劇団四季ミュージカル
オペラ座の怪人
『オペラ座の怪人』とは
『オペラ座の怪人』(英題:The Phantom of the Opera , 仏題:Le Fantôme de l'Opéra)は、フランスの作家ガストン・ルルーによって1909年に発表された小説。
1909年9月23日から1910年1月8日まで日刊紙「ル・ゴロワ」に連載されていた。
1910年4月、ピエール・ラフィットにより出版。
19世紀のパリ国立オペラで起こった史実を引用し、またカール・マリア・フォン・ウェーバーの『魔弾の射手』の1841年の公演のあらすじを基にしていると考えられている。
これを原作として多数の映画、テレビ映画、ミュージカルなどが作られている。
最も有名なものは1925年のロン・チェイニー主演映画『オペラの怪人』と1986年のアンドルー・ロイド・ウェバーによるミュージカル『オペラ座の怪人』である。
新聞記者でもあったルルーの取材談のような疑似ノンフィクションテイストで書かれている。
ルルーは執筆にあたり、実際のオペラ座(ガルニエ宮)の構造や地下の広大な奈落、建築経過などを詳しく取材しており、尚且つオペラ座が建設された当時の実際の幽霊話や陰惨な事件などを用いて、虚構と現実が入り交じったミステリアスな怪奇ロマンとして執筆した。
物語前半は、謎の「天使の声」に導かれ歌手として頭角を現す女優クリスティーヌ・ダーエと、彼女が謎の声に魅了されている様子を見て悩み苦しむ恋人ラウル・シャニュイ子爵の葛藤を中心とし、後半は《ファントム=怪人》ことエリックの暴走と悲劇的な素性、そして彼の秘密を知るペルシャ人・ダロガの手記という形で描かれている(この手記を手に入れたルルーが本作を執筆したという仮想現実構造になっている)。
特に終盤はダロガが事実上の主役級になっているのが、後のミュージカル版等との大きな相違である。
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ミュージカル『オペラ座の怪人』
フランスの作家ガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』を基にしたミュージカル。
アンドリュー・ロイド・ウェバーが音楽を、チャールズ・ハートが作詞を、リチャード・スティルゴーが補作を担当し、ロイド・ウェバーとスティルゴーが共に脚本を著した。
醜い音楽の天才による不思議な力にとりつかれる美しいソプラノ歌手のクリスティーヌ・ダーエを中心に描かれている。
1986年、ロンドンのウエスト・エンドで。
1988年、ブロードウェイで開幕。
1986年、ローレンス・オリヴィエ賞。
1988年、トニー賞ミュージカル作品賞を受賞し、タイトル・ロールを演じたマイケル・クロフォードがオリヴィエ賞およびトニー賞のミュージカル男優賞を受賞した。
『オペラ座の怪人』は、豪華な衣装や舞台装置に大金をつぎ込むメガミュージカルの先駆けとして、2位以下を大きく引き離してブロードウェイ史上最長のロングラン公演作品となっており、2012年2月11日、史上初のブロードウェイ公演1万回を達成した。
ウエスト・エンドではミュージカルでは『レ・ミゼラブル』に続き2番目のロングラン作品であり、全作品中では『ねずみとり』に続き3番目のロングラン作品である。
東京でも1988年の4月に劇団四季が上演を開始。
日本でも上演劇場を変えながら断続的に長期公演を行っている。
ブロードウェイでの興行収入は8億4500万ドルで『ライオン・キング』に次いで2番目に高く、世界中での総合興行収入は史上最高の56億ドルであり、『オペラ座の怪人』が最も経済的に成功したエンタテイメント・イベントとなっている。
2017年現在、ウエスト・エンド、ブロードウェイ双方で公演中であり、27カ国145都市1億3000万人以上が観賞している。
2019年時点で、全世界での観客動員数は1億4500万人を上回る。
あらすじ
1870年代のパリ。
オペラ座では、仮面をかぶった謎の怪人の仕業とみられる奇怪な事件が多発していた。
若きコーラスガールは、怪人を「音楽の天使」と信じ、彼の指導で歌の才能を伸ばす。
そしてある時、オペラで主役を務める女性歌手の代役として抜擢された彼女は、喝采を浴びる。
幼馴染みの青年も祝福に訪れ、再会を喜び合う2人。
しかしその直後、怪人が現われ、彼女をオペラ座の地下へと誘い出す…
嘘だろ…
チケット1枚が12,000円(当時)だと⁉︎
これは高いのか?安いのか?
これは今から20年以上も前のお話。
劇団四季ファンの友人からミュージカル鑑賞に誘われた。
演目は『オペラ座の怪人』。
その名は聞いたことがある。
ミュージカルというものがどんなものか知らなかったから、一度は観てみたいと思っていたところだ。
興味津々、ふたつ返事でOKする。
ちなみにチケット料金はOKを出した後に告げられた。
その額なんと12,000円⁉︎
た…高い(泣)
大好きなB'zのLIVEチケット料金が、当時で5,000円ほどだったはずだから、驚くのも無理はないだろう。
だが今さら断れない。
これも経験だと割り切るしかなかった。
その後、チケットの手配はすべて四季ファンの友人がやってくれた。
おかげでミュージカル初心者は呑気に当日会場へ向かうだけだ。
四季ファンの友人の言われるがまま会場入りし、チケットに記載されている番号の席につく。
ステージ正面で近すぎず遠すぎない、なかなかの良席だ。
本音を話すと、自ら進んでミュージカルを観に来たものの、この時までミュージカルというものに対して実は懐疑的だった。
でもミュージカルに興味があったのは本当。
そういう意味で、自分でチケットを手配してまでは観に行くつもりがなかったミュージカルへのお誘いは、まさに渡りに舟だったといえる。
実際にこの目で観ていないものは、好きも嫌いも決められない。
決めてはいけないと思う。
特にエンターテイメントというものは、実際に生で観ないことには、本当の魅力は伝わってこないものである。
ミュージカルというものには幕間というものがある。
幕間とは、場面転換の小休止みたいなものだ。
知識としては知っていたが体験したのはこの日が初めて。
その幕間で四季ファンの友人が、ミュージカル初心者の著者に感想を尋ねてきた。
いつもなら、すべてを観た上でないと決められない評価だが、まだ第一幕が終わったばかりで、すでに答えは決まっていた。
素晴らしい!
いや、マジ誘ってくれてありがとう!
チケット料金が12,000円だっけ?
これなら全然安いでしょ!
これくらいは出す価値があるよ!
むしろ安い値段だと失礼だよね!!
はじめは高いと感じていたチケット料金が、いつの間にか適正価格だと感じるようになっていた。
それほど感動したのを、今でもはっきり覚えている。
やはりエンターテイメントは生で観るに限る。
ちなみにミュージカルというのは、同じ演目でも演者をかえて公演していくものらしい。
別の演者さんの『オペラ座の怪人』も、いつか観てみたいと思う。
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