君と僕 / 東京スカパラダイスオーケストラ(1990年)
聴いたことはあるのにタイトルは知られていない名インストゥルメンタル
「君と僕 / 東京スカパラダイスオーケストラ(1990年)」とは
1990年5月1日にリリースされた、東京スカパラダイスオーケストラ(略称:スカパラ)の1作目のオリジナル・アルバム『スカパラ登場』。
このアルバムのラストに収録されてるインストゥルメンタル(インスト)曲「君と僕」。
TBS「ビレッジ吉本」エンディングテーマ、日産自動車「マーチ」CMソング(1991年〜1992年)、BS-TBS「町中華で飲ろうぜ」オープニングテーマ(2019年~)、クレディセゾン「セゾンAMEXカード」CMソング(2025年~)など、数々の番組やCMとタイアップしている。
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chill outしようぜ
ジャマイカ発祥の音楽ジャンル「スカ」を基盤に、ジャズ、R&B、ロック、ラテン、ファンクなど多様なジャンルを融合させた独自の「ミクスチャー・サウンド」を特徴とし、日本ならではの「トーキョースカ」と称される独自のスタイルが魅力の東京スカパラダイスオーケストラ(スカパラ)。
特定のスカのスタイルにとらわれず、オーセンティックスカ、ネオスカ、スカパンクなど、様々なスカの要素を取り入れつつも、それを超えるジャンルレスなサウンドを築き上げている。
裏打ちのノリの良いリズム、ホーンセクションやギターが奏でる軽快なメロディ、歌もの・インストゥルメンタルを自由に行き来するスタイルは唯一無二の存在だ。
そんなスカパラの楽曲の中でも、さらに唯一無二の存在感を放つのが本作「君と僕」である。
数々の番組やCMとタイアップしているので、耳にしたことがある人も多いのではないだろうか。
だが、聴いたことはあってもタイトルがわからない。
なんなら、スカパラの楽曲だったことすら知らない人も多いのではないだろうか。
その気持ち、わからなくはない。
派手なサウンド、暴れまわるホーンのイメージが強いスカパラの楽曲の中にあって、口笛のメロディーが泣かせる本作はとりわけ異彩を放っている。
個人的に本作はBS-TBS「町中華で飲ろうぜ」テーマソングのイメージが強く、文字通り、町中華で飲る時にまったり聴きたい1曲だ。
この曲を聴くと反射的に中華が無性に食べたくなるのは、おそらく著者だけではあるまい。
なんとも言えないこの緩さがたまらなく心地良い。
忙しないウィークデイの終わり。
眠りにつくまでのほんの束の間。
仕事モードだった脳をchill outしながら、ゆっくりクールダウンしていく。
こういう時間こそが、もしかしたら一番満たされる瞬間なのかもしれない。
地味なインストではあるが、大人だからこそわかる、大人にしかわからない魅力だろう。
「君と僕 2010 feat. 斉藤和義 [2020 Remaster]」
ゲストシンガーとのコラボレーションも、東京スカパラダイスオーケストラの魅力のひとつ。
2020年に発表された東京スカパラダイスオーケストラのベストアルバム『TOKYO SKA TREASURES ~ベスト・オブ・東京スカパラダイスオーケストラ~』に斉藤和義氏がゲストボーカルとして参加した「君と僕 2010 feat. 斉藤和義 [2020 Remaster]」が収録されている。
TOKYO SKA TREASURES ~ベスト・オブ・東京スカパラダイスオーケストラ~(CD3枚組)
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