劇場版シリーズ第15作目
名探偵コナン 沈黙の15分
キャッチコピー
- 「生き延びるんだ、絶対に…」
- 「ラスト15分、予測不可能!」
- 「生きてたら、また会えるぜ」
『名探偵コナン』とは
『名探偵コナン』は、1994年刊行開始の青山剛昌先生原作による推理漫画作品であり、本作を原作とした一連のメディアミックス作品の総称。
黒の組織によって少年化させられた高校生探偵・工藤新一が江戸川コナンと名乗り、組織の行方を追いながら数々の事件を解決していく推理漫画。
「週刊少年サンデー」(以下、「サンデー」)にて1994年5号より『名探偵コナン』の連載が開始された。
2014年6号で連載20周年、2017年37-38合併号で1,000話目を迎え、「サンデー」史上最長の連載期間となっている。
1996年からテレビアニメが放送開始され、2016年には20周年を迎えた。
1997年から毎年4月に劇場版映画が公開されている。
2001年、第46回(平成12年度)小学館漫画賞少年部門受賞。
2015年7月時点で単行本の国内累計発行部数は1億4900万部を、2021年10月時点で単行本の全世界累計発行部数は2億5000万部をそれぞれ突破している。
なお、2018年6月の時点で漫画は25の国と地域で翻訳・販売され、アニメは40ヵ国で放送されている。
劇場版名探偵コナン沈黙の15分 (My First Big SPECIAL)
劇場版シリーズ伝統の実写エンディング
劇場版名探偵コナンといえば、鉄板のお約束がいくつかある。
その中のひとつがエンディング。
第1作からの伝統で、エンドロールで映画の舞台となったりモチーフとなった実際の風景(実際に無い場所でも有名なところをモデルにする)の映像が流れることが定番となっている。
他のアニメ作品ではあまり観ない演出なので、コナンのエンディングが印象に残っている人も多いかと思う。
本稿では、その実写エンディングだけにフィーチャーしてみよう。
劇場版アニメ『名探偵コナン 沈黙の15分』
『名探偵コナン 沈黙の15分』は、2011年4月16日に公開された日本のアニメ映画。
シリーズの第15作目、劇場版『名探偵コナン』15周年記念作品。
本作から総監督に山本泰一郎氏が就任して3代目の監督に静野孔文氏が就任したため、監督が2人体制の作品となっている。
監督が2人いるのは、第7作『迷宮の十字路』以来8年ぶりとなった。
山本氏は、本作と次作『11人目のストライカー』で総監督を務めた後、テレビアニメ版の監督に復帰している。
そのため、静野氏は第17作『絶海の探偵』から本格的な監督デビューということになった。
本作までの劇場版シリーズはゴールデンウィークという公開時期を考慮して本編の季節も春または夏であることが多いが、本作では初めて冬の雪国が舞台となった。
そのため、ポスターに登場するコナンは通常の青いジャケットと赤い蝶ネクタイの服装ではなくスノボーウェアになっている。
本作の舞台は新潟県だが、本編に登場する北ノ沢ダムは富山県の黒部ダムがモデルになっている。
また、劇場公開当時の公式サイトと実写エンディングにも、黒部ダムが登場している。
本作のゲスト声優には、戦場カメラマンの渡部陽一氏が新潟県警の渡部刑事役として、アナウンサーの宮根誠司氏が記者会見で質問をするジャーナリスト役としてそれぞれ出演している。
テレビアニメ版からは小林澄子が初登場。
このため、劇場公開日間近の2011年3月26日には本放送枠で澄子が活躍するエピソード「1年B組大作戦!」が再放送された。
また、警視庁刑事部の部長・小田切敏郎の登場は前作に引き続き3度目である。
レギュラーキャラクターで全編に渡って登場するのは毛利探偵事務所の面々・阿笠博士・灰原哀を含む少年探偵団・鈴木園子となっており、警視庁捜査一課の面々は東都線開通記念式典で都知事の護衛を担当しており、出番はほぼ序盤に集中している。
初期の特報では、小五郎が容疑者の中から立原冬美が犯人だと指さしたシーンが流れていたが、本編では流されていない。
アニメーション制作の「東京ムービー」名義は本作が最後となり、劇場公開後の2011年8月からテレビアニメ・劇場版共に「トムス・エンタテインメント」名義に移行した。
同時に第1作からプロデューサーを務めた吉岡昌仁氏も降板し、本作が最後の参加となった。
以降は、浅井認氏・石山佳一氏がプロデューサーを引き継いでいる。
