VOCALOID(ボーカロイド)とは
ボカロP 秘伝の書
VOCALOID(ボーカロイド)とは、ヤマハが開発した音声合成技術、及びその応用製品の総称。
略称としてボカロという呼び方も用いられる。
メロディーと歌詞を入力することでサンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができる。
対応する音源については、主にヤマハとライセンス契約を締結した各社がサンプリングされた音声を収録した歌手ライブラリを独自に製作し、ヤマハ製のソフトウェア部分と組み合わせて製品として販売されている。
なお、VOCALOIDを使用した楽曲はボカロ曲。VOCALOIDを使用して楽曲を作る作曲家はボカロPと呼ばれる。
ちなみに「VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」はヤマハ株式会社の登録商標だ。
あの大御所もカバーした名曲『千本桜』
千本桜 feat.初音ミク
千本桜 feat.小林幸子
「千本桜 feat.初音ミク」は、2011年に黒うさPが作詞・作曲・編曲し、ボーカルに音声合成ソフト「初音ミク」を使用してインターネット上で公開した楽曲である。
インターネットを中心とするVOCALOID初音ミクの人気ボカロ曲(VOCALOID楽曲)の一つとして知られる。
2012年8月に行われた、レコチョクによる「好きなボカロ曲ランキング」調査において1位を獲得している。
カラオケ曲としても人気があり、2012年度カラオケランキングではVOCALOID史上初となる総合カラオケランキング3位を獲得。
公開してから3年が経過した2014年においてもJOYSOUNDカラオケランキング2位を記録するなど、配信後常にボカロ曲ナンバーワンの人気を維持している。
同楽曲のミュージカル化や小説化も行われ、千本桜のキャラクターのコスプレやライブも数多く開催されており、「歌ってみた」「演奏してみた」等の二次作品制作も盛んに行われている。
「歌ってみた」や「演奏してみた」の先駆け
何故『千本桜』で「歌ってみた」や「演奏してみた」等が盛んに行われたのか?
それは楽曲の難易度の高さ故である。
難しいものにチャレンジし、それをやり切った心地良さは自己満足、他人に自慢したい気持ちは今も昔も変わらない。
『千本桜』は格好の教材になったのだ。
今でこそ、そこそこ練習すれば演奏できる曲だが、『千本桜』は元々人の手で演奏するには非常に難しいギターリフだった。
人の手では難しいコード進行もボカロの手にかかれば、それはいとも簡単に可能にする。
そんな高難易度曲の『千本桜』だったが、前述した通り今ではすっかり入門曲扱いのようだ。
それは取りも直さず、AIが人の技術を進化させたことを意味する。
以前記事にした藤井聡太3冠やYOASOBIが良い例だろう。
彼らを見ていると、AIで進化した新しい人類のような気がしてくる。
いわばニュータイプと呼べる人類だ。
ニュータイプ伝説(ぴあ)
日進月歩で進化する技術は、近い将来『攻殻機動隊』や『マトリックス』のような電脳世界を生み出すのかもしれない。
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