ダディ・ダーリン / G-FREAK FACTORY (2016年)
戦争を知らないすべての人が今聴くべき隠れた名曲
「ダディ・ダーリン / G-FREAK FACTORY (2016年)」とは
G-FREAK FACTORY(ジー・フリーク・ファクトリー)は、1997年に地元群馬にて結成されたロックバンド。
所属レーベルはBADASS。
デビュー前にKottonmauth KingsやBAD BRAINSの来日公演のサポートアクトに出演するほどの実力派。
結成当初はミクスチャーサウンドだったが、その後レゲエサウンドを基軸に、ロック、ダブを取り入れたサウンド「DREAD ROCK」を日本で初めて形にして衝撃を与える。
「ダディ・ダーリン」は、そんなG-FREAK FACTORYが2016年に発表した4thシングルである。
作詞作曲を担当したVo. 茂木洋晃氏は、本作についてこう語る。
この曲はじいちゃんのことを書いたんですよ。
父ちゃんから見たダーリンみたいな。
まぁ、ダディもダーリンも同じ意味合いで、愛しい人にリスペクトを込めて使う言葉ですからね。
このシングルの発売日が9月7日で、じいちゃんが生きててくれればちょうど100周年なんですよ。
"やった!" と思って、勝手に嬉しくなっちゃって。
だから、この曲はじいちゃんに届けようかなと。
じいちゃんは戦争に行った人なんですけど、俺はじいちゃんっ子だったんですよ。
95歳まで生きたのかな。
両親は商売をやっていたから、学校の授業参観にもじいちゃんが来て。
毎晩お酒を飲んで、すぐ戦争の話をしてくれたんです。
だから、戦争になったら嫌だな、お父さんが兵隊に行ったら嫌だなって思ってて。
そのじいちゃんの教えが俺の中にあるから、"じいちゃん、今はこんな時代だけど、なんとか生きてるよ" って。
俺がじいちゃんになったら、また次の時代が来て、本当の平和を導き出すときが来るかもしれない。
そしたら、俺の孫がこういう曲を歌ってくれたらいいなと。
"今の「ダディ・ダーリン」はこうだぜ!"って曲ですね(笑)。
僕も戦争に行ったことがないから、"平和っていいよね" と言ってもリアリティがない気がして。
戦争がないことを願っているのは、戦争をしている国の人たちだと思うから。
でも、平和は望んでますからね。
日常にしっかりと "ありがとう" が言えたら、それが幸せだと思うから。
全員が幸せの確認をできたらいいですね。
インタビューより一部抜粋
「平和を願う」、そんな気持ちは平和を知らない人から生まれる感情
長引く戦争。
各地で絶えず起こる紛争。
無差別に行われる卑劣なテロ行為。
世界中がきな臭くなりつつなかで、それでも日本は概ね平和な国である。
我々が今、平和を享受していられるのは、いったい誰のおかげだろう。
先の大戦で日本軍の死者は軍人・軍属を合わせて約230万人にのぼる。
死者の9割は太平洋戦争末期の昭和19(1944)年以降に絞られ、その死の半数ほどが病死、特にに餓死が占めていたという。
また昭和19(1944)年10月25日、初めて敵艦に突入して以降、10ヵ月にわたり続けられた「特攻」。
この近代戦争において世界的にも類例を見ない、正規軍による組織的かつ継続的な体当り攻撃は多くの若者を死に至らしめた。
日本の今の平和は、そういう犠牲の上に成り立っている。
永遠の嘘は 本当のことで 本物の偽物だけが 勝ち取る世界です
でもその本物の偽物が 作り上げた永遠の嘘に
支えられてようやく ここに立ってます
言葉にならない 言葉になんてならない
でもあえて言葉にするならば そういうことなんです
草木は実り 花を咲かせて ただただダラダラと 花を咲かせて
戦争の谷間にある、かりそめの平和。
我々が謳歌する平和は、そういう類のものなのかもしれない。
2025年は、先の大戦の終わりからちょうど80年の節目の年。
戦争を知る人は少なくなり、戦争を知らない人間が世の中を動かす。
平和を願うそんな気持ちは
平和を知らない人から生まれる感情であって
平和の中で暮らしてる私には
平和を願う気持ちがわからないんです しかし
平和に気づかないほど毎日は平和で
平和を何と無く繋いだつもりで
いつかその平和とやらを誰かが破くのでしょうか?
戦争を知らない我々は、一度でも、心の底から平和を願ったことがあるだろうか?
戦争はダメ。
戦争はいけないことだ。
わかっているのに、知らず知らずに戦争の片棒を担いでいる。
護るためだと、武器を携える。
戦争の谷間にある、かりそめの平和。
どうかこの嘘が、永遠に続きますように。
この本物の偽物が、いつか本当のことになりますように。
かりそめの平和しか知らない我々のできることといえば、せめて平和を知らない人たちの「平和を願う」ことだけなのかもしれない。
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