#99
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
バナージ・リンクス(機動戦士ガンダムUCより)
TVシリーズ『機動戦士ガンダムUC』第1話「96年目の出発」(劇場版episode1)でのヒトコマ。
西暦から宇宙世紀への改暦セレモニーが行われた日。
地球連邦政府首相官邸のある宇宙ステーション、ラプラスが爆破テロで破壊された。
テロに加わった青年サイアム・ビストは爆発に巻き込まれるが辛くも生き延び、後に「ラプラスの箱」と呼ばれることになる禁忌の箱を手に入れる。
それから、100年近くが経った宇宙世紀0096年――。
暗礁宙域に建造中の工業スペースコロニー、インダストリアル7に、袖付きと呼ばれる反政府組織の偽装貨物船ガランシェールが入港する。
ガランシェールの目的はビスト財団が隠し持つ「ラプラスの箱」の受け取り。
母の死を契機に見知らぬ父に引き取られ、アナハイム・エレクトロニクス工業専門学校に通う少年バナージ・リンクスは、そのガランシェールに密航してインダストリアル7に潜入した少女と出会う。
アクシデントで無重力空間に投げ出された少女を救ったバナージに、彼女は「戦争」を止めるため会いたい人がいるという。
「戦争」という言葉に現実味を感じたバナージは、彼女に向かってこう言った。
君が誰だって構わない
俺のこと
必要だって言ってくれ
そしたら俺は…
当初はさしたるほどの言葉とは思わなかった。
実にアニメらしい言葉だと軽視していた。
だがよくよく考えてみると、それがとんでもない誤解であることに気づいてしまった。
この名言は非常にシンプルな言葉ではあるが、人間の本質を見事に突いているではないか。
人間にとって最大の苦しみは、誰からも無関心にされること。
反対に最大の歓びは、誰かに必要とされることである。
そこに人数の多寡は関係ない。
たったひとりだけにでも必要とされたなら、人は幸せに生きていける。
今回の名言が端的にそれを言い表していた。
そしてなんだかんだ言っても、人は誰しも自分を必要としてくれる他の誰かのために生きているのだと、改めて痛感する。
何をするにしても、どんなに強がってみせても、誰からも必要とされなければ虚しいだけである。
ひとりよがりではモチベーションも続かない。
これはどんなに強がってみせる人にだって変わらない真理である。
あなたは自分を必要としてくれるかけがえのない誰かを大切にしていますか?
いつも傍にいてくれるその人を大事にしていますか?
むしろ自分の方こそその人を必要としていることに気づいていますか?
願わくば互いを大切にしてほしい。
自分を必要としてくれる人のためだったら、人間はどんな苦しみにだって耐えられるのだから。
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