伝説のバラエティ番組
夢で逢えたら
今では滅多にお目にかかれない最強コラボ!ダウンタウンとウッチャンナンチャンの夢の共演コント!!
バラエティ番組『夢で逢えたら』とは
『夢で逢えたら』はフジテレビ系列で放送されていたフジテレビ製作のバラエティ番組。
製作局のフジテレビでは1988年10月14日(10月13日深夜)から1991年11月30日まで放送された。
通称「夢逢え」。
後にお笑い第三世代の代表的存在となるダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水ミチコ、野沢直子が出演していた深夜番組である。
全国ネット以降のオープニング映像においては、番組タイトルに「A SWEET NIGHTMARE」という副題が付けられている。
番組構成は各回のテーマに沿ったコントが中心であり、1、2分単位のショートコントと連続ドラマ仕立ての長めのコントからなる。
「ガララニョロロ」「伊集院みどり」「サービス」「タキシーズ」「ポチ&卍丸」など多数の人気キャラクターが生まれた。
「バッハスタジオII」のコーナーでは当時起こっていたバンドブームの波に乗り、清水以外音楽経験のないレギュラー陣がバンドを結成して数々の課題曲に挑戦。
講師として、ユニコーンやTHE BOOMら売り出し中の若手人気バンドが数多く登場した。
番組タイトルは、NHKの往年のバラエティ番組『夢であいましょう』をもじったもので、当番組のプロデューサーを務めた佐藤義和氏が学生時代に見ていたこの番組を意識して名付けられた。
またテーマに沿ったショートコント、音楽コーナー、ダンスという構成も『夢であいましょう』になぞらえたものである。
放送開始から半年間は関東ローカルで、フジテレビと一部の系列局のみで放送されていた。
当初は金曜(木曜深夜)2時過ぎの放送だったためか、初期の視聴率は1%を切ることもあったが(初回平均視聴率は0.5%)、徐々に人気が高まりやがて5%を超えるようになった(最高平均視聴率は4.9%)。
土曜に移って全国ネット化してからは、深夜番組としては異例の最高平均視聴率20.4%(初回平均視聴率は16.8%)という高視聴率を記録した。
それぞれのゴールデン進出
惜しまれつつ番組終了
1990年4月。
ウッチャンナンチャンはゴールデンで『ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!』が決まり、スケジュールを合わせるのが難しくなった。
また野沢さんは1991年3月23日放送分をもって番組を降板。
以降最終回まで5人でのメンバー構成となる。さらに番組スタッフが携わっているスペシャル番組『ごっつええ感じ』のレギュラー化が急遽決定したこともあり、改編期でもない1991年11月23日、11月30日のドラマ企画「Forever friends」をもって3年間の歴史に幕を閉じた。
今では滅多にお目にかかれない最強コラボ
ダウンタウンとウッチャンナンチャンの夢の共演コント
タイトルでは「滅多に」と銘打ったものの、ほぼ「絶対」といっていい。
何故なら『夢で逢えたら』のメンバーがTVの前で全員揃ったことは一度きりだからである。
番組終了から約18年後、2009年1月3日放送の『史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ』(TBS)に看板出演者であるダウンタウンの他に内村氏が参加。
シャッフルコンビとしてダウンタウン・松本氏とウッチャンナンチャン・内村氏が久しぶりにコントを披露した。
番組でも『夢逢え』を意識した「20年ぶりの復活」と紹介され、その期待に応え見事に優勝にあたるベストカップル賞を受賞している。
メンバー全員が『笑っていいとも!』のレギュラーを経験していた関係で、同番組の最終回である2014年3月31日放送の『笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号』ではダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水、野沢が出演し、事実上23年ぶりに全員が一堂に会することとなった。
結局一堂に会したというだけで、コントをしたわけではない。
現在のメンバーの活躍をみれば、『夢で逢えたら』が、どれほど貴重な番組だったのかわかるだろう。
…大変申し上げづらいのだが、いくら『夢で逢えたら』が伝説のバラエティー番組とはいえ、ぶっちゃけうっすら記憶に残っている程度しかない…
残念ながら、堂々と深夜番組を観れるようなリアタイ世代ではなかった。
しかも折しも時はバンドブームの真っ最中。
興味の先はお笑いより音楽。
コントをみるよりバンドをみたさが優先されていた。
だから音楽コーナーしか覚えてないんだよね…
それも朧げに…
とにかく、だ。
ダウンタウンとウッチャンナンチャンがコントで共演するなんて夢のような出来事は、この番組以外にないということ。
スターの階段を駆け上がる前の、メンバーの初々しい姿がみれる『夢で逢えたら』だが、版権絡みなのか事務所絡みの問題だろうか、残念ながら円盤化されていないようだ。
『夢で逢えたら』が伝説と呼ばれる所以でもあるが、お笑いファンにとっては痛恨の極みであろう。
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