愛をこめて花束を
先日、投開票が行われた統一地方選2023。
あいも変わらず止まらない投票率の下落。
酷いものです。
しかしマスコミはもっと酷い。
地方選と同時に行われた衆参補欠選の結果を過剰にフィーチャーして、自民の4勝1敗だと騒ぎ立てる。
だから茂木幹事長あたりが現政権に「前向きな評価をいただいた」と、さも全国民からの支持を得たような総括をしちゃうんですね。
これじゃまるで洗脳です。
まぁ、現政権の常套手段ですけど。
「市議選では立憲と維新が議席伸ばす」という報道もありましたが、政府与党から議席を奪い取れたわけではないので手放しでは喜べません。
やはり投票率を上げなければ、この国の闇深いシステムを破壊することは叶わないようです。
投票率の下落なんてもう慣れっこ。
だから、終わってしまえばもうどうでもいいんですよ。
いつも通り、堕ちる夕陽を眺めるだけです。
ただ、今回ばかりは少しばかり様子が違います。
なぜかって、それはね、実は密かに注目していた選挙戦があったんですよ。
あっ、ちなみに私は明石市民ではありません。
先日投開票された統一地方選後半戦で、兵庫県明石市に新しい女性市長が誕生したそうです。
明石市は泉房穂氏が3期12年にわたって市長を務めてきました。
新市長はこの泉房穂市長の "後継" である丸谷さんの圧勝だったそうです。
ところで、なぜ明石市民でもない私が明石市長選に注目していたかというとですね、私が泉市長のファンだからなんですよ。
Twitterをフォローしているんですが、その歯に絹着せない政治理念は、見て・聞いてとても気持ちが良いんです。
頼れる兄貴って感じ。
もちろん中央政権にもガンガン噛みつきます。
泉氏のツイートは、読んでいて本当にスッキリします。
泉氏の存在が、私には、沈みゆくこの国の腐り切った政界に差し込んだ、最後の希望の光に見えるんです。
泉房穂明石市長の魅力は、ツイートの面白さだけじゃありません。
もちろん理想論だけでもございません。
しっかり結果を残しています。
その辣腕で全国に先駆け「異次元の子ども施策」を実行し、市の出生数のみならず人口、税収も飛躍的に伸ばして「明石モデル」と称賛されているんです。
おかげで明石への移住を考えている人が、とても多いのだとか。
国が出来なかったことを、イチ市長が地方レベルの予算で実現させているんですよ。
これ、凄くないですか?
木偶の坊だらけの今の日本の政治家に慣れてしまっていると、まるで奇跡のような成果です。
しかし残念ながら泉房穂市長が辞職される(行き過ぎた言葉が問題になったらしいけど…)ということで、今回の選挙と相成ったわけです。
おかげで明石市民にとっては、大きな決断を迫られる選挙となりました。
泉房穂明石市長は、この選挙を「市民vs既得権益」だと銘打ちました。
つまり泉陣営が敗れることは、旧態依然の政治に逆戻るということを意味していたわけです。
これじゃ注目しないわけがありません。
そして結果は先に記した通り、めでたく市民派の勝利と相成りました。
明石市長選での市民派の勝利を、中央政界は大きな出来事と捉えられていないようです。
しかし、私はそうは思いません。
今回の選挙での明石市民の勝利は、政界にバタフライエフェクトを起こし得る、変革の始まりだと私は思っています。
蝶の羽ばたきはすでに始まっています。
同時に行われた明石市議選挙でも、泉市長が代表を務める「明石市民の会」から出馬した5人の候補がそろって当選しています。
賢明な判断を下した明石市民の皆さまのおかげで、ほんの少し希望が持てました。
ありがとうございます。
泉房穂明石市長は、この程度の勝利ではまだまだ満足できないご様子。
なんと市長退任翌日の2023年5月1日には、泉氏の著書『政治はケンカだ! 明石市長の12年』が出版される予定というから面白い。
本の内容はというと、市長在任中にはけっして口に出来なかった、改革に抵抗する勢力との闘いの内幕を明らかにしているというから、興味深いではありませんか。
どんどん暴露してやればいい。
泉房穂明石市長の任期は2023年4月30日までですが、登庁するのは2023年4月28日、つまり昨日が最後になったようです。
おそらく、たくさんの人に見送られたことでしょう。
泉氏のTwitterには、市民への感謝と、市民からの感謝の言葉で溢れています。
老兵は死なず、ただ去り行くのみ。
立つ鳥は跡を濁さず、次は何処へ向かうのでしょう。
政治への希望をありがとうございます。
これからはご自愛ください。
これからも応援しています。
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