劇場公開の前月に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う東日本大震災の影響で、4月6日に予定されていた試写会が中止された。
また、劇場公開当日の4月16日に東京都内で行われた舞台挨拶中にも、東北地方太平洋沖地震の余震とみられる震度4の地震が発生し、場内は騒然となった。
上映時間は109分。
興行収入は31億5000万円。
第35回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞作品。
劇場版 名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター) スタンダード・エディション(通常盤)【DVD】
劇場版 名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター) スペシャル・エディション(初回限定盤) [DVD]
主題歌
- B'z「Don't Wanna Lie」
「Don't Wanna Lie」は、日本の音楽ユニット・B'zの楽曲。
2011年6月1日にVERMILLION RECORDSより49作目のシングルとして発売された。
2006年以来5年ぶりとなる『名探偵コナン』のタイアップで、「ゆるぎないものひとつ」以来6度目である。
また、本作のPVの一部が『名探偵コナン』アニメOP映像に使用されており、同番組のOP映像にB'zのPVが使用されるのは1999年に起用された「ギリギリchop」以来となる。
また、このPVの撮影が松本のグラミー賞受賞後の初仕事となった。
1998年公開の『14番目の標的』以降、ビーイング所属のアーティストが劇場版『名探偵コナン』の主題歌を担当していたが、この曲で一度終了となり、2016年の第20作目に「世界はあなたの色になる」が採用されるまで途絶えることになった。
B'zが映画の主題歌を担当するのは本作で4回目である。
それまで同回数を誇っていた、ZARD・倉木麻衣さんの3回を抜いて歴代1位となった。
稲葉氏はこの曲のテーマとして「人生において大切な瞬間に、自分にウソをつかないでいよう」という意志を挙げているが、そのせいか著者にはどこか結婚への誓いを想起させるのは、発表が東日本大震災発生のすぐ後だったからだろうか。
B'zファン以外の人にはあまり馴染みがないだろうし、B'zらしい派手さやパワフルさにも欠けるミディアムテンポの地味な曲だが、聴けば聴くほど沼化していく名曲である。
実写エンディングロケ地
エンディング途中で映るフィギュアスケーターが浅田真央さんだという噂がまことしやかに囁かれたが、どうやらそれは間違い。
実際は渡邉麻衣さんという方だそう。
名探偵コナン沈黙の15分
— スコッチ scotch (@DESECTIVEcoupe) 2017年4月4日
B'z
「Don't Wanna Lie」#いいなと思ったらRT#名探偵コナン好きな人RT #コナクラさんと繋がりたい #名探偵コナン歴代から~#CFC会員 pic.twitter.com/nr0DqS6ogQ
エピローグ
コナンたちは帰路に着こうとしていた。
そこへ小五郎の車が到着。
小五郎:おい、お前ら。早くしろ!グズグズしてると置いてくぞ
園子:おじ様、何急いでんのかしら?あっ!私、まだ真さんにまだお土産買ってない!!
蘭:あっ、私もだ」
小五郎:待て、お前ら。そんな時間はねぇぞ!!
蘭:(あっ、そういえば……何を買うんだっけ?)」
歩美:ああっ!私たちも小林先生のお土産買ってない!
元太:やっぱ熊の饅頭だろ!?
光彦:何言ってるんですか!白鳥のマグカップで決まりですよ!
コナン:俺はフクロウがいいと思うぞ……
蘭:(え? これって……)
哀:めんどくさいから全部買っちゃえば?どうせ博士のお財布だし
博士:おいおい……
蘭:(そっか……これ書いたの子供たちだったのね)
小五郎:お前ら、土産買うなら早くしろ!急げ!!早く帰らないとヨーコちゃんのドラマに間に合わねぇ!あと15分だ!15分で出ちまうぞ
探偵団:ええっ!?
光彦:そんな!
元太:急げ!
コナン:(てか、また15分かよ?)
土産の選ぶ時間も15分。
新一に対する蘭の疑いも晴れ大団円。
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