ラジオのパーソナリティになりたかった。
素敵な音楽を流してみんなに勇気を与えたり、思いつく限りの言葉で傍らに寄り添ってくれるラジオ・パーソナリティのように、皆さんの別れを素敵なものに変えられたら嬉しい。
◆じゃあね
春はお別れの 季節です
みんな旅立ってゆくんです
淡いピンクの桜
花びらもお祝いしてくれます
別れがあれば出会いもある。
4月になれば 悲しみは
キラキラした思い出
皆さんにも素敵な出会いが訪れますように。
YOASOBI『群青』
『群青』はYOASOBIの楽曲。
5作目のデジタル配信限定シングルとして2020年9月に各音楽配信サービスにてリリースされた。
ブルボンの菓子「アルフォートミニチョコレート」のCMストーリーテキスト『青を味方に。』を原作として制作された。
楽曲の合唱パートには、ボーカルのikuraも所属しているアコースティックセッションユニット「ぷらそにか」のメンバーも参加している。
山口つばさ作の漫画『ブルーピリオド』にインスパイアされており、「好きなものに没頭すること、見えたままを表現することを肯定し、聴く人の心を奮い立たせる応援歌」に仕上がっている。
本作品は「アルフォートミニチョコレート」のCMソング、日本テレビ系情報番組『スッキリ』の全国高校生ダンス部応援企画「ダンス ONE プロジェクト’21」のテーマ曲に起用された。
また、2022年には第94回選抜高等学校野球大会の入場行進曲に採用され、大会期間中には会場の阪神甲子園球場の最寄り駅である阪神本線甲子園駅の接近メロディとしても使用されている。
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今でも自信なんかない…それでも
卒業ソングというよりは応援歌。
だが生半可な応援歌ではない。
何せここ数年の中では、自分を鼓舞するための一番の応援歌になっている。
YOASOBIは小説を音楽にするプロジェクトのもとに結成された音楽ユニットだが、小説をもとにしているだけあって、どの曲も実は歌詞が非常に素晴らしいのだ。
もちろん『群青』の歌詞も抜群。
歌詞を聴いていると、きっと若者に向けて描かれた曲なのだろうと思うが、応援歌に年齢なんて関係あるもんか。
『群青』で描かれた「自分らしさ」。
こういう気持ちは、いくつになっても忘れず持ち続けたいと思う。
YOASOBIの楽曲には、そう思わせてくれる魅力がある。
あまりに大好きすぎて全詞紹介してしまいたい気分だが、そこは大人の事情で、特に心に響くフレーズを泣く泣く抜粋することにする。
何枚でも
ほら何枚でも
自信がないから描いてきたんだよ
何回でも
ほら何回でも
積み上げてきたことが武器になる
周りを見たって
誰と比べたって
僕にしかできないことはなんだ
今でも自信なんかない
それでも
感じたことない気持ち
知らずにいた想い
あの日踏み出して
初めて感じたこの痛みも全部
好きなものと向き合うことで
触れたまだ小さな光
大丈夫、行こう、あとは楽しむだけだ
全てを賭けて描く
自分にしか出せない色で
朝も夜も走り続け
見つけ出した青い光
好きなものと向き合うこと
今だって怖いことだけど
もう今はあの日の透明な僕じゃない
ありのままの
かけがえの無い僕だ
なかでも見出しにも引用した「自信なんかない…それでも」のフレーズを聴くたびに、涙が出そうになる。
皆さんのなかには確固たる自信をお持ちの方もいるのだろうが、著者にとっての自信とは酷く曖昧で脆いものだ。
フニャフニャしていて、ひとつの形を成していない。
調子に乗って無双状態になる時もあれば、この世に自分なんか必要ないとさえ感じる時もある。
ちなみに今は後者の状態。
この世に自分なんか不必要な気分。
必要とされていないなら、生きる意味はなんだ?
意味なんか何も見いだせない…
実は今そんな状態なのだが、そんななかでもブログだけはしっかり書いている自分がいる。
これが「好きなものと向き合う」ということなのだろうか?
恨み節ではないが、ロストジェネレーション世代と呼ばれるだけあって、楽しいこと・好きなことと仕事は別々だなんて教えられてきた。
だから輝かしい夢や希望なんか描いてこれなかった。
皆が歩む道から外れることを、なかなか理解されなかった。
だが、そんな抑圧された時代も、ようやく終わりを告げようとしている。
今からだって、楽しいことがきっと見つかる。
見つけられるはずだ。
きっとそうなれると信じて生きていこうと思わせてくれるのがYOASOBI『群青』だ。
もちろん自信なんかない。
それでも…
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