(たぶん)報道されなかった日本の闇ニュース[10]
(たぶん)報道されなかった日本の闇ニュースとは
最近、テレビでニュースをご覧になりましたか?
久しぶりにテレビのニュースを見て驚愕した。
トップニュースがメジャーリーグでの日本人選手の活躍、もしくは芸能人のゴシップだと?
どこまで平和ボケすれば気が済むんだ、日本人。
それもこれも本分を忘れたマスコミが、権力に丸め込まれているからに他ならない。
情報の捏造なんかは御茶の子さいさい。
国民の怒りの矛先を、巧みな情報操作で別のところへ向けてしまう。
それ自体がすでに忌忌しき問題ではあるが、それよりもっと問題なのは、そのことにすら気づかない暢気な日本人が多すぎること。
それが地位と権力にしがみつく腐った政治家どもの思惑通りだというのに…。
現在の日本の衰退を招いたのは、無関心という名の責任放棄をし続けた国民の責任である。
とはいえ、どんなに搾取され続けてもされるがままのドM国民に声は届くまい。
だから方法を変えることにする。
現在、情報統制下の日本で(たぶん)報道されなかった日本の闇ニュース。
これを知っても、まだ無関心を貫けますか?
これを知っても、腹が立ちませんか?
闇の資金「特別会計」と歴代首相が外遊しまくってきた理由
一般会計の2〜4倍にのぼる裏帳簿・闇会計としての存在が「特別会計」
外務省の表向きのODA予算は、年間5,000億円規模にすぎないのに、どうして数十兆円単位の巨額のカネを外国にバラ撒くことができるのだろうか。
そこには、政府の歳入と歳出を取りまとめた「一般会計」とは別の、その4倍以上の規模にも及ぶブラックボックスと呼ばれる「特別会計」の存在があるからだ。
なんと、これが未だに13もあるという(戦前には最大60、戦後にも一時期最大45もの特別会計があり、とりわけ戦前の臨時軍事費特別会計はひたすら膨張しまくり、ついには戦争遂行に駆り立てた)。
ちなみに2022年度の「一般会計」予算(国家予算)は補正後で110兆円であったが、同年度の「特別会計」の歳出総額は467兆円で、重複分を除いた純計額では218兆円である。
国会で審議が行われる「一般会計」の総額で4倍、純計でも2倍以上もの予算が「特別会計」として計上されているのだ。
一般会計はカツカツの財政状況でも「特別会計」は潤沢
「特別会計」とは、いったい何なのだろうか。
国の会計は、「一般会計」で一体的にとらえられている(単一会計主義)。
行政施策の内容が国会で審議され、国の予算として承認されているのだ。
しかし、国の行政活動が広範かつ複雑化すると、単一会計だけでは、各個の事業状況や資金の流れが見えにくくなるとして、一般会計とは別に特別会計を設けることが認められている(財政法第13条第2項)。
会計を分けることで、特定の歳入や歳出を視えやすくし、特定の事業や資金運用の状況を明確化できる――というのが目的となっている。
とまぁ、前述のような説明が、「特別会計」における政府・財務省の公式見解なのである。
潤沢なカネの宝庫「特別会計」はブラックボックス状態
しかし、実際には、「特別会計」を設けることで、かえってカネの流れを視え難くしているのが実態だ。
なぜなら、国会で審議された「一般会計予算」も、そこからかなりの金額が「特別会計」にも組み入れられて、特別会計の下では、各省庁が特殊法人を多数つくり、その下にぶら下がるファミリー企業群を差配することで、省益追求の恣意的バラ撒きや、官僚OBの天下りや利権配分の温床となるからである。
会計検査院でさえ、ファミリー企業群には民間企業ゆえにチェックするという手立てもできない。
かつての道路整備特別会計では、日本道路公団('05年民営化)などの特殊法人の下、ファミリー企業が700社も特別会計の先っぽにぶら下がり、公団OBが天下っていた。
こうしたことから、「特別会計」は「ブラックボックス」「裏帳簿」「闇会計」と揶揄される所以なのである。
13種類の特別会計とは?
