青春期最後の大イベント
学ラン第2ボタンの意味
中学高校の卒業といえば、好きな相手に第二ボタンを渡す大イベントが有名だ。
しかしどのようにして広まったのか?
どんな意味が込められているのか?
今まで何となくの慣習で過ごしてきたが、無性に気になってしまったので調べてみた。
本稿では、第二ボタンを渡す由来や意味について調べてみたので紹介したいと思う。
学ラン第二ボタンを渡す由来諸説
学ランの第二ボタンを渡す習慣は、どのようにして始まったのだろうか。
第二ボタンの由来ではないかと言われている説はいくつかある。
戦時中の別れに
戦時中のエピソードが広まったという説。
一番信憑性が説だと考えられている。
戦地へと出発する前、好きな女性に想いを伝えるため、男性が第二ボタンを渡したというのが事の始まり。
その頃は戦時中の影響で物資不足の状況にあり、学生服で戦地に赴かなければならなかった。
そこで、自分の分身として大切にしてほしい想いから、学生服の第二ボタンを渡したと言われている。
このエピソードに感動したある学校の校長先生が生徒に話を聞かせて、じわじわと全国に広まったという言い伝えがあるようだ。
映画の影響
一方で、1960年に公開された映画『予科練物語 紺碧の空遠く』の影響という説もある。
注目すべきは主人公が特攻隊として出発する前、好きな女の子に別れを告げるシーンだ。
そこでは主人公が第二ボタンを引きちぎり、好きな女の子に渡している。
これは監督の演出だったようで、第二ボタンを選んだ理由として、「心臓に1番近いボタンだから」と自伝書で語っているらしい。
この映画をキッカケに、別れを象徴する卒業式でも第二ボタンを渡すようになったと考えられている。
本命の「ハートをつかむ」
映画の影響説と類似しているが、第二ボタンは心臓から1番近い場所にある。
そこで好きな人の「ハート(心臓)をつかむ」という意図から、第二ボタンを渡すようになったという説だ。
学ラン第二ボタンの意味とは
複数の説がある第二ボタンの由来だが、どれも好きな人に想いを伝える意図は同じである。
学ランの第二ボタンには、どのような意味が込められているのだろうか。
第二ボタンに込められた意味
第二ボタンには、「1番大切な人」という意味が込められている。
第二ボタンを渡す由来でもあった通り、大切な人に想いを伝えるのにピッタリの意味を持っているのだ。
ここでいう1番大切な人とは、自分が1番大切に想っている人=好きな人を指す。
卒業式では、もちろん片想いの告白だけではなく、付き合っている彼女に渡す場合も多くあるだろう。
第二ボタンは1番心臓に近いため、「自分の心をあげる」という意味も込められているようだ。
他のボタンにも意味があった
実は第二ボタン以外にも、それぞれのボタンに意味が込められているのはご存知だろうか。
一般的な学ランには、合計5つのボタンがある。
あくまでも一般的な…ね。
その一般的な学ランの第一ボタンから第五ボタンまで、込められている意味は以下の通りである。
第一ボタン:自分
第二ボタン:1番大切な人
第三ボタン:友人
第四ボタン:家族
第五ボタン:他人
どのような経緯から意味が生まれたのかは不明だが、一般的には自分と周囲を表しているといわれているようだ。
この意味さえ知っていれば、第二ボタンがすでになくなっている彼から他のボタンをもらう際にきっと役立つだろう。
くれぐれも第五ボタンだけはもらわないようにしたいものだ。
青春時代は短く儚い
恋せよ乙女!
今そこにある人にはなかなか気づけないだろうが、青春時代は短く儚い。
青春時代の後悔は、何故か一生つきまとう。
後悔のない人生など歩めないが、行動しなかった時の後悔ほど引きずるものはない。
逆に行動した上での後悔なら、意外と諦めがつくものだ。
どちらを選ぶのかはあなた次第。
ただひとついえることは、今この瞬間を愛おしく感じてもらいたいということ。
それほど貴重な時間を、あなた方は今過ごしているのだから。
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