#137
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
一文字弥太郎
一文字弥太郎
(1959年〈昭和34年〉3月17日 - 2022年〈令和4年〉2月18日)
広島県で活動していたフリーパーソナリティ、ローカルタレント。
そして広島のラジオスター。
本名の名切勝則名義では放送作家、実業家としても活動し、一般社団法人・日本放送作家協会の中国支部長も務めていたが、2021年まで名切が一文字の正体であることは非公表だった。
メディアに一切顔を出さない「覆面パーソナリティ」として、当時の中高生から絶大な支持を集めたという。
自分さえ我慢すれば
誰かに心配かけたくないし
みんなと同じでいたいから
世間の目があるし
ここで苦しんでるなんて知られたくないし
実は 命をかけてまでやらなければならないことなんてこの世にひとつもなくて
なのにみんな我慢して
自分を苦しめている
学校だって会社だって家庭だって
命をかけてまでそこにいる必要なんて全くない
いやだったら
行かなくていいし
そこにいなくていいし
逃げればいい
「そんなの甘えだ!」と言われたら
あなたはあなた
わたしはわたし と無視できればいい
もう自分を責めないで
自分の心に耳を傾けてみる
こうして取り上げるくらいだからもちろん素晴らしい言葉だと思ってはいるし、概ね賛成ではあるのだけれども、これはあくまで理想論でしかないことを付け加えておこう。
なぜなら、本当に際の際まで追い詰められた人間は、逃げ道も逃げ方もわからなくなっているからだ。
揚げ足取りだと思う?
捻くれた受け取り方だと思う?
そうじゃない。
そのことに気づけないから、人は他人を平気で攻撃できるのだ。
「嫌なら逃げればいい」と言えてしまえるのは、傷を知らない、傲慢でかつ短絡的な思考回路。
不祥事を起こした俳優さんが出演している映画に、「嫌なら観なければいい」と言うのとはワケが違う。
「嫌なら逃げればいい」を「嫌なら観なければいい」と同列に考えないでいただきたい。
同列に語ってほしくない。
攻撃する人間の特徴は総じて皆傲慢で、だから痛みに鈍感だ。
そういう人間もおそらく周りからは疎まれた存在なのだろうけど、鈍いからそのことに気づいていない。
傲慢だから、自分の周りを包む繊細な空気に気づくことがない。
自分が向けた刃が、相手にどんな傷をつけているのか想像することができない。
いや、そもそも他人に気持ちを想像するという発想自体がないのかもしれない。
あくまでも自己中心的。
だから平気で他人を傷つける。
人を傷つけても平気でいられる。
よく考えてみて。
自分で命を断つなんて、正常な精神状態なら怖くて絶対にできやしない。
それは狂気の沙汰なのだ。
そこまで追い込まれた人間に、逃げ道も逃げ方もわかるわけがないのだから。
本当に傷ついている人間に正論や理想論は毒にしかならないということを、まずは多くの人が知るべきだ。
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