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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【アニメーション映画『空の青さを知る人よ』】『あの花』『ここさけ』を手がけた超平和バスターズが再結集!タイトルに込められた深い想いに納得の感動名作。

 

アニメーション映画

空の青さを知る人よ

 

 

『あの花』『ここさけ』を手がけた超平和バスターズが再結集!タイトルに込められた深い想いに納得の感動名作

 

 

 

 

 

 

 

『空の青さを知る人よ』とは

 

 

2011年の放送開始とともに "号泣アニメ" と話題沸騰、2013年には劇場版も公開され、社会現象と化したあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

続く2015年の劇場公開映画心が叫びたがってるんだ。とともに、アニメ監督・長井龍雪氏の評価を確立することとなったこの2作は、「大人も泣ける感動アニメ」として多くのファンに支持されてきた。

そして2019年、秋。

『あの花』『ここさけ』をともに作り上げてきた脚本家・岡田麿里さん、キャラクターデザイン&総作画監督田中将賀氏と再びタッグを組んだ最新オリジナルアニメーション映画『空の青さを知る人よ』がついに公開。

声の出演は、吉沢亮氏・吉岡里帆さん・松平健氏ら演技派俳優陣と、新人の若山詩音さん、落合福嗣氏・大地葉さん・種﨑敦美さんほか人気声優陣が集結。

個性豊かな実力派キャストが作品の世界観を見事に表現している。

さらに、物語を彩る、せつなくもドラマティックな主題歌は、大人気アーティスト・あいみょんが本作のために書き下ろし。

切なくて少し不思議な恋の物語『空の青さを知る人よ』が日本中をあたたかい涙で包む。

 

 

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空の青さを知る人よ(完全生産限定版) [DVD]

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あらすじ

 

 

山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。

将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。

そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。

二人は、13年前に事故で両親を失った。

当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。

それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。

あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。

姉の人生から自由を奪ってしまったと…。

そんなある日。

町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。

そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。

金室慎之介。

あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。

高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。

それを知ったあおいの前に、突然 "彼" が現れた。

"彼" は、しんの。

高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。

思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。

一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。

せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。

 

 


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登場人物

 

 

相生あおい

声 - 若山詩音

 

進路未定の17歳・高校二年生。

13年前に事故で両親を失い、姉のあかねと二人きりで暮らしてきた。

音楽好きで、卒業後上京してミュージシャンになることを夢見ている。

幼い頃に憧れを抱いていた18歳の慎之介=しんのと再会し、恋をする。

 

 

相生あかね

声 - 吉岡里帆

 

あおいの姉。

市役所勤務の31歳。

高校三年生の時に両親を失い、当時恋人だった慎之介との上京をあきらめ、卒業後、地元で就職。

親代わりとしてあおいを育ててきた。

浮いた噂もなく、恋愛から遠ざかっているようだが…。

 

 

金室慎之介・しんの

声 -  吉沢 亮

 

金室慎之介

 

31歳、売れないギタリスト。

あかねの元恋人。

高校卒業後、ミュージシャンとしての成功を夢見て上京。

それ以来、あかねや地元の友人との親交も途絶え、音信不通になっていた。

今回、大物歌手のバックミュージシャンとして、13年ぶりに町に帰ってくることに…。

 

しんの

 

13年前からやって来た、18歳の金室慎之介。

なぜ彼が時を超えてきたのかは謎で、本人も分かっていない。

 

 

中村正道

声 -  落合福嗣

 

音楽祭の運営を担当する市役所職員。

31歳バツイチ、あだ名はみちんこ。

あかねと慎之介の同級生で、高校時代にはドラマーとして、慎之介とバンドを組んでいた。

あかねに片想いをしているが、いま一歩、踏み込めないでいる。

 

 

中村正嗣

声 -  大地 葉

 

正道の一人息子、あだ名はツグ。

11歳の小学五年生。

精神的に大人っぽいところがあり、聞き上手で、いつもあおいの与太話につきあっている。

しんのを嫌っているようだが…。

 

