヒトコマ。
「水神様が私を殺そうとしている!」――錯乱状態で泣きわめく天医会総合病院・精神科の通院患者・水原真樹(森山未唯)が、救急搬送されてきた。
その症状はまさに奇奇怪怪。
真樹の腕には、何者かに強くつかまれたかのような "無数の手形" が浮かび上がっていたのだ!
前例なき症状に興味を抱いた統括診断部の天才医師・天久鷹央(橋本環奈)は、自らが診断すると主張。
だが、天敵である精神科部長・墨田淳子(凰稀かなめ)に阻止され、診断と治療は精神科に一任されてしまう。
それでも妥協できない鷹央が、真樹の母・水原真知子(斉藤由貴)に話を聞くと…水神様は水原家を祟り続ける "いわくつきの神様" であることが判明。
同家は井戸を擁する祠を作り、代々祀ることで事なきを得てきたが、真知子が恒例儀式を取りやめた途端、真樹に異変が現れたという。
すべての鍵を握る水神様の謎を解き明かすべく、鷹央は内科医・小鳥遊優(三浦翔平)と研修医・鴻ノ池舞(畑芽育)も巻き込み、水神様の祠へ。
ところが突如、鷹央が井戸の中へ吸い込まれていき…!
さらに、ベッドの上で溺れる!?
真樹の体にも、常軌を逸した新症状が発現する――。
お前の常識は私の常識じゃない
ここでいう「常識」とは、本来の意味を失ったのに誰も疑問を持たずに従っている「ルール」のことを意味する。
すなわち頭の固い人間が固執してしまいがちな、正直どうでもいいような「常識」のことである。
特に年配の人に多く見られる頭の固い人間。
彼らからは、例えばよくこんな話が聞こえてくる。
「最近の若い者は、ろくに新聞も読んでいない」
「だから世の中の動きを知らなすぎる」
「手紙の書き方も分かっていない」
「だから言葉を知らない」
結果導かれる答えは、どんなに世が移り変わろうといつも同じで、要約するとこんな感じである。
「常識を知らない者が増えた」
「こんなことも教えなければならないとは嘆かわしい」
この話の全てを否定する気はない。
が、「常識」という言葉が偏見になっていることに気づいていない良い例である。
例えば、新聞を読めという話。
昔はたしかに年上の人からそんなことを言われていた。
だが、今それと同じことが必要かといえば、まったくそうとは思わない。
インターネットやスマートフォンをはじめとしたデバイスが普及した結果、今では必要な情報がいつでもどこでも簡単に取得できる。
情報自体の流通も早いから、常にニュース速報が発信され続けているような状態だ。
主要な記事はほとんどネットで読めるし、何紙もの記事を並行して読むことができる。
情報の伝達速度を比べたら、むしろ新聞の方が圧倒的に遅いのである。
こういう状況であれば、「新聞を読まないから世の中のことを知らない」などというのは大きな偏見だ。
特に情報量という点は、今の若い世代の方がよほど多くのものを持っていると考えられる。
このように、いったん物事が「常識」として受け入れられると、その物事は異議を差し挟まれにくくなる。
そして「常識」を無謬のものとして受容し続けた結果、起こるのは常識を盾にした「非常識」への断罪だ。
しかし「常識」とは、人によっても時代によっても異なる。
社会によっても「常識」は異なるため、ある社会の常識が他の社会の「非常識」となることが珍しくない。
「常識」とは、常に移り変わるものなのである。
自分の中にある「常識」は、固定観念になっていないか?
常に疑問を持ち続けよう。
「常識」に疑問を持てる知恵が「良識」。
「良識」を持つ人になろう。
「良識」はいたずらに他人を傷つけない。
「良識」ある人間が増えれば、きっと社会はより良い方向へ向かうだろう。
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