最強テンション爆上げソング決定戦
気分が堕ちた時はとことん堕ちていたいとは思っていても、気分を上げなければどうしても乗り切れない時がある。
沈んだ気持ちを無理やりでも上げていかなければいけない時がある。
そんな時に聴きたい曲を集めてみた。
聴けばテンション爆上がり間違いなし!
「今日は頑張んなきゃ!」という日に是非聴いてみてはいかがだろう。
JUDY AND MARY『ステレオ全開』
『ステレオ全開』はJUDY AND MARYの3枚目のアルバム『MIRACLE DIVING』に収録されている楽曲である。
元サッカー日本代表の柳本啓成氏が、冒頭の「オフサイド〜」という掛け声で参加している。
後に9thシングル『そばかす』のカップリング曲としてシングルカットされた。
残念ながらシングルでは上記の掛け声はカットされている。
初期のジュディマリには元気曲がいっぱい
自分の中で久しぶりに、ちょっとしたジュディマリブームが訪れている。
とはいえ、ロリータ寄りだった2ndアルバム『ORANGE SUNSHINE』と、パンク寄りだった3rdアルバム『MIRACLE DIVING』の頃にマイブームは偏る。
どちらも秀作だったと、改めて感心するほど出来がいいアルバムだ。
JUDY AND MARYの楽曲は、基本的にベースの恩田氏が作曲を担当しているが本作の作曲はギターのTAKUYA氏だ。
TAKUYA氏は跳ねるようなリズミカルなサウンドが特徴の名ギタリストである。
ちなみにこのTAKUYA氏。
当時は大のサッカー好きで知られており、本作での元サッカー日本代表の柳本啓成氏の起用もそういうところからきているのだろう。
『ステレオ全開』は、ジュディマリ最大の魅力であるロリータパンクの王道楽曲といえる。
サウンドではパンク色を全面に出しつつ、YUKIちゃんのパワフル&キュートなヴォーカルで、見事なロリータパンクに仕上がっている。
ノリ良し、曲良し、ヴォーカル良しの最高のノリノリ曲だ。
歌詞のワードセンスを見ても、その良さが伝わるだろう。
ステレオ全開 Fine O.K!
遠くの街まで 響くよ
離ればなれの 恋人達へも
あたしのハートを 揺さぶるのは何?
うっとりさせる 夢心地なギター?O.K?
その口唇が いつか疲れて 声がかれても
ベリーナイスに今日も挑発!セクシャルに
恋もクライマックス OH~Yeah!
ちなみに作詞はYUKIちゃんが担当している。
なんというか、YUKIちゃんの詞はチャーミングな上に語呂がいい。
その上どことなく叙情詩的だ。
文字だけでは伝わりにくいが、この詞がメロディにのったものを聴けば、その意味がわかるはずだ。
それはYUKIちゃんの、ノビのあるヴォーカルに起因しているところも大きい。
キュートなのにパワフルなYUKIちゃんのヴォーカルがあってこそ、JUDY AND MARYがただのロリータパンクバンドで終わらなかった大きな理由だろう。
しかしYUKIちゃんは大好きだが、もの凄く巧いヴォーカリストだとは思っていない。
技術で優るヴォーカリストなら、他にたくさんいるだろう。
それでもYUKIちゃんは唯一無二の、最高のヴォーカルだと思う。
つまるところ、ヴォーカリストの良し悪しは、技術ではなく表現力で決まるのだろう。
多くの人に歌を届けられる人間というのは、やはり神に選ばれているのだとつくづく思う。
YUKIちゃんのヴォーカルに注意して、是非一度『ステレオ全開』を聴いてみてほしい。
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