#3
停滞する思考に一石を投じる苦言
声にできない本音を言葉に…
何かと生きづらい世の中で、思ってはいても言葉にできない声がある。
感じていても声にするのが憚られる言葉がある。
それは耳障りが悪く、心地良い言葉ではないのかもしれない。
だが言葉にされて、はじめて気づくこともある。
本稿で取り上げる言葉は、ひとつ間違えれば暴言とも受け取られかねないものだ。
しかし何かを変えるためには、声に、言葉にしてより多くの人に考えてもらうべきだろう。
本稿が停滞する思考覚醒へのキッカケとなることを切に願う。
ウェイン・サレマ・アルバレスト(天才王子の赤字国家再生術より)
アニメ『天才王子の赤字国家再生術』第3話「そうだ、政略結婚しよう」でのヒトコマ。
アースワルド帝国との同盟強化のため、帝国の皇女を迎えることになったウェイン。
やってきた皇女とは、なんとウェインとニニムの士官学校時代の友人・ロワことロウェルミナだった。
ロウェルミナに縁談を持ちかけられたウェインは、悪巧みのうまい彼女の真意を駆け引きの中で探ろうとする。
そしてウェイン、ニニム、ロウェルミナの密談の場が用意されるのだが、ロウェルミナが切り出したのは、あまりに無謀な提案であった。
ロウェルミナがナトラを訪問した表向きの理由は、ウェインとの縁談だったが、本当の理由はウェインと手を組んで帝国を奪おうというもの。
帝国は3人の王子の跡目争いで、国が混乱している。
その隙にロウェルミナが制圧して帝位に就こうという算段である。
ロウェルミナは常々自分はもっと大きなことをしたいのに、親兄弟から女としての役目以外許してもらえないという不満を抱えていた。
ロウェルミナの抱えている不満に気づいたウェインは、士官学校時代にあるアドバイスをしていた。
で…
その上でどうすればいいか聞くつもりなら 俺の解は…
戦争を仕掛けろ!
ロワが今直面しているのは 家の問題じゃない
帝国 いや…
大陸が長年積み重ねてきた 思想と文化だ
その重みと厚みがどれほどかは 想像がつかんが…
それはあくまで 人による人のための産物
言語やマナーといった 局地的な法則のひとつでしかない
かつて人は 手づかみで物を食べていたが
今はナイフやフォークを用いるのが常識になった
なぜだ?
ロウ:そうするのが普通になったから?
昔の誰かがそうすることを広め
文化として定着した結果
手づかみで食べる思想と文化が 滅ぼさられたんだ
同じことは男尊女卑にも言える
つまり 未来は変えられるんだ
だからロワ
お前が今の社会にはびこる思想に NOと言いたいのなら
自分の思想を強くして 戦争を挑むほかにない
もしくは 今の社会に屈して
魂が死んだように生きるかの どちらかだ
戦時における政治とは戦争であり、平時における戦争とは政治である。
故に我々が挑むべきは戦争という名の政治なのである。
我々日本人は今、岐路に立たされている。
日本の未来を左右するほどの大きな岐路だ。
しかしその機微を感じとっている日本人が非常に少ない。
しかし今この瞬間に感じている日本の未来への不安は、過去の経験に基づくただの想像でしかない。
未来は変えられる。
日本社会に蔓延る不安や不満や諦めといった負の思想に、NOを突きつけるなら今である。
突きつけるのがNOではなくYESでももちろん構わない。
とにかく何でもいいから、意思表示という平時の戦争に有権者全員が挑むのだ。
常識は変えられる。
未来だって変えられる。
これは綺麗事なんかじゃない。
綺麗事なんて大嫌いだ。
では何故これまで何も変わらなかったのか?
それは何もしてこなかったから。
何も変わらなかったのは、この時代に生まれた不幸を呪い、ただ諦めるばかりで、何も変えようとしてこなかったからだ。
諦めることで納得できるなら、それもいいだろう。
諦めれば甘受できるというのならそれでいい。
だが納得できない、甘受できないというのなら戦え。
もはや戦う以外の道は残されていない。
だがこれほど言って、それでもこの戦争を放棄するというなら、今の社会に屈したまま魂が死んだように生きるがいい。
永遠に奴隷のままで、搾取を受け入れ続けるがいい。
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