 

大滝千佳

声 -  種﨑敦美

 

あおいの同級生、17歳・高校二年生。

ミュージシャンが大好きで、バンドマンの彼氏を作るのが目標。

年上もぜんぜんOKなので、慎之介に積極的にアプローチする。

 

 

新渡戸団吉

声 - 松平 健

 

慎之介がバックミュージシャンをつとめる大物演歌歌手。

現在の慎之介を良く知っている人物。

代表曲は、あのビッグヒットチューン「やってきました色男~団吉とハイ!チーズ~」。

ちなみに劇中で歌われるのは「秩父どんと恋」。

 

 

 

主題歌

 

 

  • 「空の青さを知る人よ」

作詞・作曲:あいみょん

 

 


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「空の青さを知る人よ」は、あいみょんのメジャー9枚目のシングル。

表題曲「空の青さを知る人よ」は、同名のアニメ映画『空の青さを知る人よ』の主題歌、そしてカップリング曲「葵」は同映画のエンディングテーマに使用された。

表題曲(主題歌)「空の青さを知る人よ」は慎之介目線、カップリング(エンディングテーマ)「葵」はあおいの目線で書き下ろされた。

 

 

空の青さを知る人よ

空の青さを知る人よ

  • provided courtesy of iTunes

 

 

葵

  • provided courtesy of iTunes

 

 


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井の中の蛙大海を知らず、されど空の深さ(青さ)を知る」

 

 

姉・相生あかねが卒業文集に寄せた言葉に「井の中の蛙大海を知らず、されど空の深さ(青さ)を知る」というのがある。

一般的には「井の中の蛙」や「井蛙(せいあ)」と省略して遣われる言葉だ。

井の中の蛙大海を知らず」の原文は、中国の古典「荘子」にある。

 

<原文>

 

「井蛙不可以語於海者、拘於虚也。」

井蛙(せいあ)には以(も)て海を語るべからざるは、虚に拘(かかわ)ればなり。

 

(引用:三省堂Word-Wise Web)

 

訳すと、「井戸の中の蛙と海のことを語ることができないのは、蛙が虚(くぼみ)にとらわれているからである」となる。

たしかに、自分にとって全く知らない世界観のことを話されても、理解できないというのが正直なところだろう。

この言葉は視野を広く持つことの大切さについて述べているわけだ。

しかしこの言葉には続きがある。

それが本作のタイトルの由来になったであろう「されど空の深さ(青さ)を知る」だ。

その意味は「狭い世界でひとつのことを突き詰めたからこそ、その世界の深いところまで知ることができた」である。

蛙は狭い井戸の中での生活において、外へと唯一繋がる「空」も毎日眺めていたのだろう。

だからこそ、通常なら見過ごしてしまうような微かな空色の変化にも気づけた。

人間の世界においても、例えば研究者や職人などひとつの分野を突き詰めている人の中には、世間一般のことを意外に知らない人もいる。

その代償というわけではないのだろうが、その分そのひとつの分野については誰にも負けない知見を持っている。

井の中の蛙は、たしかに大海を知らないかもしれない。

だが空の深さを知ることができる。

これは、狭いひとつのことに集中した人だけが知りうる世界がある、ということなのだ。

余談ではあるが、実はこのフレーズは後になって日本で付け加えられたといわれている。

原文にはこのようなニュアンスはない。

これが明確に誰の言葉かというのは明らかになっていないが、小説家などさまざまな人物が「井の中の蛙」を文章の中で取り上げるとともに、各々が独自の解釈を付け加えた。

例えば、陶芸家の河井寛次郎氏は「井蛙知天──井の中の蛙、天を知る」という言葉を残している。

これは「井の中の蛙だって、誰よりも天のことは知っています」という主旨の言葉である。

 

 

 

 

 

 

 

『あの花』『ここさけ』を手がけた超平和バスターズが再結集!タイトルに込められた深い想いに納得の感動名作

 

 

