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ioritorei’s blog

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【日本映画『アマルフィ 女神の報酬』】フジテレビ落日の兆しはここにあり?ため息が出るほど残念な「世界一美しい海岸」アマルフィの描き方。

 

日本映画

アマルフィ 女神の報酬

※本稿はネタバレを含みます。ご注意下さい。

 

 

フジテレビ落日の兆しはここにあり?ため息が出るほど残念な「世界一美しい海岸」アマルフィの描き方

 

 

 

 

 

 

 

日本映画『アマルフィ 女神の報酬』とは

 

邦画史上初の全編イタリアロケというかつてないスケールで描かれるフジテレビ50周年記念映画

 

クリスマス目前のローマ。

きらびやかにライトアップされた街で一人の日本人少女が失踪した。

目的は営利誘拐か、それともテロの序章か…。

警察の包囲網をかく乱する犯人グループ。

一向に進展しない捜査。

様々な想いが交錯する中、全ての鍵はイタリア南西に位置する港町・アマルフィにーーー。

そこで、外交官・黒田が見出した事件の全貌とは!?

事件の真相に迫る外交官・黒田役に織田裕二氏。

亡き夫との思い出の地・イタリアで、最愛の娘を誘拐されてしまう矢上紗江子役に天海祐希さん。

赴任してすぐに誘拐事件に巻き込まれてしまう日本大使館の研修生役に戸田恵梨香さん。

そして、思いを寄せる紗江子を黒田とともに支える商社マンに佐藤浩市氏。

フジテレビ開局50周年を記念して、イタリアに豪華キャストが集結。

監督は容疑者Xの献身の西谷弘氏。

オールイタリアロケという日本映画史上かつてないスケールで描かれるエンターテイメント超大作!

 

 

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原作:小説『アマルフィ

 

真保裕一先生による小説『アマルフィが公開前の2009年4月に扶桑社より刊行されたが、これは映画のため作られた最初のプロットを基にして、脚本の最終稿とは別に執筆された。

したがって、クレジット上は「原作」となっているものの、この小説がすでに完成していてそれをベースに映画化したわけではなく、逆に小説が映画のノベライズということでもない。

小説版のあとがきで真保氏は「最初のアイデアが気に入っていたので小説ではそちらを採用した」と記している。

犯人グループが映画と違い、小説版にはアマルフィの由来と、チェチェン紛争に絡むマスコミが報道しない実在の社会問題という犯行動機が盛り込まれたストーリーとなっている。

なお、 本作には脚本家のクレジットが存在しない。そのため、「脚本家軽視の疑いがあり、これは前代未聞の異常事態」として日本シナリオ作家協会から制作者側は抗議を受けた。

シナリオは小説版作者の真保裕一氏と監督の西谷弘氏が担当したが、「一人で書き上げたわけではない」と真保が辞退し、最終的に仕上げたはずの西谷まで表示を辞退したため、クレジットがなくなったという。

 

 

アマルフィ

アマルフィ

 

 

 

あらすじ

 

 

クリスマス目前のローマ。

イタリアでのテロ予告をうけ、1人の男がイタリア・ローマに降り立った。

その男の名は、外交官・黒田康作(織田裕二)。

外務省の上司・片岡(中井貴一)からの命を受け、テロから邦人を守るために派遣されたのだ。

黒田が赴任する日本大使館では、菊原大使(小野寺昭)、西野参事官(佐野史郎)、外交官の羽場(大塚寧々)や谷本(伊藤淳史)らを中心に、G8外務大臣会合に参加する川越外務大臣(平田満)のイタリア訪問の準備に追われていた。

そんな中、きらびやかにライトアップされた町で1人の日本人少女が失踪する。

目的は単なる営利誘拐か、それとも少女の誘拐がテロの序章なのか。

大使館に赴任して間もない研修生・安達(戸田恵梨香)とともに、誘拐事件の通訳を担当することとなった黒田。

しかし、少女の母・紗江子(天海祐希)の元にきた犯人からの電話を受けたことで、紗江子の "偽りの夫" として事件に巻き込まれていく。

身代金取引自体が違法の国・イタリアで犯人から指定された方法での取引に応じる2人。

指定された取引場所は、テルミニ駅、サンタンジェロ城、そしてスペイン広場……。

いずれも観光客の多い、人混みだらけの場所であることを不審に思う黒田だが、警察の判断ミスにより警察の介入が犯人グループにばれてしまい取引が中止となってしまう。

亡き夫との思い出の地・イタリアで、最愛の娘を誘拐され憔悴していく紗江子は、娘の安全よりも犯人逮捕を優先させたイタリア警察とそれを止められなかった黒田にも不信感を募らせていく。

そんな紗江子を支えるためロンドンから彼女に思いを寄せる商社マン・藤井(佐藤浩市)も駆けつける。

側で支える藤井の存在に助けられ、紗江子も落ち着きを取り戻していく。

しかし、警察の包囲網を巧みに撹乱し姿を見せない犯人グループ。

一向に進展しない捜査に、悩み苦しむ紗江子。そんな紗江子の姿を目の当たりにし、独断での調査を決意する黒田。

旧知の仲のフリーライター佐伯(福山雅治)の力をかり調査を進めるが、外交官には捜査権限がないため、独断で調査を進める黒田の行為に対し、イタリア警察から内務省を通じて越権行為とのクレームが入ってしまう。

