2024年
第75回NHK紅白歌合戦
ファン歓喜って本当?でるなら生演奏でしょ!事前収録で出演する紅白に価値はあるのか
B’zが紅白に初出場! 連続テレビ小説『おむすび』主題歌「イルミネーション」披露
2024年12月25日、NHKは『第75回NHK紅白歌合戦』の出場歌手を新たに発表し、B’zが特別企画で出演することが明らかになった。
B’zは、現在(2024年12月現在)放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』の主題歌「イルミネーション」を手掛け、初出演となる紅白でテレビ初披露するという。
B’zがNHKホールで生演奏するのか、中継なのか、それとも事前収録したものを放送するのかは明らかにされていない。
だが2人揃ってNHKの音楽番組に出演するのは2006年放送の特番『プレミアム10 POPJAM DX.』以来18年ぶり。
テレビでパフォーマンスを披露するのは2017年末放送の『CDTVスペシャル!クリスマス音楽祭2017』(TBS系)以来。
久しくテレビで演奏を披露していないだけに、B’zファンからは歓喜の声が上がっている。
ファン歓喜って本当?でるなら生演奏でしょ!事前収録で出演する紅白に価値はあるのか
B’zの紅白出演を報じた週刊誌「女性自身」の記事では、B’zは生出演ではなく事前収録とし、B’zと同様に特別企画で出演するシンガーソングライター・米津玄師氏、玉置浩二氏も収録との情報を伝えている。
あくまでこの情報が正しいという前提ではあるが、はたしてファンが歓喜しているとは本当なのか?
事前収録で出演する紅白にはたして意味はあるのか?
甚だ疑問である。
でるなら生演奏でしょ!
事実、ファンである著者は一切歓喜していない。
そして事前収録の紅白出演など、まったく観る気が起きていない。
なぜなら紅白の一番の醍醐味は、あくまで大晦日の生放送のお祭り感にある。
大晦日、その年を象徴するアーティストたちがNHKホールに一同に会し、生放送でどんちゃん騒ぎしている独特のお祭り感にあるのだ。
だから仮にその年をまったく象徴しない昔の楽曲だろうが、ライブ感さえあればなんとなくOKになる。
反対にどんなに空気感を演出してもスタジオ収録には限界があって、たとえそれが超大物アーティストであろうが関係ない。
大晦日の生演奏と事前収録には、それほどの差があるのだ。
そんな画を使うくらいなら、ツアーのLIVE映像でも使ってくれた方がいくらかマシである。
いや、そんな画しか使えないなら、紅白なんて出なければいい。
新人ならいざ知らず、B'zほど知名度があるアーティストに、紅白歌手の箔が今さら必要だとも思えない。
では、なぜ事前収録してまで今さら紅白に出演するのか。
同じレコード会社(B ZONE)の新浜レオン氏をバーターとしてのねじ込むため?
だとするなら、リスクマネージメントがまるでなっていない。
普段顔を隠して活動しているアーティストですら、紅白ではなんとかして生演奏しようとする今、事前収録という時代錯誤な大物感はむしろ逆効果。
時代に取り残された遺物感が否めない。
ファンとしては考えたくないが、やはりそういうことなのだろうか。
ちなみに玉置浩二氏が事前収録の理由は、ドタキャンの可能性があるからだとか。
いくら芸能界イチ歌が上手い(らしい)からといって、そこまでする需要が玉置浩二氏にはたしてあるのかどうか。
いつまで経っても頭の固いテレビ業界。
コンプライアンスに縛られて演目を変えさせるくらいなら、最初から出さなきゃいいのに。
これだから地上波は廃れていくのだろう。
連続テレビ小説 おむすび イルミネーション (NHK出版オリジナル楽譜シリーズ)
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