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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【心に沁みる名言】今日を精一杯生きるために…。#107

 

 

 

 

#107

心に沁みる名言

 

 

今日を精一杯生きるために…

 

 

明日ではなく今日。

今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。

 

 

 

大石謙三(映画「深夜食堂」より)

 

 

物静かなマスターが営む深夜営業の小さな食堂「めしや」では、客が置き忘れた骨壺の話題で盛り上がる。

店には、その後もさまざまな事情を抱えた客が訪れるのだった。

あの大震災から早4年。

常連客の2人、あけみとさえこは被災地でのボランティア活動を続けていた。

その時に知り合った謙三(筒井道隆)は、震災で妻を亡くし、遺体も見つからないまま日々を過ごしていた。

ボランティアのあけみに想いを寄せ、プロポーズするが返事をもらえない。

業を煮やした謙三は、東京へあけみに会うために出てきたのだった。

そんな彼の心を捕らえたのは、あけみ達が作ったカレーライス。

めしやのマスター直伝の味だった。

一方、骨壺の引き取り手は訪れず、寺で供養してもらうことに。

開けてみると、骨壺には骨ではなく大量の砂が入っていた。

大量の砂が入った骨壺を見て謙三は呟く…。

 

 

なーんも見つかんねっけ

こうするしかねえべ

 

重さがあったほうが

空っぽよりなんぼかましだからよ

 

俺も女房の骨つぼに

おんなじことした

 

認めたくねがったけど

この重さで

納得すっぺって思ったんだ

 

なーんも残んねかったからな

 

これが "偽物" だって分かってても

空よりましだ

 

いっつも2人で歩いた浜の砂

こうやって詰めて…

 

 

映画「深夜食堂」

映画「深夜食堂」

 

 

 

 

 

 

 

何度も観ている作品なのに、これほどの言葉に今まで気づけなかった自分の浅慮ぶりに腹が立つ。

何で気づかなかったんだ…

劇中ではあの大震災から4年後の設定だが、未だに傷が癒えぬ人もたくさんいる。

それだけではない。

この言葉は、何も震災に限ったことではないのだ。

人が自然の猛威を前にすれば、こういう事態はおおいに考えられる。

なるほど。

空っぽよりはマシ…か。

恥ずかしながら、正直そこまで思いを巡らせたことはなかった。

所詮は理解した "つもり" でしかなかった。

こんな現実も知らないで、何が「被災者に寄り添う」だ。

何と浅はかで、何とおこがましい行為か…。

身の上話で申し訳ないが、著者には伯母が "いた" らしい。

だが著者が生まれる前に、台風の豪雨で流され亡くしている。

子供の頃に聞かされ、すでに知っていた話のはずなのに…。

自費で供養費を建てた祖父の気持ちがようやく理解できた。

 

 

 

 

 

 

 

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