組織の体裁よりも "邦人を守るのが仕事" という信念を貫き通そうとする黒田は、次第に大使館内で孤立していく。

やがて、少女の誘拐事件は、イタリア大統領やG8首脳、そして "世界の歌姫" サラ・ブライトマン(本人)をも巻き込み、イタリア全土を襲う大規模連鎖テロへと発展していく……。

様々な思いが交錯する中、黒田は事件の鍵がイタリア南部の美しい港町・アマルフィにあることを突き止める。

果たして犯人の目的とは。そして外交官・黒田が見出した事件の全貌とはーーー。

 

 


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登場人物

 

 

黒田康作

演 - 織田裕二

 

駐イタリア日本大使館一等書記官。

 

 

矢上紗江子

演 - 天海祐希

 

娘を誘拐された旅行者。

元看護師。

 

 

藤井昌樹

演 - 佐藤浩市

 

紗江子の知り合いの商社マン。

愛する妻を殺された復讐に生きながら、紗江子と一緒にいる黒田に嫉妬する。

 

 

安達香苗

演 - 戸田恵梨香

 

駐イタリア日本大使館外交官補。

 

 

羽場良美

演 - 大塚寧々

 

駐イタリア日本大使館員。

 

 

谷本幹安

演 - 伊藤淳史

 

駐イタリア日本大使館員。

 

 

西野道生

演 - 佐野史郎

 

駐イタリア日本大使館参事官。

 

 

菊原清文

演 - 小野寺昭

 

駐イタリア特命全権大使

 

 

川越亘

演 - 平田満

 

外務大臣

 

 

サラ・ブライトマン

演 - サラ・ブライトマン

 

ソプラノ歌手。

本人役。

 

 

佐伯章悟

演 - 福山雅治

※特別出演

 

G8を取材するフリーライター

黒田に情報を提供する。 

 

 

片岡博嗣

演 - 中井貴一

※声の出演

 

外務次官。

 

 

 

豪華キャストと莫大な制作費があれば名作は生み出せると勘違いしたバブルの亡霊がつくった古き悪しき日本映画

 

 

本作を企画・プロデュースした大多亮氏は監督の西谷氏に「観光映画として作ってほしい」と依頼したという。

撮影は観光映画にふさわしく、ローマ市内を中心に、ローマ歴史地区、スペイン階段、サンタンジェロ城、カピトリーニ美術館、コロッセオ、テルミニ駅、フィウミチーノ空港。

ローマ以外ではカゼルタ宮殿アマルフィポジターノ、ラベッロの世界遺産を中心として行われた。

その映像がどれほど価値のあるものなのか。

貧乏映画にこの映像が撮れないことは観ていてわかる。

だがせっかくの美しい景観の数々も、残念ながらまったく印象に残っていない。

その最たるものがタイトルにもなったアマルフィ海岸。

その海岸線全体が1997年にユネスコ世界文化遺産に登録され、断崖絶壁にカラフルな家々が張り付く息をのむような景観は「世界一美しい海岸」と称される。

愛してやまないTBS『世界遺産でも、何度も特集されている。

 

 


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ただし、TBS『世界遺産世界遺産のプロフェッショナルである。

ここまでやれ、とはいくらなんでもさすがに思わない。

だが、では「なぜアマルフィを舞台にしたのか?」と言いたくなるほど、撮り方があまりに残念。

せっかくの美しい景観もこれでは台無しだ。

おまけにシナリオもグズグズ。

本作はサスペンス・アクションである。

が、キャスティングをみてもわかる通り、アクションはほどほどにサスペンスを主とする。

サスペンスが主であるにもかかわらず、過去これほど簡単に物語の核心に迫る人物に辿り着けた作品は記憶にない。

登場した瞬間に真犯人だと直感できるサスペンスに、どんな面白みがあるのだろうか。

さらにキャラクターの印象付けが中途半端。

おかげで、どうしてこうなったのかの裏付けがない。

裏付けがないから、すべての展開がご都合主義にみえてくる。

ご都合主義の極めつきは『ダイハード』のオマージュらしき謎演出だ。

たいして活躍したわけでもなく、ほとんど記憶にすら残っていない現地の警察官。

彼が最後にみせた謎のバディ感は、いったいなんだったのだろうか。

『ダイハード』みたいにしたかった?

もしくは大ヒット作品の真似をしたら、大ヒットするとでも思ったのだろうか。

観光映画なら観光映画らしくしておけばよかったものを、妙な色気を出したせいで散々な出来になった本作。

こんな具合だから、最低映画を決める第3回「HIHOはくさい映画賞」(2009年)でアマルフィが最多の3部門で選ばれてしまうのも納得である。

フジテレビ50周年記念映画だけあり、本作には過去最高額(当時)の制作費が投じられた。

制作費が潤沢だから、有名俳優を贅沢にキャスティングできる。

世界遺産で撮影もできる。

だが、金をかけた作品が必ずしも名作になるとは限らない。

そういう前時代的な発想が、王者フジテレビを没落させた。

フジテレビ落日の兆しは本作にあり。

そう感じさせるには十分すぎるほど残念な本作にも、見どころはある。

唯一と言っていい見どころ。

それはサラ・ブライトマンによる主題歌「Time to say good bye」だ。

 

 


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直近で聴いた「Time to say good bye」のあまりの酷さがそう感じさせたわけではない。

 

 


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それだけは断言できる。

残念だらけの本作にあって、サラ・ブライトマンの透き通る歌声だけは一聴の価値がある。

 

 

 

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