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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【アニメーション映画『映画大好きポンポさん』】子供向けのようなキャラクターデザインと気の抜けたタイトル…残念ですが、傑作です。

 

 

 

 

 

アニメーション映画

映画大好きポンポさん

 

 

『映画大好きポンポさん』とは

 

 

『映画大好きポンポさん』杉谷庄吾人間プラモ】先生による日本の漫画作品。

2017年4月にイラスト投稿サイト「pixiv」に投稿された。

映画プロデューサーのポンポを軸とし、新人映画監督のジーンや新人女優のナタリーの成長を描いている。

第1作以後も「NYALLYWOOD STUDIOS SERIES」と題して続編やスピンオフ作品が制作され、既刊6巻。

本作は2015年5月に、5分の深夜アニメ用に制作されたが頓挫した企画が元になっている。

ポンポというキャラクターを捨てるのは勿体ないと判断した杉谷氏は、アニメが無理なら漫画にすればいいと考え本作を制作した。

マンガ大賞2018」で10位、「このマンガがすごい!2018 オトコ編」で17位。

pixivでは80万ビューを超えている。

 

 

映画大好きポンポさん コミック 1-3巻セット

映画大好きポンポさん コミック 1-3巻セット

 

 

 

アニメーション映画『映画大好きポンポさん』

 

 

杉谷庄吾人間プラモ】先生による同名タイトル漫画を原作とするアニメーション映画。

単行本第1巻の帯でアニメ化が発表され、『映画大好きフランちゃん』の帯で劇場アニメ映画となることが発表された。

杉谷庄吾人間プラモ】先生 の『映画大好きポンポさん』(MFCジーピクシブシリーズ/KADOKAWA刊)は、映画を愛する青年と映画に愛された女性が映画制作を通して "自分" を見つけ出す、映画愛に満ちあふれた作品。

多くのファンを生み出してきた話題作が、充実のスタッフ、声優陣によりアニメーション映画となった。

監督と脚本を務めるのは『劇場版「空の境界」第五章 矛盾螺旋GOD EATERなどを手がけてきた平尾隆之氏。

キャラクターデザインはソードアート・オンライン』シリーズWORKING!!足立慎吾氏。

アニメーションはこの世界の片隅にチームが立ち上げた新進気鋭の制作会社CLAPが担当する。

主人公のジーンを演じるのは、映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』ほか数々の映画やドラマで注目を集めている若手注目株の俳優・清水尋也氏。

かねてから声優での活動も熱望していた清水氏は、この映画で声優初挑戦にして主演の座を掴み取った。

新人女優のナタリー役には、本人もモデル、女優として今後の活躍が期待されている大谷凜香さん。

大谷さんも本作が劇場アニメーション声優初挑戦となる。

そして映画プロデューサー・ポンポさん役には人気急上昇中の声優・小原好美さんという、才気溢れる若手の実力者が集結した。

豪華スタッフと声優陣が生き生きと描き出す、映画制作の面白さと楽しさ、そして映画監督の尽きない探究心。

映画ファンやクリエイターだけではなく、夢と未来を掴もうとするすべての人に贈る青春 "ものづくり" フィルム。

当初は2020年公開を予定していたが、その後2021年3月19日公開予定となった。

その後、新型コロナウイルス感染拡大の影響を理由に2021年6月4日に再度延期され、同日に公開された。

 

 

映画大好きポンポさん

映画大好きポンポさん

 

 

映画大好きポンポさん 豪華版 [Blu-ray]

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あらすじ

 

 

敏腕映画プロデューサー・ポンポさんのもとで製作アシスタントをしているジーン。

映画に心を奪われた彼は、観た映画をすべて記憶している映画通だ。

映画を撮ることにも憧れていたが、自分には無理だと卑屈になる毎日。

だが、ポンポさんに15秒CMの制作を任され、映画づくりに没頭する楽しさを知るのだった。

ある日、ジーンはポンポさんから次に制作する映画『MEISTER』の脚本を渡される。

伝説の俳優の復帰作にして、頭がしびれるほど興奮する内容。

大ヒットを確信するが……

なんと、監督に指名されたのはCMが評価されたジーンだった!

ポンポさんの目利きにかなった新人女優をヒロインに迎え、波瀾万丈の撮影が始まろうとしていた。

 

 


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登場人物

 

 

ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネット

声 - 小原好美

 

主人公の映画プロデューサー。

見た目は幼い少女に見えるが年齢は不詳。

通称は「ポンポ(さん)」。

敏腕だが、普段はB級映画ばかり撮っている。

プロデューサーとしてのポリシーと幼少期の体験から、上映時間が2時間を超える長い映画を嫌っている。

誕生日は4月4日。

 

 

ジーン・フィニ

声 - 清水尋也

 

ポンポのアシスタント。

映画監督を目指しペーターゼンフィルムに入社した。

採用理由はポンポさん曰く「目の輝きがないから」。

鬱屈した青春時代を送っており、映画だけが心の支えだった。

 

 

ミスティア

声 - 加隈亜衣

 

若手俳優

夢は自分の出演する映画をプロデュースすること。

 

 

ナタリー・ウッドワード

声 - 大谷凜香

 

俳優志望。

オーディションに落ち続けていたが、ポンポの新作映画のヒロイン役に抜擢される。

 

