YouTube短編映画
ハロー!ブランニューワールド
(動画名:もう限界。無理。逃げ出したい。)
ありふれた配信動画と見紛う巧妙な仕掛け!YouTubeの特性を活かした名作短編映画
YouTube短編映画『ハロー!ブランニューワールド』(動画名:もう限界。無理。逃げ出したい。)とは
あさぎーにょがコンテンツスタジオ チョコレイトとともに企画・制作した「もう限界。無理。逃げ出したい。」。
疲れを癒すべく熱海旅行を計画するが、霧が濃くなり遅延したせいで計画はボロボロ。
「ほんとに無駄な一日だった」というその一言がきっかけとなり、「とある一日」を繰り返すことになるというストーリー。
製作スタッフ(CHOCOLATE Inc.)
企画・共同脚本:夏生さえり、竹林亮
監督:竹林亮
出演:あさぎーにょ
あさぎーにょ
「へんてこポップ」という世界観を幅広い分野で表現し続ける次世代のYouTuber / Artist。
YouTubeやTikTokなどSNSでの合計フォロワーは200万人を超え、音楽、ファッション、映像制作と幅広い分野で活躍中。
新しい音楽の届け方や独自の世界観の表現を追求するなど常に新しいことに挑戦し続ける姿が若い世代から多くの支持を得ている。
チョコレイトのプランナーとしても活動中。
あらすじ
毎日をわくわく過ごすことを目標にしている、人気動画クリエイターのあさぎーにょ。
しかし、ここ最近の目の回るような忙しさで日々を楽しめなくなっていた。
疲れを癒すべく熱海旅行を計画するが、霧が濃くなり遅延したせいで計画はボロボロ。
さらに泊まる予定の旅館もあまりに古く、テンションはガタ落ち…。
ほんとに無駄な一日だったーー
その一言がきっかけとなり、あさぎーにょは「とある一日」を繰り返すことになる。
ありふれた配信動画と見紛う巧妙な仕掛け!YouTubeの特性を活かした名作短編映画
あなたがYouTubeで観る動画といえば?
とりわけYouTuberの配信動画をまったく観ない人にとって本作は、あたかもこれが現実かのように映るかもしれない。
実在するYouTuberの、実在するチャンネルで配信された短編映画。
物語のはじまりはありふれた配信動画。
これが短編映画だと知らなければ、YouTuberのなんの変哲もない普通の配信動画。
「これってただの配信動画?」
その違和感はあまりにもさりげなく訪れる。
旅館での食事中、落ちてくるお椀を空中でキャッチ。
そのままいけば頭にぶつかっていたであろうお盆をさらりとかわし、選べるお漬物は選択肢を聞く前に先回り注文。
仲居さんの手拭いを勝手に拝借したかと思えば、隣りの客がこぼしたお茶をすかさず拭き取る。
そして手拭いは何事もなかったように仲居さんの元へ。
トラブルがトラブルになっていないから、仲居さんはこの一連にまったく気づいていない。
もちろんなんの説明もないから、配信動画のつもりで観ていたらまったく意味がわからない。
しかし、その後もまるでこれから何が起こるのかすべてわかっているかのように、あらゆるトラブルに先回りして対処するあさぎーにょ。
違和感ありありの1日が終わり、ようやくそれがタイムループによるものだったとようやく理解する。
これが短編映画なんだと知っているにもかかわらず、現実のように錯覚してしまいそうな数々の巧妙な仕掛けは秀逸のひと言。
おまけに、わずか19分足らずの動画の中で物語的にも完璧に完結している。
アイデア、設定、演出、シナリオ、構成…どれをとっても素晴らしいとしか言いようがない。
YouTuberによる "リアルな情報発信" という動画配信の固定観念を、見事に逆手にとった珠玉の虚構世界。
本作のようなあまりに出来の良い短編映画が、YouTubeで無料で観られることにただただ驚くばかりである。
もはやテレビや映画だけが作品発表の場ではなくなった。
有名監督が手掛けた作品だから、名作になるわけではない。
無名のクリエイターの中にも、優れた作品を世に送り出す、優秀な人材がたくさんいる。
そんな優秀なのに金もコネもないクリエイターにとって、YouTubeのようなオンライン動画共有プラットフォームの存在は、もはやなくてはならないコンテンツなのかもしれない。
何はともあれ、新しい才能との出会いは喜ばしい限りである。
あさぎーにょはもとより、本作の製作スタッフを務めたCHOCOLATE Inc.。
そして監督・竹林亮氏と共同脚本・夏生さえりさん。
彼らが発表する作品と、今後の活躍に期待したい。
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