『東京ラブストーリー』
昔のドラマを観て感じていたこと
同じテーマからの派生ネタで申し訳ないが、過去記事で宣言した通り『東京ラブストーリー(オリジナル)』を欠かさず視聴している。
今視聴できるのは第5話。
やはりこの回までが幸せの絶頂期で、これからどんどん切なくなっていくのだが、今回はドラマの内容についての話ではない。
あっ。
でもほんの少しだけ。
第5話「いつも思い出して」はカンチの誕生日をリカとふたりでお祝いする名シーンがあるのだが、この時カンチの年齢が劇中で初めて明かされることになる。
よくよく考えたらふたりの出会いのシーンで若干の経歴紹介があったような気もするが、明確に明かされるのはこのシーンが初めてだったと思う。
年齢設定は24歳だった。
それを知ってオンタイムで『東京ラブストーリー』を観ていた時に感じたことがあった。
24歳にもなるとこんなに大人なんだ⁉︎
設定を知って率直に驚いた。
彼女と半同棲するもの、彼女と泊まりで温泉旅行へ行くのも、自分で引っ越しを手配するのも、バーでひとり飲むのも、何から何まですでに立派な大人ではないか。
24歳にもなるとこんなに自立した大人になるのか。
そう思っていたのだが、いざ自分が24歳になってみるとあの頃見たカンチたちと比べて何と幼いことか…
『東京ラブストーリー』を観てひとり暮らしに憧れていたから、もちろん実家は出ていたがいろいろな部分で自らの幼さを自覚していたのを今も覚えている。
さらに時が流れ新しい24歳像を見た時、幼かった自分の頃よりさらに幼くなっていることに再び驚いた。
もちろんすべてではないが大多数だ。
どんどん幼くなっている。
ここでいう幼さとは、見た目の幼さではない。
いつまでも子供のように自立できない状態をさす、恥ずべき形容といえる。
なんでこうなったのだろう?
所得低下でひとり暮らしが難しくなったから?
いやいや、少ない給料をやり繰りしながらしっかり自立している若者だっている。
たしかに実家に居座れば、下手をすれば収入がまるまるお小遣いになる。
いい車にも乗れるし、料理も洗濯も煩わしいことは家族がやってくれるし、黙っていたって食事も用意される。
パラサイトしていれば楽ちんに決まっているが、先人たちは義務教育が終わればみんな強制的に家を出された。
実家にしがみつこうものなら、「あんたいつまでここにいるの?」なんて冷ややかな目を家族から向けられる。
だから一刻も早く大人になる必要があった。
一刻も早く大人になりたかった。
だからカンチは大人びて見えたのだろう。
何が正解なのかはわからない。
が、光熱費の払い方も知らないガキ同士が結婚なんかしたら、そりゃあ別れるわ。
他人と暮らす難しさを知らずに結婚なんかしたら、そりゃあ別れるわ。
家事の煩わしさを知らないから、してくれた人に感謝すらしない。
見た目は大人、頭脳は子供人間が量産され続けている現状に危機感はないのだろうか?
他人の心配をするつもはサラサラないが、周りに迷惑を振りまかないでもらいたいものだ。
笑い話なら逆コナンはウケるだろうが、ガチならドン引きするだけだろう。
リアル逆コナンなんか会いたくもなければ、見たくもない。
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎
【プライバシーポリシー・免責事項・お問い合わせフォーム】 - ioritorei’s blog