 

マーティン・ブラドック

声 - 大塚明夫

 

伝説的俳優。

10年ほど実質的な引退状態だったが、ペーターゼンに請われて「MEISTER」に出演する。

 

 

ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ペーターゼン

声 - 小形満

 

元映画プロデューサー。

ポンポの祖父。

多数のヒット作を手掛け、ポンポにコネクションを引き継がせて引退した。

なぜかジーンの名前を覚えず、必ず間違う。

 

 

コルベット

声 - 坂巻学

 

映画監督。

ポンポの右腕。

ポンポ好みのB級映画を撮ることに長けている。

 

 

アラン・ガードナー

声 - 木島隆一

 

映画オリジナルキャラクター。

大手銀行「ニャリウッド銀行」に勤務するエリート銀行員。

ハイスクール時代はジーンとは同級生で、商談に向かった先で、同じ地に映画撮影に来ていたジーンと再会する。

仕事に行き詰まりを感じ退職を考える中、ジーンの映画制作が危機に陥ったことを知り行動を起こすことになる。

 

 

 

 

 

 

 

子供向けのようなキャラクターデザインと気の抜けたタイトル…残念ですが、傑作です

 

 

気の抜けたタイトル

 

例えば本作のタイトルが他の作品と並んでいたとしたら、皆さんは本作に興味を示すだろうか?

ビッグタイトルばかりを並べたから尚更弱さが引き立ってしまっているが、客観的に見ても本作のタイトルは他作品と比べると明らかに弱すぎる。

なんとも気が抜けすぎていて、興味を持ってもらうことすら難しい。

 

 

子供向けすぎるキャラクター

 

よしんば興味を持ってくれたとしても、次のステップで子供向けすぎるキャラクターを見て、きっとそこで多くの人が挫折する。

 

 

Chapter.1

Chapter.1

 

 

でもそこでグッと堪えて、ほんの少しでいいから本編を観てみてほしい。

まるで海外作品かのように見紛うカット割りや色彩感覚や登場人物に、はじめのうちは戸惑うかもしれないが、それもほんの最初だけ。

すぐに想像していたものと違った世界が開かれる。

正直、著者自身も懐疑的な気持ちで本作を観始めたが、それは完全に誤った先入観だった。

本作は間違いなく傑作のひとつとして、自信を持って皆さんにおすすめする。

特に映画好きの人には必ず観てほしい作品だ。

 

 

 

映画制作の裏舞台を鋭く描く傑作

 

 

本作では、映画製作の舞台裏をテンポよく鋭く見せてくれている。

これがすこぶる面白い。

きっと映画好きにとっては非常に興味深い物語になっていることだろう。

特に、本作における「編集」は大きな見どころのひとつ。

それは本作の「編集」然り、劇中作品の「編集」然りである。

本作の「編集」は、まるでアメコミのようなエッジの効いた映像表現で、「夢と狂気の世界」を巧みに描き出している。

しかし特筆すべきは、劇中作品の「編集」作業シーンだ。

『映画を生かすも殺すも編集次第。

(中略)

編集者は最初の観客。

現場の思いと編集室での客観性。

そのはざまの中で、ジーンくんは的確な "つなぎ" を見つけることができるかしら?』

ポンポさんのこのセリフからは、映像作品における「編集」の重要性と「編集」する者の苦悩が非常によく伝わってくる。

現場の思いを汲むならば、苦労して撮ったせっかくのシーンをカットすることに躊躇いが生じる。

その躊躇いが間延びした映画を作り出し、結果駄作にしてしまう。

そんな映画を、我々はたくさん観てきた。

1本の映画の上演時間は平均でおよそ2時間。

だが、1本2時間の映画を作るために、その何倍もの時間を撮影に費やしている。

ちなみに本作では1本の映画を作るために、約72時間(追加撮影を含めればそれ以上)撮影していた。

それを2時間以内に収めようというのだ。

映像を取捨選択しなければいけない。

撮った映像丸ごとすべてを使うわけにはいかないのだ。

そのためには編集室での客観性で視聴者が欲しがる映像を的確に残し、さらにそれをよりドラマチックに繋がなければならない。

本作を観ると、「編集」作業こそが映画制作のアキレス腱なのだと猛烈に実感する。

【名作映画=優れた「編集」】だと言っても過言ではない。

映画制作について、映画プロデューサーの立場から、これほどまで裏舞台を描くことに徹した作品が他にあっただろうか。

著者の記憶にはない。

おまけに、本作で描かれる映画制作の裏舞台は「編集」だけにとどまらない。

映画プロデューサーであるポンポさんが、事あるごとに劇中随所に織り交ぜる "名作になるため" のヒントは、まるで不朽の名作の誕生秘話を聴いているようだった。

もちろん、ポンポさんが出す "名作になるため" のヒントを、仮にすべてクリアできたとしても、それが間違いなく名作になるのかといえば、おそらくそうはならないだろう。

しかし本作を観た著者は、映画の観方が少なからず変わったことは間違いない。

今は細やかな変化でも、もしかしたらこれからの映画を観方が一変しているのかもしれない。

映画好きじゃなくても楽しめること請け合いだが、映画好きの人には是非観てほしい。

間違いなく傑作。

知らないなんて本当にもったいない。

 

 

 

 

 

 

 

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