#41
停滞する思考に一石を投じる苦言
声にできない本音を言葉に…
何かと生きづらい世の中で、思ってはいても言葉にできない声がある。
感じていても声にするのが憚られる言葉がある。
それは耳障りが悪く、心地良い言葉ではないのかもしれない。
だが言葉にされて、はじめて気づくこともある。
本稿で取り上げる言葉は、ひとつ間違えれば暴言とも受け取られかねないものだ。
しかし何かを変えるためには、声に、言葉にしてより多くの人に考えてもらうべきだろう。
本稿が停滞する思考覚醒へのキッカケとなることを切に願う。
ベルトーチカ・イルマ(コミック「機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―」より)
ベルトーチカ・イルマは『機動戦士Ζガンダム』、『機動戦士ガンダムUC』に登場する女性キャラクター。
エゥーゴを支援する組織、カラバの一員で愛機は複葉機「コメット」。
金髪に緑帯びた碧眼のグラマー美女。
愛称は「ベル」。
詳しい年齢は不明だが、20歳前後と推察される(小説『Z』では「まだ少女」という描写があった)。
本業はジャーナリストだが、義父がカラバの援助を行っている関係から自らもカラバの活動に身を投じる。
両親は一年戦争のコロニー落としで亡くしており、戦災孤児となったため義理の親にひきとられ育てられた。
好戦的な男性を嫌い、クワトロ・バジーナを見て「平和なインテリジェンスを感じない」と評している。
ステータス主義な性格に加えて、己の興味を優先するあまり対人関係での距離感に無頓着であり、カミーユ・ビダンに加え、日頃穏和なミライ・ノアからもそうした点を厳しく指摘されたこともあった。
アウドムラにて出会ったアムロ・レイと心を通わせるようになり、出撃前には口づけを交わし、帰還後は号泣して抱擁するなど心から彼を愛した。
戦災孤児であり戦争を憎んでいるが「戦争は嫌いだけど、戦わなければいけない時に戦う事は別」と言う信念の持ち主。
映像作品での登場はZとUCのみだが、小説版ではZ・ZZ・ベルトーチカチルドレン・UCと割と出番は多め。
『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』は、ことぶきつかさ先生による漫画作品。
角川書店の雑誌「ガンダムエース」および「ガンダムエース増刊 Ζガンダムエース」にて連載された。
アニメ映画『機動戦士Ζガンダム A New Translation』シリーズに基づく外伝作品で、テレビ版『Ζガンダム』とはパラレルの関係にある。
「カイレポ」と略称されている。
『機動戦士Ζガンダム』の出来事であるグリプス戦役を舞台に、カイ・シデンの視点から描いたサイドストーリー形式の作品。
主人公のカイがジャーナリストであることから、ガンダム作品では珍しくモビルスーツがあまり登場せず、戦闘描写は皆無に近い。
ストーリーはカイとゲストキャラクターとの会話で構成されている(密室劇が多いのも特徴である)。
主にカイの視点を通した原作アニメの裏側を描いており、脇役や劇場版に登場しなかったキャラクターに焦点を当てた内容となっている。
私はね!!
人の言う事を鵜呑みにして
世界を分かったようなフリをする人間が
今というこの時代の
一番の元凶だと言っているの!!
物事がよく見える人間からしてみたら
きっと見えていない人達の行動が
とても愚かに映っているのでしょうね…
逆に
見えてない人間は
他人の意見に耳を傾けようとしないから
見ようともしない
だから
いつまでも自分の愚かさに気がつかないのよ…
そしてそれを他人に指摘されると
反発し排除しようとする…
機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより-(1) (角川コミックス・エース)
毎日インターネットで公開されている情報は実に多く、さまざまな内容の情報が洪水のように溢れている。
もはや「SNSこそがまさに社会そのもの」という時代になった。
SNSは我々の日常生活に欠かせないものになっているが、その一方でせっかく取得した情報を分析もせずに鵜呑みにしてしまう、頭の固い思考停止人間が相当数増加している。
特に「メディアは正しい」と信じて疑わないテレビ・新聞世代は、もっと危機感を持つべきだ。
彼らは偽ニュースが氾濫する中、今でもラジオやテレビ、新聞が伝えることを真実だと信じている。
彼らは情報統制やミスリードの格好の獲物である。
特に何かの出来事があったとき、それについてひとつのニュースや記事だけを読んで「知った気になる」という人が一番危うい。
「ただひとつの視点だけが正解だ」などという単純な出来事は、この複雑な社会には存在しないからだ。
物事の背景事情や構図は、ただひとつに定まらないことが多い。
いくつかの視点からそのニュースを見ることによって、それがだんだんとわかってくる。
だから視点はいくつも用意しなければならないのだ。
1本の記事を読んだだけでは、それはひとつの「点」にすぎない。
つまり、本当の「知る」というのは、その出来事について「たくさんの視点」を獲得し、「全方位からその出来事を見る」ということなのである。
いくつもの視点を知ることによって、その出来事が「点」から「立体的」になり、そしてようやく「ニュースの全体像」が見えてくる。
ひとつの記事だけで判断すればどうしても思想が偏り、薄っぺらな情報で終わってしまいかねない。
若者を、ただ若いという理由だけで舐めてかかる頭の固いテレビ・新聞世代は、「いろんな意見があるよね」という姿勢で疑ってかかるネット世代の柔軟な思考を見習うべきである。
自ら意見を持つことは非常に大切なことであるが、それが誰かの思惑に誘導されているかもしれない疑いを持つことこそ最も重要なことなのである。
では、そのためにはどうすればいいのか?
そこに難しい思考は必要ない。
考える必要はないわ
気が付けばいいのよ
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