ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話(モフ田くんの場合)
『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話(モフ田くんの場合)』とは
『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話(モフ田くんの場合)』とはtwitterやpixivで数々の猫まんがを発表し、話題を呼んだ新進気鋭の作家・清水めりぃの短編漫画および初の単行本である。
単行本では、猫になった主人公の日常や恋愛模様などを描いた描き下ろしを40ページ掲載。
全ページフルカラー。
あらすじ
猫になった主人公が、ブラック企業をホワイト化していく癒やし系ねこコメディ。
働き方改革で騒がれる現代。
見直されつつあるものの、やはり存在するブラック企業。
激務、長時間拘束、薄給…。
三拍子揃ったブラック企業の1つで働いていた主人公のモフ田くんは、朝目覚めると猫になっていた。
あまりのできごとに会社に休暇連絡を入れるも「いいからさっさと来い!」と、予想通り一蹴されてしまう。
猫の姿で出社した彼に驚く周囲。
しかし、自身が猫になってからというもの、社内の人間関係が修復され、会社も福利厚生の充実など徐々にホワイト化していく様に、モフ田くん自身が一番驚いているのだった。
ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話 モフ田くんの場合 (コミックエッセイ)
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猫推しばかりしているがこれでも断固犬派の愛犬家
たとえ猫になっても飄々としている主人公・モフ田くんのキャラクターもさることながら、周囲の人間のリアクションがいちいち面白い。
主人公のモフ田くんは猫になったといっても人間サイズである。
猫としては巨大だが、猫好きにとってはそれがまたたまらないらしい。
ブラック企業に勤めているが、モフ田くんはかなりの常識人だ。
そんなモフ田くんの常識人ぶりが遺憾なく発揮される大好きなエピソードがある。
残業後の満員電車に揺られるモフ田くん。
ギュウギュウ詰めの満員電車に巨大な猫は、普通に考えれば迷惑な存在かと思われる。
周囲の人に申し訳なく感じているモフ田くんだが、周りの人はモフ田くんにくっつきたくて仕方ない。
猫好きにとって、モフ田くんに直接触れられる場所はベストポジションだった。
モフ田くんに埋もれる乗客は、仕事を頑張った自分へのご褒美と、シレっとした顔をしながらもほっこりして電車を降りる。
周囲の人間が実はほっこりしているなんて思いもしないモフ田くん。
モフ田くんと周囲の人間のギャップに萌える秀作である。
こういうものを読んでいると犬派の著者も猫と一緒に暮らしてみたくなる。
猫は未経験。
猫は液体というが本当だろうか。
きっととろけるくらい可愛いんだろうな。
でも一番理想的なのはやっぱり『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』だな!ww
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