フジテレビドラマ
お金がない!
『お金がない!』とは
『お金がない!』は、1994年7月6日より9月21日までフジテレビ系列の「水曜劇場」枠で放送されていたテレビドラマ。
主演は織田裕二氏。
学もなく貧困を極めた青年が一流企業で活躍して仕事を成功させていく痛快なサクセスストーリー。
あらすじ
主人公の萩原健太郎は小さな町工場で働く25歳の青年。
亡き親が残した多額の借金を抱えてとても貧乏であったが、幼い二人の弟やあたたかい友人達に囲まれ楽しく暮らしていた。
そんなある日、健太郎は弟たちと「今度の給料日に焼肉食べに行こう!」という約束をする。
ところが待ちに待ったその日に町工場が倒産。
結局給料は受け取れず、借金の取立てに押しかけられ、挙句の果てには家賃滞納で住んでいた家も大家に追い出されてしまう。
それを機に、再就職先を探していた健太郎は、幼なじみの美智子の紹介で、超大手外資系保険会社「ユニバーサル・インシュアランス」のビルメンテナンス会社に転職する。
ある日健太郎は、偶然拾った重要ファイルを盾にして柏木に再就職を迫るが、逆にビルメンテナンス会社をクビにされてしまう。
だが健太郎は「ユニバーサル・インシュアランス」の社員に成りすまし、ファイルの持ち主である大沢をそそのかして協力させ、大口の契約奪還を成功させる。
それが運よく社長である氷室の目にとまり、健太郎は晴れて社員として正式に採用されることになるが…
夢を見づらい世の中だからこそ改めて観たいサクセス・ストーリー
本作品は、まだ日本経済が夢から醒めきっていなかった頃の設定だ。
だからこそ、こんな夢物語のようなサクセス・ストーリーが成立している。
今現在では考えられないウルトラCの連続。
あり得ない展開で出世していく主人公の姿は、みていて実に痛感である。
また、次第に裕福になっていく主人公がそれと比例して大切な気持ちを失っていく姿は、今現在の日本を暗示していたかのようで、今観るとなかなか興味深い。
なお、織田裕二氏の代表作である『東京ラブストーリー』と『踊る大捜査』の狭間の作品となっている。
優柔不断の役だった『東京ラブストーリー』の時とはかけ離れた、ポジティブすぎる『お金がない!』での役柄は、後に大ヒットする『踊る大捜査』に繋がっている。
故に、織田裕二氏自身の印象をほぼ決定づける作品こそ、本作『お金がない!』といえるのかもしれない。
『お金がない!』テーマソング
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