#34
停滞する思考に一石を投じる苦言
声にできない本音を言葉に…
何かと生きづらい世の中で、思ってはいても言葉にできない声がある。
感じていても声にするのが憚られる言葉がある。
それは耳障りが悪く、心地良い言葉ではないのかもしれない。
だが言葉にされて、はじめて気づくこともある。
本稿で取り上げる言葉は、ひとつ間違えれば暴言とも受け取られかねないものだ。
しかし何かを変えるためには、声に、言葉にしてより多くの人に考えてもらうべきだろう。
本稿が停滞する思考覚醒へのキッカケとなることを切に願う。
フル・フロンタル(アニメ「機動戦士ガンダムUC」より)
フル・フロンタルとは、小説・アニメ『機動戦士ガンダムUC』の登場人物である。
フル・フロンタルという名前は直訳で「丸裸(転じて、徹底的な、徹底する)」を意味する。
一年戦争時のシャア・アズナブルを髣髴とさせる仮面を身に着けて、あたかもシャアのように振る舞っていることから、敵味方を問わず、シャアの異名をもじり「赤い彗星の再来」と呼ばれる。
その素顔、そして声音もまた "シャアそのもの" を思わせる。
敵組織「ネオ・ジオン」の首魁を務め、主人公であるバナージ・リンクスの前に最後まで立ち塞がった。
アニメ『機動戦士ガンダムUC』第16話「サイド共栄圏」でのヒトコマ。
連邦軍から追われる身となったネェル・アーガマが選んだ苦肉の策、「袖付き」との共同戦線。
それに反発するクルー達に受け入れを命じたオットーは、フロンタルから本音を引き出そうとする。
ミネバからも「箱」を手に入れて何をする気か?と問われたフロンタルは、地球を除く月と各サイドが経済的な結びつきを強めて連邦を弱体化させるという「サイド共栄圏」構想を明かす。
その結果、引き起こされる悲劇を予見して失望するミネバだった…。
現状を維持するためなら
可能性さえ葬る
それが人間だ
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地球を人の住めない星にして、人類を残らず宇宙へ上げようとしたシャアの狂気、熱情が今ならよく理解る。
またひとつの可能性が葬られた。
情報統制された大手マスメディアから垂れ流された結果もたらされた、虚偽と誇張にまみれた偽りの平和。
"悪意の存在すら感じさせない世界" に飼い慣らされた人間は、自らの手で可能性の芽を再び摘み取る。
不確実な未来より、不満だらけの確実な現状維持。
偽りの現状維持。
本来、現状維持のためには微増が必須だ。
しかし現実はどうだ。
採られ、削られ、奪われ続ける今が現状維持?
否。
ジリ貧状態である。
思考停止も奴隷根性もここに極まれり。
勝負所で可能性に賭けられない臆病者たち。
彼らがこの国を滅ぼす。
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