ちなみに、現時点での13ある特別会計は以下の通り。
- 交付税及び譲与税配布金特別会計
- 地震再保険特別会計
- 国債整理基金特別会計
- 外国為替資金特別会計
- 財政投融資特別会計
- エネルギー対策特別会計
- 労働保険特別会計
- 年金特別会計
- 食料安定供給特別会計
- 国有林野事業債務管理特別会計
- 特許特別会計
- 自動車安全特別会計
- 東日本大震災復興特別会計
一見しただけでは、何の事業なのか、よくわからないものも多い。
しかし、この中の167兆円規模の外国為替資金特別会計や197兆円規模の年金特別会計の剰余金から、外国へのバラ撒き資金も横流しさせているのである。
「特別会計」の闇は深い
この「特別会計」という潤沢なカネを使って、国内では「一般会計予算」で国民経済に対しては渋い顔をして増税が必要――などとのたまう政府も、外国には気前よくバラ撒きができるのである。
小泉純一郎内閣(2001年4月~06年9月)の時の財務大臣・塩川正十郎氏が特別会計を揶揄した有名なセリフに、「母屋でおかゆをすすっている時に、離れですき焼きを食っておる」は名言となった。
母屋が「一般会計」で、離れが「特別会計」を指すことは言うまでもない。
また、かつて特別会計の闇や官僚の腐敗を厳しく追及していた旧民主党の石井紘基衆議院議員は、特別会計の徹底調査を行い、膨大な資料を収集するなかで、暴漢に刺殺される※という悲劇に見舞われている(2002年10月25日)。
事件の数日後の10月28日に予定されていた国会質問を前に「これで与党の連中がひっくり返る」とまで発言していたことと相まって、この事件は謀殺された疑いもある――といわれていたのである。
事実、石井衆議院議員の鞄には国会質問用の資料が入っていたのに、事件現場の鞄からはなくなっていたこともあり、なおのこと、これは不可解な事件とされている。
これほどまでに、特別会計や官僚たちの腐敗、政治行政の闇は底知れず深いのだ。
その後、石井氏が残した膨大な特別会計などの政府追求の証拠資料は、他の民主党議員によって読み解かれることもなく、倉庫に眠っているそうなのだから、勿体無いというか何ともやるせない話なのである。
石井衆院議員のような気骨ある人物は、国会には誰一人いないのだろうか…。
※石井紘基刺殺事件とは
石井紘基刺殺事件もしくは石井紘基議員暗殺事件は、2002年10月に発生した、民主党所属の衆議院議員・石井紘基氏が右翼団体幹部により殺害された事件である。
2002年10月25日、民主党の衆議院議員・石井紘基氏が、世田谷区の自宅駐車場において柳刃包丁で左胸を刺され死亡した。
翌10月26日、右翼団体「守皇塾」代表の伊藤 白水が警察に出頭し逮捕される。
伊藤は「生活に困窮し家賃の工面を断られたため、仕返しでやった」と供述したが、恨みを抱くに至った理由としては強引で、石井氏が国会議員や官僚の腐敗を徹底追及していたことから「暗殺された」との見方もある。
10月28日に予定されていた国会質問を前に、石井氏は「これで与党の連中がひっくり返る」と発言したという事実などが挙げられている。
2004年6月18日、東京地裁で無期懲役の判決が言い渡され、判決では被告が主張する「金銭トラブル」という動機を信用することができないとした。
なお、公判では伊藤は一貫して事件の犯人は自分1人の単独犯であり、金銭苦による犯行であるという主張を変えなかった。
事件当日、石井氏の鞄には国会質問のために国会へ提出する書類が入っていたが、事件現場の鞄からは書類がなくなっており、いまだに発見されていない。
国会では審議されない、一般会計の4倍相当の金額を有する特別会計について、質問予定だったとされている。
石井議員の左の中指は切断されていた事が明らかになっており、2010年10月に放映されたテレビ朝日の番組「報道発 ドキュメンタリ宣言」で、法医学者の上野正彦氏は、指は外側から切断されており、カバンを握った手が邪魔だっために指を切断したのでは無いかと推察を述べた。
また、この番組内で服役中の伊藤は、テレビ朝日に向けた手紙内で「当方の事件は、いろいろと政治の裏側で動く金と人脈が関係しておりー」と明かしており、面会時のインタビューに対しても「でたらめを言わざるをえなかった」「本当の事を言えば頼んだ人が誰かを言わなくてはいけなくなる」「殺害を頼まれた」「それを言えばその人の顔に泥を塗る事になる」と答えたと報道された。
映画でしか観たことがないような政治の暗部。
まさか日本でも同じようなことが起きているとは、頭の中がお花畑の国民は、露程も思わないのだろう。
これぞまさに日本の闇である。
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