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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【Sir Roderick David "Rod" Stewart『Sailing』(1975年)】ロックのバラードこそ最強説。《Ready.7》

 

ロックのバラードこそ最強説

 

 

音楽のジャンルは年々多岐に渡り、あらゆるジャンルの垣根もなくなりつつある昨今。

そんな世でも、ひとつの確信だけは自分の中に根強く残っている。

それがロックのバラードこそ最強説だ。

ただのロックのバラード好きなだけのような気もするが、なるべく多くの人に共感してもらうべく、本稿ではロックのバラードの名曲をご紹介していきたいと思う。

 

 

 

Sir Roderick David "Rod" Stewart / Sailing(1975年)

 

 

『Sailing』とは

 

 

『Sailing』(セイリング)は1972年のThe Sutherland Brothers(サザーランド・ブラザーズ、英語版)によるシングルレコードである。

ロッド・スチュワートがカバーし、1975年にシングルリリース。

全英シングルチャート1位を獲得した。

あまり知られていないが、元々はThe Sutherland Brothersというキャビンとイアン兄弟デュオが1972年6月に発表した楽曲であった。

 

 

Some Guys Have All the Luck

Some Guys Have All the Luck

 

 

 

The Sutherland Brothersとは

 

 

キャビンとイアンの兄弟で、1960年代末にニュー・ジェネレーションとして何枚かの優れたポップ・シングルを残していたシンガー・ソングライター・デュオ。

 

 

 

Sir Roderick David "Rod" Stewartとは

 

 

Sir Roderick David "Rod" Stewart(サー・ロデリック・デイヴィッド・“ロッド”・スチュワート)は、スコットランド家系のイギリスのミュージシャン。

通称、ロッド・スチュワート

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第59位。

「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第33位。

1960年代後半からジェフ・ベック・グループ、フェイセズでの在籍を経てソロで活躍。

個性的なハスキーボイスの持ち主で、そのボーカル・スタイルは一部のロック・ミュージシャンに影響を与えた。

10代の頃にはプロ・サッカーの3部リーグのチームのトライアルも受けたことで知られている。

ライブでは客席にサッカーボールを蹴り込むパフォーマンスが定番となっている。

近年は『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック』シリーズを発表し、スタンダード・ナンバーのカバー曲に取り組むシンガーとしても活動している。

また2013年以降はソングライティングを再開し、オリジナルアルバムも発表している。

2016年6月10日、英国政府によりナイト爵位が授与されることになった。

大英帝国第3級勲位(CBE)が既に授与されており、音楽界への長年に渡る貢献が評価された。

レコード、CDの全世界におけるトータル・セールス枚数は(シングル込みで)2億5000万枚以上。

全米No.1アルバム4作、トップ10アルバムは17作。

全英No.1アルバム10作、トップ10アルバムは33作の記録を持つ。

 

 

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ロッド・スチュアートが与えた日本のアーティストへの影響

 

 

西城秀樹

 

フェイセズの来日公演を鑑賞するなど、早くから影響を受けていたらしい。

ロッドがライブで行うマイクスタンドを振り上げるパフォーマンスがアルミ製のマイクスタンドだと知り、自らのステージに取り入れている。

 

 

世良公則

 

フェイセズ時代からのロッド通としてファンの間では知られており、ラジオ番組や雑誌などに度々コメントを寄せている。

 

 

沢田研二

 

『ホット・レッグス』『アイム・セクシー』の日本語版をテレビやライブでカバーしている。

奇抜なメイク、ファッションやバンド活動を経てソロでブレイクした点も共通していることから、テレビ番組等では「日本のロッド・スチュワート」と評された時期もあったが、沢田氏が影響を受けていたのはミック・ジャガーであり、ロッドではない。

とはいえ、沢田氏は1993年に自身の音楽劇『ACT SHAKESPEAREにおける劇中歌として自ら日本語に訳した「セイリング」を歌唱しており、西城氏ほどではないがパフォーマンスに取り入れていた様子を窺い知ることができる。

 

 

矢沢永吉

 

