#26
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
ロマン・ロラン(ジャン・クリストフより)
ロマン・ロラン(Romain Rolland)は、フランスの作家である。
理想主義的ヒューマニズム、平和主義、反ファシズムを掲げて戦争反対を世界に叫び続け、国際的に多くの知友を持った。
また『ジャン・クリストフ(Jean Christophe)』は、ロマン・ロランによる長編小説である。
全10巻からなり、1904年から1912年にかけて、シャルル・ペギー氏が創刊した雑誌『半月手帖』に発表。
ロランはこの作品によってノーベル文学賞を授与されている。
けっして誤ることがないのは、なにごともなさない者だけである。
ここでいう「なにごともなさない者」とは、何も行動しない人間をさすのだろう。
決して「なした者=成功者」という意味ではない。
何故なら、それが成功者であろうとなかろうと、この世に誤らない人間など決していないからである。
ただひとつ、何もしない人間を除いて。
何もしなければ、誤ることもない。
時々フッと考えることがある。
例えば最近の日本の総理大臣に、何かをなした人間がいるのだろうか。
総理大臣という、非常に稀有な剣を手にしたというのに、その剣を振りかざした人間を著者は知らない。
時代を少し遡って、かの田中角栄氏は、総理大臣という剣を存分に振りかざした人物だ。
日本中を交通網でネットして、各地方間の距離を縮めた功績は、後の罪を差し引いてもおおいに評価されて然るべきであろう。
成功か失敗かを問われれば、近年の歴代総理大臣の中でも傑出して成功した人物といえる。
その時代をよく知らないからここからは推測になるが、田中角栄氏という人物には味方も多いが、その分敵も多かった人物だったように思う。
ちょうどアメリカ前大統領の、ドナルド・トランプ氏に近い印象を受ける。
彼らに共通していえることは、善くも悪くも、手にした剣の重さに応じた何かをなそうとしたことである。
田中角栄氏やドナルド・トランプ氏を、権力を振りかざした失政者と揶揄する人もいるだろう。
だがそうではないと思う。
彼らは、失敗したのではなく、他の人間が失敗しなかっただけなのである。
ひたすら失敗しないことだけにつとめる人間と、何かをなそうとした結果失敗してしまった人間。
あなたならどちらになりたい?
何もしなければ誤ることもないのだから、きっと心穏やかに過ごせることだろう。
そういう生き方が楽しいのかどうかはわからないのだが…
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