『あの花』『ここさけ』を世に送り出した超平和バスターズの聖地・秩父が再び

 

超平和バスターズの数々の物語が描かれた聖地・秩父市

埼玉県の西部に位置する。

舞台の探訪を楽しむ人なら、間違いなくその名前を知っていることだろう。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。の舞台として多くのファンが訪れる "聖地巡礼" の代名詞になっている街である。

そして超平和バスターズが再集結した『空の青さを知る人よ』でも、物語は秩父を舞台に描かれている。

ヒロインのあおいが言っていたように、秩父は山に囲まれた盆地の街。

それゆえ、山間を彩る四季折々の風景や、郷土に根付いた文化がある。

秩父神社の夜祭など歴史を伝える歳事や史跡も多く、見どころには事欠かない。

数々の名作が息づく秩父

作品を見た人には、ごく普通の街角も感慨深く映るだろう。

 

 

タイトルに込められた深い想い

 

本作の内容を簡単に要約するなら、「井の中の蛙大海を知らず、されど空の深さ(青さ)を知る」のことわざの意味そのもの。

すべてはこのことわざに尽きる。

井の中の蛙」になるのが嫌で大海に出た、"しんの" こと金室慎之介。

とある事情で「井の中の蛙」にならざるを得なかったが、「されど空の深さ(青さ)を知る」姉・相生あかね。

空の青さも知らない「井の中の蛙」で、「井の中の蛙」を嫌い大海に憧れる妹・ 相生あおい。

この3人を軸にした物語が本作である。

タイトルである『空の青さを知る人よ』がことわざで、その意味を知っていれば内容の把握はそれほど難しくない。

むしろことわざの意味さえちゃんと知っていれば、本作の深さがよく理解るというもの。

なかでも本作を観れば、「井の中の蛙」でいることがそれほど悪いことじゃないと知れることは、大きな収穫だといえる。

いや、正確にいえば、本当に知るのは、"空の青さを知る人に居る場所は関係ない" ということ。

そして本作タイトル『空の青さを知る人よ』の真の意味が、"一番大切にすべきものが何なのかを知る人" だということだ。

とかく人は、自身の変化を環境に委ねたがる。

ここにいるからいけないんだ。

環境が変われば自分は変われる。

こんな田舎早く出ていってやる。

東京に出さえすれば…。

 

劇中歌: ガンダーラ

 

ガンダーラは古代インド地域にあった王国で、この曲の中では「インドにあった理想郷」を意味する。

 

そこに行けば どんな夢も かなうというよ

 


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自由なそのガンダーラ

素晴らしいユートピア

心の中に生きる 幻なのか

 

だが、これはただの現実逃避にすぎない。

ただの勘違い。

錯覚だ。

この錯覚を端的かつ的確に言い表している、あるバスケット選手の名言がある。

 

「バスケットの国アメリカのーーーその空気を吸うだけで僕は高く跳べると思っていたのかなぁ…」

 

環境や立場は、たしかに人を変える。

だが環境を変える前にやるべきことがある。

それが姉・相生あかねの生き様であった。

大切なものはたくさんあるけれど、今何を一番大切にするべきか。

それを状況のせいとはいえ、「井の中の蛙」にならざるを得なかった姉・相生あかねは、非常によく知っていた。

まさに『空の青さを知る人よ』、そのものなのである。

「空の青さを知る=一番大切なものを知る」というある意味で非常に哲学的な概念を、小難しい言葉を遣うでもなく、おにぎりの具というさりげないアイテムで表現している本作は、やはりさすが『あの花』『ここさけ』を世に送り出した超平和バスターズ作品と言わざるを得ない。