以前から影響を受けていたが、1997年にロンドンで行われた世界的な音楽イベント『SONGS&VISIONS』に唯一のアジア代表として出場し競演したことで、さらに意識を強めたとSMAP×SMAP出演時に明かしており、ロッドの2009年の日本武道館公演にも訪れている。

 

 

ビートたけし

 

1970年代から現在まで大きな影響を受けており、一時期はロッドの髪形を真似るなどした。

コンサートでは『セイリング』『ホット・レッグス』が歌われていたことが確認されており、「サワコの朝」に出演した際には、記憶の中で今もきらめく曲として『マギー・メイ』を挙げている。

 

 

奥田民生

 

直接的な言及はあまりしないものの、自身の楽曲『ツアーメン』のギターリフは『ホット・レッグス』のオマージュである。

2000年の『GOLDBLEND』ツアーの一部公演では『ホット・レッグス』を歌唱している。

 

 

徳永英明

 

『VOCALIST』シリーズは、ロッドのカバー・シリーズの成功がきっかけだったことが『ソウルブック』のブックレットに記載されている。

 

 

KOKIA

 

『グレイト・アメリカン・ソング・ブック』シリーズから3曲を取り上げている。

 

 

布袋寅泰

 

カバー・アルバム『MODERN TIMES ROCK'N'ROLL』『セイリング』を取り上げている。

 

 

浅川マキ

 

ロッドのキャリア初期作品に思い入れがあり、『それはスポットライトではない』『ガソリン・アレイ』等をカバーしている。

 

 

TM NETWORK宇都宮隆

 

ファンを公言しており、ソロ初来日の際には日本武道館公演を二度鑑賞、1993年頃のインタビュー記事では、この年のベストアルバムとして、ロッドの『アンプラグド』一択と述べている。

 

 

B'z・稲葉浩志

 

ロッドの歌声に影響を受けたといい、ロッドの声に憧れお酒でうがいをしたことがあると述べている。

 

 

 

CMで知りすぐさまCDを買いに走った名曲

 

 

本作は、たしかタバコ「マイルドセブン」のCMに使用されていたと記憶している。

有害だ有害だと世間から疎まれていたタバコのCMに、なんと壮大で美しいメロディが流れるのだろうとかなり印象に残った。

曲名だけ調べてすぐさまCDショップへ走ったのは、今では淡い思い出である。

 

 

 

未知なるロッド・スチュアートの世界

 

 

CDを買ってみたはいいが、『Sailing』以外はまったく未知のロッド・スチュアートの世界。

その頃の著者としては、理解し難かった音楽性だったのは今では苦い思い出。

ガキには少し荷が重い、大人のロック。

だが大人になると、子供の頃に苦手だったところが味となって逆に魅力になるから音楽というものは不思議だ。

最近ではめっきり聴くことが少なくなった、大人の色気あるロック。

希少である。

是非このジャンルは絶対に絶やさないで、後世に歌い継がれていってほしいものだ。

 

 

 

バラードというよりは祈りか?

 

 

今回はバラードとして扱うが、本作の本質は実は祈りなのではないかと思う。

もちろん誰かを想う気持ちが存分に込められているが、伝わってくる印象はもっと壮大なものだ。

 

 

Can you hear me, can you hear me

(聞こえますか 私の声が)

 

Thro’ the dark night, far away

(闇夜を抜けて 遠くから)

 

I am dying, forever trying

(死の淵にあっても 永遠に祈り続けるでしょう)

 

To be with you, who can say

(あなたと共にあるために そうなれるか誰にも分からないけど)

 

 

Can you hear me, can you hear me

(聞こえますか 私の声が)

 

Thro’ the dark night far away

(闇夜を抜けて 遥か彼方から)

 

I am dying, forever trying

(命尽きようとも 永遠に祈り続けるでしょう)

 

To be with you, who can say

(あなたと共にあるために そうなれるか誰にも分からないけど)

 

 


www.youtube.com

 

 

色っぽいのに渋みがあって、純愛のようで荘厳な祈りのよう。

数多くのアーティストにカバーされているようだが、どれもロッドを超えることは出来ない気がする。

それほどロッドの歌声は唯一無二。

CM以外であまり耳にしたことがないから、一般的にはあまり有名ではないのかもしれないが間違いなく不朽の名作である。

 

 


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