ioritorei’s blog

完全趣味の世界

【※この物語はフィクションです。】大変だぁーー!12月31日に新幹線を止めちゃったぁーー!?

 

 

※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等はあくまで架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

 

 

 

そう…あれはたしか格闘技全盛期の頃の話。

晦日も格闘技番組で埋め尽くされていた記憶がある。

そうだ。

『イノキボンバイエ2003・馬鹿になれ夢をもて』や『K-1プレミアム2003人類史上最強王決定戦Dynamite!!』や『PRIDE大晦日スペシャル男祭り2003』が放送されていたはずだから、2003年のことになる。

もう20年近く前のことになるのか。

この物語は、あくまでフィクションだ。

晦日から大晦日にかけてカラオケバーを営む先輩のところで朝まで飲んでいた。

カラオケバーを営む人というのは、料理上手が多い。

簡単なツマミも作れば、凝った食事までできたりする。

その先輩もその例外ではなかった。

店を閉めた後に、そんな料理上手の先輩がご飯を振る舞ってくれるという話になった。

正月も近いし、ひと足早く雑煮でも食べようという。

ろくに飯も食わずに飲み続けていたから、喜んでその話に乗った。

しかし食材がないという。

最寄りの駅には食材館なるスーパーのようなものが併設されていたが、そこへ食材の買い出しに行くというではないか。

先輩がここをよく利用していたのは知っていた。

知っていたから何の疑いもなく駅へと向かう。

これが大間違いだった。

突然その先輩は、今から名古屋の知り合いのところへサプライズ訪問しようと言い出した。

訳がわからない。

今日は大晦日だよ?

こんな迷惑なサプライズなんて、あったもんじゃない。

想像以上に先輩は酔っ払っていた。

出来得る限りの抵抗を試みたが、すでに先輩は笑顔で切符を買っている。

やられた…

どうやらハメられたようだ。

もはや従う以外の手はない。

諦めて、飯を食わせろと駄々をこねる。

新幹線の時間もあるから弁当で手を打つ。

駅弁買ったのなんて何年ぶりのことだっただろう。

弁当2個を片手に新幹線のホームへと向かうのであった。

 

晦日の新幹線のホームというのは、思っているよりそれほど混雑していない。

前日までは帰省客で乗車率200%などと報道されていたが、帰省は大晦日までにほとんど完了している。

まぁ、それでも乗車率80%くらいは混雑しているのだが…

そんな中、弁当をぶら下げた酔っ払い2人が新幹線のホームに立つ。

まんまと策略通りに事が進み、嬉しかったのだろうか。

先輩は浮かれている。

浮かれた姿を横目に見ながら途方に暮れていると、突然先輩が慌て出した。

どうしたのかと尋ねると、線路に指輪を落としたという。

どうやらあまりに浮かれすぎて指輪がすっぽ抜けたようだ。

やれやれ、だ。

とりあえず駅員を呼びに行こうと歩き出した瞬間、先輩は何とすでに線路へ降りているではないか。

いやいや、勘弁してくれよ…

しかし、もうすでに降りてしまっている。

慌てて駆け寄り、とにかく急ぐよう促す。

早く登ってきてくれと頼む。

しかし、だ。

先輩は何故か腕を抑えてうずくまっている。

どうやら線路に降りた際、転んで腕を怪我したようだった。

嘘だろ?

これ以上、悪い冗談はヤメてくれ。

騙されてここまで連れてこられ、若干疑うのは無理もないこと。

しかし、いくら声を掛けても痛がるばかりだ。

これはさすがにマズいことになった。

焦って駅員を呼びに行く。

著者:『すみません、人が線路に!』

駅員:『えっ…人が線路にどうしたの⁉︎落ちたの‼︎⁉︎』

この時、瞬間的に考えた。

(…先輩が自ら降りたとなったら、どうなるだろう?

JRから莫大な請求を求められるのではないか?

だとしたらマズい。

ここはとりあえず曖昧にしなくては…)

著者:『人がって言ってんじゃん!早く来て‼︎』

まったく、なんてクズ野郎だろうね。

今さらながら猛省する。

まぁ、この物語はあくまでフィクションだけどね。

 

駅員が駅舎から出てきてボタンを押した。

ホームに警報が鳴り響く。

あー、ヤバい、これ新幹線止めてるわ…

続けて駅員とホームから線路の下を覗き込む。

しかし人影はどこにも見えない。

新幹線のホームの下というのは、整備用の通路になっていたりする。

どうやら整備員の方が先輩を整備用通路から助け出してくれたようだった。

線路に人が確実にいないことを確認し、駅員は警報を解除した。

時間にして1分30秒ほど、すべての新幹線を止めてしまった。

ホームに残されたのは弁当をぶら下げた間抜けな酔っ払いがひとり。

ホームで新幹線を待っているそこそこの人数の客は皆、冷たい視線を投げつけてくる。

そりゃあそうだ。

『すみません…』とひと言頭を下げて、逃げるようにホームから去る。

先輩を探さなくては。

整備用通路から何処に連れて行かれたのかはわからない。

急いで階段を駆け下りていると、隣りにはまた別の駅員さんが並んで階段を下りている。

丁度いいからこの人に聞こうと顔を覗くと、なんと久しく会っていない顔見知りではないか。

しかも結構偉い人…

(あー、そういえばこの人ってJRの人だった…

普通このタイミングで会うか?

うーん、でも話しかけるしかないか…)

著者:『えーと…ご無沙汰してます、〇〇さん!』

知り合い駅員:『……あー!〇〇くん?久しぶりだねー、どうした?』

著者:『えーと、それがですね……今、新幹線の線路にゴニョゴニョゴニョゴニョ……』

知り合い駅員:『あー、何?友達?』

著者:『いや、友達じゃないです!』

知り合い駅員:『俺も今探してるんだよね、何処行ったんだろう?』

こうして駅員さんと2人で駅の階段を駆け下りていると改札の前に人集りが。

アレだ。

もう救急車が到着している。

人集りをかわしつつ、運ばれる先輩にそっと近づき速やかに救急車へと向かう。

そのまま救急車に同乗し病院へ。

人生初の救急車であった。

フィクションだけど。

時間はたしかお昼前だったと思う。

運ばれた先輩は緊急手術に入るという。

それから著者は各方面へ電話し、あちこちへお詫びしまくり。

JRの人からも電話があり、もー大変。

状況が状況だけに著者だけ先に帰るわけもいかない。

ご家族が来るまでは病院に付き添うのだが、ご家族も商売人だった。

しかも大晦日も働いている働き者ときてる。

だから病院に来れるのは夜になるらしい。

結果、前述した格闘技全盛期だった大晦日の番組はすべて観れなかった。

紅白も『絶対笑ってはいけない温泉宿一泊二日の旅』も、何ひとつ大晦日らしいTV番組は観られず、ただただ病院で守衛さんが緑のたぬきを食べているのを眺めているだけだった…

酷い目にあった大晦日の物語。

あくまでもフィクションです。

いつか後日談も書くかもね。

フィクションだけどww

 

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