また、おにぎりの具は姉・相生あかねの心情の移り変わり表現する、おおいなる伏線にもなっている。

超平和バスターズの作品は、こういう細かい心の動きについての描写が非常に巧い。

ちなみにタイトルである『空の青さを知る人よ』の「青」には、妹・ 相生あおいの愛称である "あお" の意味も含まれているのだろう。

このように、幾重にも張り巡らされた伏線の妙を感じられる『空の青さを知る人よ』

だからといって本作は、深い悲壮感や激しい高揚感を得るような壮大な作品ではない。

あるのは、ありきたりな日常を悶々としながらも必死に生きる人の姿であり、大切な人を想う尊い心である。

そしてそれは、誰もが今直面している厳しい現実であり、誰の胸の中にもある甘酸っぱいノスタルジアでもある。

つまり観る者のリアルなのである。

あらすじだけみれば、もしかしたら本作はありきたりな物語なのかもしれない。

だがそこは、『あの花』『ここさけ』を世に送り出した超平和バスターズ

要所要所でみられる、細かい人生の機微の描写は唯一無二。

『あの花』『ここさけ』と並び、本作もまた、超平和バスターズにしか描けない、超平和バスターズならではの感動名作だ。

 

※.漫画『SLAM DUNK』(第22巻)谷沢龍二からの手紙

 

安西監督の大学時代の教え子である矢沢龍二は、2メートルの身長と運動能力で将来を期待された逸材であり、安西監督は期待するあまり厳しい指導をする。

しかし、矢沢にとってそれは苦痛であり、安西監督から逃げるようにバスケの本場アメリカへ単身渡米する。

しかし、チームでは味方からパスがもらえず、成長もまるで出来ない。

そして、その決断が間違いであったと悟り、安西監督宛ての手紙を書いたが、出せずにいた手紙の中に綴られていた言葉。

 

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『あの花』『ここさけ』よりも…

 

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。は、思い切りノスタルジアに振り切った作品だった。

だが、そのせいで心底のめり込むことはできなかった。

それは『あの花』の対象年齢が、視聴者年齢とイコールではなかった結果といえる。

故に、どんなに泣けても、作品から得られる切実さやリアリティはさほどでもないのである。

心が叫びたがってるんだ。も同様である。

しかし本作は、主人公こそ17歳の妹・相生あおいではあるものの、実際に物語の軸になっているのは31歳になった姉・相生あかねとその仲間たちの生き様である。

さらに劇中では「今の時代、30そこそこなんてまだ若造でしょ」なんて表現もあって、対象年齢が視聴者年齢と非常に近いことがわかる。

すなわち、本作では感情移入する対象と自分とを非常に重ね合わせやすくなっているのだ。

だから個人的に本作は、『あの花』『ここさけ』よりも非常に観やすい作品に仕上がっている。

岡田麿里さん脚本でお得意の鬱展開も、幸か不幸か本作ではみることができない。

おかげで、気軽に何周でも観ていたい気持ちにさせてくれる。

もともと超平和バスターズ作品は大好きだけど、心の奥ではこんな作品を待っていた!

個人的に本作は、そんな作品だともいえるのである。

 

 

吉岡里帆の声優としての実力

 

本作では人気俳優が声優としてキャスティングされている。

そのこと自体は特別変わったことではないのだが、人気俳優声優陣の中に特筆すべき声優がいた。

それは俳優でもあり、本作では声優として姉・相生あかねを演じた吉岡里帆さん。

これが驚くほどのビタハマり。

正直、それが吉岡里帆さんの声だと知っていても疑ってしまうほどだった。

姉・相生あかねは感情を顕にしない人物で、声だけで演じるにはプロの声優でも非常に難しいキャラクターである。

プロでも難しいであろう抑揚を抑えながらの感情表現を、見事に演じ切った吉岡里帆さんの演技力には目を見張る。

ひょっとしたらリアルの芝居よりも巧かったのでは…。

人気俳優を声優としてキャスティングすることは話題にはなるが、問題がないわけではない。

餅は餅屋。

いくら俳優としては実力があっても、声だけの芝居はリアルとはまた別のスキルを必要とするのだ。

だが吉岡里帆さんの演技は、そういった問題点をすべて杞憂に変えるような大変素晴らしいものだった。

声優・吉岡里帆

次があるのかはわからないけど、今後の展開を少し楽しみにしたい。

 

 

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