100年の恋に破れた時に作ったプレイリストがヤバかった…
M / プリンセス・プリンセス(1989年)
数多のアーティストにカバーされた往年の名バラード
「M / プリンセス・プリンセス(1989年)」とは
5人組ガールズバンドであるプリンセス・プリンセスの7枚目のシングル『Diamonds』のカップリングとして『M』は収録されていた。
1989年4月21日にCBSソニーから発売。
前作『GET CRAZY!』がドラマ主題歌となったことにより、徐々に知名度を上げていたプリンセス・プリンセスが、前作からちょうど半年ぶりにリリースした作品。
前作で成し遂げられなかったオリコンシングルチャートTOP10入りを成し遂げ、ついには1位にまで上り詰める大ヒット曲となった。
1993年10月21日には『世界でいちばん熱い夏』の再レコーディングバージョンが新たに収録されて再発売されている。
前年1988年にリリースされたアルバム『LET'S GET CRAZY』からのカットで、プリンセス・プリンセスの代表曲のひとつに数えられる曲でもあるが、タイアップはなく、当初は単なるB面の曲でしかなかった。
この曲には富田さんがイニシャル“M”の男性と破局した切ない思いを、その“仕返し”のつもりで歌詞にし、奥居さんが曲をつけて完成したといういきさつがある。
なお、奥居さんは当時、ロック色を全面に出したバンドにしたいとしていたことから、バラードであるこの曲は相応しくないとしてボツにしようとしていた。
しかし周りのスタッフに止められて本作収録に至ったという。
アルバムでの初出から26年後の2014年11月度日本レコード協会リリースにて、フル配信でのダウンロード数75万件に認定。
初出が1980年代以前の楽曲としては、フル配信件数において史上最多記録となっている。
1996年と2000年に、高校の音楽教科書に掲載された。
数多のアーティストにカバーされた往年の名バラード
あまりに王道すぎて、改めて失恋ソングとして紹介するのが少し恥ずかしいくらいメジャー曲。
しかしオリジナルを耳にする機会は不思議と少ない。
それはやはり数多くのアーティストにカバーされまくった結果だろう。
カバーを否定するつもりはないが、時代の雰囲気を纏ったオリジナルがやはり一番いい。
当時のバンドブームのすべてを経験したというわけではないが、オリジナルを聴いているとなんだか懐かしい気持ちになってくる。
改めて振り返ってみると、100年の恋と呼ばれる一生に一度の激しい恋は、まるで成就した初恋のようだった。
いつも一緒にいたかった
となりで笑ってたかった
季節はまた変わるのに
心だけ立ち止まったまま
聴いていると少し青くさい気持ちになってくる。
シンプルだけど胸に響くフレーズだ。
消せないアドレスMのページを
指でたどってるだけ So once again
相手のイニシャルがMだったら、これと同じことをしていた気がする。
とはいえ、この当時のアドレスといえば何を指していたのだろう。
電話帳?
手帳?
ポケベルはもうあったのか?
オリジナルの頃の著者はまだ、義務教育が始まってそれほど経過していないから、歌詞の意味もそれほど理解していなかった。
後になって改めて聴いた時に、ようやくその名曲ぶりが理解できた。
やっぱりいい曲だ。
カバーはカバーで良さがあるが、やはりオリジナルが一番最高。
プリンセス プリンセス スーパー・ベスト (カバー・ケース)付
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎




