明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
荒巻大輔(攻殻機動隊より)
『攻殻機動隊』とは、士郎正宗氏原作の漫画作品をおよびそれを原作とした派生作品。
押井守監督の手によってアニメ化された。
キアヌ・リーブス氏主演の映画「マトリックス」の監督にも多大な影響を与えたというエピソードは有名だ。
本作に続く話として、劇場版の「イノセンス」がある。
他にも話は別物になるのだが、TVアニメ版『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、またそれに続く2作品がある。
これはそのTVアニメ版『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』で、主人公たちが所属する公安9課(攻殻機動隊)の部長であり、この組織の創設者でもある荒巻大輔というキャラクターの言葉だ。
我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。
有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。
何度かご紹介したこの名言だが、実はこの言葉の答えともいえる名言が存在する。
それはTVアニメ版『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の続編『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』で、荒巻大輔率いる公安9課のイシカワという隊員が発した言葉だ。
イシカワ(攻殻機動隊より)
9課の一員で主にネットでの情報収集を担当している電脳戦のエキスパート。
身長180cm。
主人公・素子との付き合いは9課メンバー中で最も長く、彼女を「戦闘の天才」と評価している(「メスゴリラ」と呼んだこともある)。
元軍属。
年齢の詳細は不明だが、メンバーから「ご老体」と呼ばれたり、自分のことを「老体」と呼んでいることから比較的高齢であることが窺える。
余談ではあるが副業で、この時代では老人の娯楽とされているパチンコ店を経営している。
そのイシカワの名言がこれだ。
難民とクゼ、政府とゴーダ、課長や少佐、そしておれたち。
最も優秀なスタンドプレーを演じられた者が、この事件の勝敗を左右しそうだな。
攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX 2nd GIGビジュアルブック (ホビージャパンMOOK)
難民居住区・出島は難民の武装で緊張感を増していた。
独立を訴える難民に、政府は武力制圧を敢行。
出島は戦場と化そうとしていた。
難民とその指導者・クゼ。
政府と内閣情報庁(内庁)のゴーダ。
これらすべてを巻き込んだ陰謀に介入した公安9課。
それぞれの思惑が錯綜するなか、強力なジャミングによりすべての情報ネットワークが絶たれてしまう。
上層部からの命令も届かず、状況もわからない。
それぞれが独自に考え行動しなければいけない状況下で、イシカワが呟いたのがこの名言だった。
【スタンドプレー】とは、自分の存在を目立たせようと意識的にする行為を意味する。
通常では、あまり良い言葉として遣われない。
しかし我々は、そもそも思い違いをしているのではないだろうか。
【チームプレー】を尊重するあまり、【スタンドプレー】を軽視してしまう傾向にあるが、助け合いを助長するだけの【チームプレー】は、言い換えれば足の引っ張りということでもある。
そんな【チームプレー】の粗を指摘したのが、先に記した荒巻大輔の言葉だ。
では【チームプレー】が不要なのかというと、そうではない。
各々がその時に最適て最高の【スタンドプレー】を演じた結果生じる【チームプレー】こそ、本物の【チームプレー】と呼べるのではないだろうか。
この名言の裏には、他人の力をあてにするなら、自らもベストを尽くさなければいけないという教訓が込められているように思う。
【チームプレー】とは馴れ合いではない。
馴れ合いの中からでは、本当の意思の疎通は生まれないのだ。
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