#165
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
夏目俊平(TBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」より)
夏目俊平
20代の頃から海外で活動し、数々の有名オーケストラと共演してきた才能あるマエストロ(指揮者)。
大好きな音楽に対しては常にアパッシオナート(情熱的)に向き合うが、音楽以外の能力はゼロのポンコツ。
超マイペースかつ天然な男。
5年前に起きた "ある事件" をきっかけに家族は俊平のもとを去り、俊平自身は音楽界から離れていた。
しかし数十年ぶりに帰国し、晴見フィルハーモニーの指揮をすることになり……
TBS日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』第8楽章「 親子の愛のカタチ」でのヒトコマ。
響(芦田愛菜)は天音(當真あみ)を心配し、大輝(宮沢氷魚)に付き添ってもらい彼女の家へ。
しかし、玄関先で応対した父親の白石(淵上泰史)は取り付く島もない。
そんな中、天音のことが気になっていた海(大西利空)は、ある行動を起こす。
一方、俊平(西島秀俊)は、招待されていた母校の創立記念イベントへの出席を決めた。
四国・高松の実家に帰るのは30年前に家出して以来だ。
故郷への30年ぶりの帰省で明かされる俊平の過去。
俊平が父・行彦(柄本明)に勘当された理由が明らかになる。
そして、俊平はある目的で、故郷に帰ってきていた。
創立記念イベントでスピーチする俊平の言葉は、かつての自分と重なった天音にも向けられていた……。
皆さんが夢を持つとき
こんなことを言ってくる人がいるかもしれません
「君にはできない」
「君には無理だ」
「あきらめた方がいい」
何の実績も
結果も出していない今の皆さんを信じてもらうのは
難しいことかもしれません
でもどうか
あなたの夢を否定するその言葉に
耳を貸さないでください
あなたが本当に好きな道を選ぶことで
傷つける誰かがいるかもしれません
でももしも
心に灯った情熱があるなら
それに従って生きてほしい
あなたの情熱を
あなた自身が信じてあげてください
たとえいつかその夢が終わったとしても
自分の心が本当に欲するものに従って
夢中で生きた日々は
あなたの人生の
かけがえのない宝ものになります
宝者「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」より (原曲:アイナ・ジ・エンド)[ORIGINAL COVER]
こんな生き方ができる人間は限られている。
それは重々承知している。
現実は甘くない。
それもわかっている。
だが我々はあまりに厳しい現実を見すぎたせいで、夢見ることを忘れてしまったのではないだろうか。
ただただ平凡に繰り返す毎日をこなし、情熱的に激情的に生きることをいつしか諦めてしまっているのではないだろうか。
同じ思いを、夢と希望に満ち溢れた子供たちにまで押し付けていいのだろうか?
否。
もちろん現実の厳しさを教えることも大切なことだろう。
だがそれが、子供たちが持つ無限の可能性に蓋をしてしまっているとしたなら元も子もない。
我々は子供たちに明るい未来を残す責任がある。
その未来は、誰もが夢を持てる、希望に満ちた社会であるべきだ。
アパッシオナート!
子供たちよ、大志を抱け。
たとえ夢に破れても、その経験はきっと人生の糧になる。
宝になる。
我々大人が、その未来を諦めるわけにはいかない。
※アパッシオナート
クラシック音楽などで使われる「appassionato(アパッシオナート)」は、発想記号の中のひとつ。イタリア語で【熱情的に、激情的に】という意味の言葉。
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