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洋画の派手さこそないがどうしようもなく心にしみる…【名作邦画をプレイバック】松嶋菜々子・真田広之主演『リング』

 

 

 

洋画の派手さこそないがどうしようもなく心にしみる…
それこそ邦画の最大の魅力

 

 

洋画の派手さこそないがどうしようもなく心にしみる…

それが邦画の良さだと思う。

昔は当たり前のように洋画一択だったが、近年の邦画はなかなかバカにできない。

製作費でハリウッドに勝てないならシナリオと演出と演技で勝負といわんばかりに、邦画のクオリティーは年々高くなっている。

たしかにハリウッド映画は華やかで見栄えもするが、どうしても大味になってしまっているように感じる。

演出的にはどうしても地味な邦画ではあるが、シナリオ的に感性が合うのはやはり制作者が同じ日本人だからだろうか。

もちろん作品によるが、邦画には洋画のクライマックス的派手な見せ場がほとんどない。

ドッカンドッカン爆破しないし、ガガガガ派手な銃撃戦もない。

カッコいい戦闘機も、イカツイ戦車も邦画とは無縁に近い。

だが、最近そんな邦画が観ていてとても心地よい。

ガチャガチャとうるさいだけの映画は苦手だ。

時には深く考えさせられ、じわじわ心にしみてくる映画を好むようになってからというもの、邦画が面白くて仕方ない。

日本人ならではの感性で演出し魅せていくのが邦画だ。

ここではまったく派手ではないけれど、どうしようもなく心にしみて今なお強く記憶に残っている邦画をご紹介したいと思う。

 

 

 

 

リング

 

 

『リング』とは

 

 

『リング』は1998年1月31日に公開されたジャパニーズホラー映画。

見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオテープ」の謎を追う、鈴木光司氏の同名小説『リング』を原作とする映画作品。

監督は中田秀夫氏。

配給収入10億円を記録するヒット作品となり、後に続くジャパニーズホラーブームの火付け役となった。

キャッチコピーは「ビデオに殺されるなんて」。

本作は原作小説の内容に準じた続編『らせん』と同時進行で製作され、「デュアル・ホラームービー」と銘打っての同時上映が行われた。

映画はヒット作となり1999年には、原作に準じていた『らせん』とは異なったパラレルワールド的な展開を描く映画オリジナルの続編『リング2』も公開。

2000年には原作のエピソードを踏まえつつも映画独自の設定を盛り込んだ第3作『リング0 バースデイ』が公開された。

日本国外では映画版の内容を基にしたリメイク映画も製作されており、1999年には日韓合作による韓国映画『リング・ウィルス』が。

2002年にはドリームワークスによるアメリカ映画『ザ・リング』が公開された。

また、1999年のシッチェス映画祭においてはグランプリを受賞している。

 

 

リング

リング

 

 

 

原作小説と映画『リング』

 

 

本作のストーリーは、大筋では原作小説に沿った内容となっているものの、主人公の性別が男性から女性に変更されるなど設定には大きな変更も加えられている。

監督の中田氏は、鈴木氏による原作小説の肝が複雑な謎を解いていくミステリ(推理小説)の要素であることを評価しつつも、そうした要素を省略し、本作をあくまでも観客を怖がらせるための純粋なホラー映画として製作した。

本作における呪いの元凶である人物・山村貞子。

映画版では白い衣装を着て長い前髪で顔を隠した女という、古典的な幽霊のイメージを盛り込みつつ、監督の中田秀夫氏が1996年の映画『女優霊』で用いた表現などを踏まえて不気味で恐ろしげに描かれており、映画史に残る登場人物として人々の記憶に残る存在となった。

特に貞子がその姿を現す映画独自のクライマックスの演出や、HIIHによる主題歌『feels like “HEAVEN”』の印象的なサビ部分などは話題になり、パロディの題材にもなった。

またビデオの内容や終盤で白い布をかぶって下に指をさす高山竜司の姿は洋画『ハエ男の恐怖』へのオマージュである。

 

 

 

あらすじ

 

 

某テレビ局のディレクターである浅川玲子は都市伝説にまつわる取材の中で、見た者を1週間後に死に至らしめる「呪いのビデオ」の噂を耳にする。

そしてビデオに関わったと噂される男女が、数日前に奇怪な死を遂げた自分の姪、大石智子と同日の同時刻に死亡していることに気づく。

調査を進めた玲子は、同時に死んだ智子たち4人の間には交友関係があり、彼らが1週間前に伊豆の貸し別荘「伊豆パシフィックランド」に宿泊していたこと。

そして、その際に撮影されたフィルム写真上の4人の顔が不気味に歪んでいることに着目する。

彼らの死の謎を突きとめようとして問題の貸し別荘を訪れた玲子は、そこで貸出されていた不審なビデオの映像を見てしまい直後に不気味な無言電話を受け取る。

これを境に、玲子自身の写真もまた死んだ4人と同様に歪んだ顔で写るようになってしまった。

これが本物の「呪いのビデオ」であることを悟った玲子は、離婚した元夫で超能力者である高山竜司に相談を持ちかける。

竜司は自分もビデオの映像を実際に確認して内容を調べ、映像に写っていた新聞記事から、これが過去に伊豆大島の噴火を予知したとされる超能力者・山村志津子に関連したものであることを突きとめる。

