未来は僕らの手の中
統一地方選2023も真っ只中だというのに、我が国は選挙に関する報道が相変わらず少ない。
もし任期をまっとうするなら、しばらくは国政選挙が行われないこの状況下で、今回の統一地方選は大きな意味を持つことを、ほとんどの国民は気付いていません。
せっかく国民が政治に対し意志を示せる、貴重な機会だというのに…。
予想通り、前半戦の結果は芳しくありませんでしたね。
まず、相変わらずの低投票率。
みんな何も考えていないのか、本気でどうでもいいと思っているのでしょうかね?
そのおかげで、国民の無関心が生んだとんでも首長が誕生しましたね。
知事選期間中に過去の不倫関係が週刊誌で報じられた問題で注目を集めた神奈川県知事選は、件の現職の圧勝に終わりました。
それもただの圧勝ではなく、開票を待たずに「当選確実」が報じられる、いわゆる「8時当確」だったというから驚きです。
その差、なんと128万票。
前代未聞の不倫知事の誕生です。
この結果は、他に有力な候補者がいないということの現れなのでしょう。
その気持ちは理解できます。
しかしそんな保守的な考え方こそが、今の日本の衰退を招いたのです。
以前何かの記事でも書きましたが、現状維持とは今のままで良いということと同義ではありません。
現状維持を望むなら、常に微増していなければいけないのです。
選挙に行かない人にその理由を聞くと、どうせ変わらないという声が圧倒的多数を占めます。
これは論外ですね。
変わらないのは選挙に行かないからです。
このタイプは、いつかは誰かが変えてくれるだろうと他力に頼っているか、もしくは自分だけは大丈夫だと信じ込んでいるのか、日本の未来にまったく興味がない思考停止人間です。
また選挙に行く人で、現状に不満があるにもかかわらず、現政権に投票する人にその理由を聞くと、他に誰もいないからという声が圧倒的多数を占めます。
この気持ちもわかりますが、結果的には現政権を支持していることになりますよね?
本気で支持しているならそれで良いのですが、現状を受け入れる気もないのに現政権を支持するというのは、やはり思考が停止しているとしか思えません。
だったらお前はどうなんだと思われた方もいるでしょう。
まず私は、必ず選挙には行きます。
どれだけガッチガチの保守選挙だとしても、何かが変わればと期待を込めて一票を投じます。
そして現政権のやり方に不満があるので、必ず現政権以外の政党・候補者に投票することにしています。
たとえ他に投票したい政治家がいなくても、です。
なぜか?
ここまで廃れたこの国では、たしかに誰が政治を執り行っても何も変わらないでしょう。
だったら逆に誰にやらせても良いとは思いませんか?
同じ駄目でも、別の誰かなら、何かが変わる可能性はゼロじゃない。
少なくとも、同じ人間に貪り尽くされるよりはいくらかマシになるでしょう。
まぁ、実際勝つのはつまらない現職ばかりです。
それでも現職に危機感を抱かせられたなら、それで良いのです。
人は慣れると必ず慢心します。
私利私欲に走ります。
現在の恵まれた地位が確約されているのなら尚更です。
傲慢になりがちな政治家たちには、席を失うかもしれないという危機感を常に持たせておくことが必要なのです。
一挙手一投足を監視されているという緊張感が必要なのです。
今の政治家は危機感も緊張感も皆無です。
先生先生と煽てられ、調子に乗っているだけの神輿です。
政治家の本分をまっとうさせるためには、まずその神輿から下さなければなりません。
もし、普段は選挙に行かない人がこれを読んでくれていたなら、ぜひ選挙に行ってください。
半分にも満たない投票率で、国民の信を得たと吹聴している嘘つき政治家たちに、本物の民主主義を学ばせてやりましょう。
未来は僕らの手の中にあります。
※選曲に深い意味はありません。
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