ファイナルファンタジー
『ファイナルファンタジー』シリーズとは
ファイナルファンタジーシリーズ(略称:FFシリーズ)はゲーム開発者・坂口博信氏が創始し、スクウェア・エニックス(旧スクウェア、略称:スクエニ)によって開発・販売されているRPGのシリーズ作品(一部MMORPG、アクションRPG)。
CGアニメ、アニメでも展開されていた。
1987年に発売された『ファイナルファンタジー』を第1作とするRPGシリーズ。
派生作品を含め独立した世界観を持った作品が数多く発売されており、シリーズ全タイトルの世界累計出荷・ダウンロード販売は1億6,400万本以上を達成している(2021年時点)。
世界的なゲームシリーズの一つである。
2017年にはタイトル数は合計87作品に及び、最多の作品数を有するRPGシリーズとして、ギネス世界記録に認定された。
スクウェア・エニックスのCG・映像技術の粋を結集した作品群でもあり、ゲームの制作手法に度々革命を起こしてきている。
FFシリーズの歴史
初期の『ファイナルファンタジー』から『ファイナルファンタジーIII』までの3作品は、任天堂のファミリーコンピュータをプラットフォームとした。
『ファイナルファンタジー』は、1987年に日本で、1990年に北米で発売されている。
据え置きゲーム機のRPGジャンルに多くの新しいコンセプトを導入し、複数のプラットフォームでリメイクされている。
『ファイナルファンタジーII』は、1988年に発売。
『ファイナルファンタジーIII』は、1990年に発売。
移植が遅く、2006年にニンテンドーDSでリメイクされた。
続く『ファイナルファンタジーIV』から『ファイナルファンタジーVI』までの3作品は、任天堂のスーパーファミコンをプラットフォームとした。
『ファイナルファンタジーIV』は、1991年に日本で発売。
北米では当初 "FINAL FANTASY II" として発売されている。
今作ではじめてアクティブタイムバトルシステムを導入した。
『ファイナルファンタジーV』は、1992年に発売。
ストーリーの続編がはじめてOVA『ファイナルファンタジー』という形で作られている。
『ファイナルファンタジーVI』は、1994年に日本で発売。
北米では当初"FINAL FANTASY III"として発売されている。
今作ではストーリーの掘り下げが試みられた。
続く『ファイナルファンタジーVII』から『ファイナルファンタジーIX』までの3作品は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのPlayStationをプラットフォームとした。
『ファイナルファンタジーVII』は、1997年に発売。
2Dグラフィックスではなく3Dグラフィックスを使った最初のシリーズ作品であり、ヨーロッパで発売された最初のシリーズ作品でもある。
現代的な設定を導入したほか、ポリゴンキャラクターをプリレンダリングされた背景に出演させている。
『ファイナルファンタジーVIII』は、1999年に発売。
より写実的なキャラクターと音声を用いている。
『ファイナルファンタジーIX』は、2000年に発売。
過去に感謝と離別を告げる作品であり、現代的な設定ではなく伝統的な設定を用いている。
続く『ファイナルファンタジーX』から『ファイナルファンタジーXII』までの3作品は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのPlayStation 2(PS2)をプラットフォームとした。
『ファイナルファンタジーX』は、2001年に発売。
フル3Dのフィールドとキャラクターボイスを採用した初めての作品であり、直接の続編となるゲーム『ファイナルファンタジーX-2』が作られた初めてのシリーズ作品でもある。
『ファイナルファンタジーXI』は、2002年にPS2とWindowsで発売され、2006年にXbox 360でも発売された。
シリーズ中では最初のMMORPGであり、ランダムエンカウントバトルシステムではなくリアルタイムでのシームレスなバトルシステムを使用した初めての作品でもある。
『ファイナルファンタジーXII』は、2006年に発売。
シームレスなバトルシステムを用いている。
『ファイナルファンタジーXIII』は、2009年にPlayStation 3(PS3)で発売され、2010年にXbox 360でも発売。