竜司は伊豆大島へと出立するが、そんな中、玲子と竜司の間の子供である陽一までもがビデオを見てしまう。

玲子は竜司を追って伊豆大島へと向かい、宿泊先で志津子の従兄弟である老人・山村敬と出会うが、詳しい話を聞こうとして拒まれる。

竜司が超能力を用いて聞き出そうとした際、玲子はそれに巻き込まれて過去の光景を幻視し、志津子の娘である山村貞子には念じるだけで人を殺せる恐るべき超能力が備わっていたことを知る。

そして玲子と竜司は、恐らく既に死んでいる貞子こそが呪いのビデオを生み出した怨霊の正体であると確信する。

台風により伊豆大島を出る船便が欠航し、玲子がビデオを見てから1週間の期限が迫る中、玲子は竜司や陽一の元には無言電話がかかってこなかったという事実から、決定的な手がかりは一連の発端である伊豆の貸し別荘近くにあるという可能性に思い至る。

貞子の為にと決意を固めた山村老人が自らの漁船を出し、2人を伊豆へと送り届ける。

貸し別荘に到着した2人はその床下から、ビデオの映像に登場した古井戸を発見し、それに触れた玲子は父親によって井戸に突き落とされた貞子の最期を幻視する。

期限の時刻が刻々と迫る中、玲子と竜司は死に物狂いで貞子の遺体を探し、ついに井戸の底から貞子の白骨死体を見つけ出す。

玲子は期限を迎えても死に至らず、胸を撫で下ろす。

しかし翌日、検証のために玲子から渡された「呪いのビデオ」を見てからちょうど1週間を迎えた竜司は、自宅のテレビが突然点灯するのを目撃。

そこに映し出された井戸から這い上がってくる貞子の姿を目にする。

電話が鳴り響く中、長い前髪を揺らし奇怪な動きで歩み寄ってきた映像の中の貞子は、テレビの画面を通り抜けて這い出し、竜司の眼前にその姿を現す。

そして恐怖にすくむ竜司へとにじり寄り、前髪の間から覗いた狂気の目で彼を睨み殺す。

竜司の死を知った玲子は、陽一にかけられた呪いが解けていないことに気づく。

玲子は竜司の部屋から持ち出した「呪いのビデオ」のコピーと、都市伝説の取材で耳にした話から、自分だけが助かったのは「呪いのビデオをダビングして他人に見せた」からであるという結論に至る。

物語の最後、最愛の息子・陽一を救うための犠牲として、自分の父親にビデオを見せることを決意した玲子は車を走らせるのであった。

 

 

 

 

ジャパニーズホラーの最高傑作でありパイオニア

 

 

そもそもジャパニーズホラーという言葉を作り出した作品こそ『リング』であった。

洋画のように突然襲われる恐怖ではなく、じわじわと迫りくる雰囲気と聴覚で怖がらせる手法がジャパニーズホラーの真骨頂であるが、『リング』のそれを初めて観た時はまさに画期的だと感じ入ったものだ。

「くるぞくるぞ」と身構えていてもこない。

「…と、見せかけて」と我慢強く身構えていても、まだこない。

思わせぶりなシーンを抜けて、「ここは大丈夫っぽい」なんて一息ついた途端に大きな音でビビらせる。

身体がビクッとしちゃうから、映画館では周りに気づかれないようシートに埋もれて観たものだ。

『リング』の日本人特有の人を怖がらせる手法は、後のホラー映画に継承されジャパニーズホラーというひとつのジャンルを確立ことになる。

 

 

 

 

「あの可愛い子はいったい誰?」

当時の野郎どもがこぞって調べた智ちゃんの正体は後の大女優だ

 

 

「あの可愛い子」とは劇中で、主人公・玲子(松嶋菜々子)の姪で陽一のいとこというポジションで登場する大石智子のこと。

原作同様に物語冒頭において「呪いのビデオ」の最初の犠牲者として登場し、その後口を大きく開き白目を剥いた苦悶の表情で死んでいるところを発見される。

映画版では遺体の死に顔の描写が、序盤における特に衝撃的な場面の一つとして演出されている。

印象的なシーンだから覚えている方も多いだろう。

その衝撃的なシーンのイメージが強いため、世間ではあまり取り沙汰されなかったのだが世の野郎どもは目ざとかった。

「あの子可愛い!」「あのメチャクチャ可愛い子は誰だ?」

今のように誰もがあらゆる情報を簡単に手にできる時代ではないが、こういう時の男の行動力は、どんなに困難な事でも乗り越えるほど力強い。

ほどなくして、噂のリング美女の正体を突き止める。

大石智子役を演じていた方は、名前を竹内結子さんといった。

そう。

あの竹内結子さんである。

売れる人ってのはどんな端役でも人の目にとまるものなんだな。

先日、同じように『リング』を観て調べ竹内結子さんにたどり着いた同志とお会いする機会に恵まれた。

いろいろな感情がこみあげてきたが、純粋に竹内結子さんの話ができて嬉しかった。

俳優の魂はその作品の中でいつまでも生き続けるのだろう。

 

 

リング

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