『ファイナルファンタジーXIII-2』や『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』などのファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジーと呼ばれる作品のフラグシップタイトルであり、シンボルエンカウントバトルシステムを用いている。
『ファイナルファンタジーXIV』は、2010年にWindowsで発売され、シリーズ2作目のMMORPGがPS3・PlayStation 4(PS4)・Mac OSでも発売された。
『ファイナルファンタジーXV』は、2016年にPS4とXbox Oneで発売。
『ファイナルファンタジーXVI』は、PlayStation 5(PS5)で発売予定。
多くの仲間の死を描くFFシリーズ
FFシリーズには主人公が仲間の「死」に直面する場面がいくつかあるが、その理由として、『FF3』の開発中に製作総指揮・ディレクターを務める坂口博信氏の自宅が火災に遭い、母親が亡くなる事故が起きたことが挙げられている。
坂口氏は「大切な人が死んでしまったときの、生き残った者の辛さを嫌というほど味わいました。そして、どうやって、この悲しみを乗り越えていけばいいのか、生き残った者のすべきことはなんなのか、そんなことをいろいろと考えるようになりました。」と語り、「死」をテーマに扱う物語が紡がれたとしている。
いまだ上位機種でリメイクされない不朽の名作
スクエニのリーサルウェポン『ファイナルファンタジーⅥ』
家庭用上位ゲーム機種でいまだリメイクされない『FFⅥ』。
近々ピクセルリマスター版とやらでリメイクされるらしいが、PS4の『FFⅦ』のようなリメイクではないようだ。
任天堂のスーパーファミコンをプラットフォームとした今作品は、ハードの能力を極限まで引き出した作品だった。
細緻を極めたドット絵は、もはや芸術の域に達していたといってよい。
物語の途中で登場人物のひとりがオペラに出演するシーンがあるのだが、本当に歌っているように聴こえ、いたく感動したのを今でも鮮明に覚えている。
だが当時、シナリオには賛否があった。
歴代『FF』シリーズは中世ヨーロッパのような世界観で統一されていたから、物語に機械的な要素を取り入れた『FFⅥ』のシナリオに拒否感を覚えるユーザーも多くいたからだ。
『FF』シリーズといえばクリスタルと魔法と召喚獣の要素が代名詞と呼べる作品だ。
機械に魔法や召喚獣の要素は、アンマッチかと思われた。
しかし実際プレイしてみると、そんなことは杞憂だったと思い知らされる。
機械と魔法が見事に融合された世界観。
パーティーに加わる主要キャラクターひとりひとりの設定も秀逸。
涙なしでは語れない過去を抱えた登場人物たちに、感情移入するなという方が無理な話である。
今作ではストーリーのより深い掘り下げが試みられたらしいが、その看板に偽りなしだった。
その後発売されたナンバリングタイトルである『FFⅦ』に人気を持っていかれたが、『FF』シリーズの個人的No.1作品は『FFⅥ』ではないかと密かに思っている。
マーケティングでまず最初にすることは、ユーザーの最大値を知ることから始まる。
必要なのは『FF』シリーズの客が、最大でどのくらい存在するかだ。
要するに、今現在のマーケットの最大値を正確に知らなければならない。
他作品は簡単に円盤化するくせに、『機動戦士ガンダム』、いわゆる1stガンダムの円盤化が最後まで遅れたのは、1stガンダムがガンダムというブランドの最大マーケットだったからに他ならない。
発売すれば必ず売れるが、それが絶対値になってしまう。
だから円盤化をギリギリまで引っ張った。
スクエニが最大の人気を誇る『FFⅦ』のリメイクを最近まで行わなかったこと。
『FFⅥ』のリメイクがいまだ上位機種で叶わないのも、『FFⅥ』がスクエニの最終兵器だという事実を明確に物語っている。
まぁ、『FFⅥ』は独特の世界観だし物語も暗めだから、リメイクされないのは単純に避けられているだけという可能性もおおいにあるのだが(大汗)
それになんだかんだ言って、結局『FFⅩ』が最高って気もしなくないしね(爆笑)
『FFⅥ』と『FFⅩ』の評価は、同じプラットフォーム上でなければ決められないよね。
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