最強失恋ソング決定戦
BUMP OF CHICKEN『スノースマイル』
『スノースマイル』はBUMP OF CHICKENの5枚目のシングル。
2002年に発売された唯一のシングル。
シングルとしては『ハルジオン』以来1年2ヶ月ぶりで、アルバム『jupiter』以来10ヶ月ぶりのシングルと間が開いたが、これは次に発表する『ロストマン』の作詞に時間がかかったためである。
PV集『jupiter』との同時発売。
まれに、ケースのディスクをはめる部分が透明なものがある。
その場合、ディスクを外せば隠しジャケットが透けてみえる。
BUMP OF CHICKENの楽曲では数少ないフェードアウトで終わる曲で、歌詞について藤原氏は「親切でもあるし、不親切でもある作り」と語っている。
なお、『スノースマイル』は曲名や歌詞を見ると冬のラブソングような響きがあるが、作曲した藤原氏によるとラブソングという意識はなかったという。
2004年発売のシングル『車輪の唄』には「ringing version」が収録されており、両バージョンともPVが製作されている。
さらにスペースシャワーTV限定で、発売当日のZepp SapporoでのライブバージョンのPVも存在する。
衝撃のラスト!
最後の最後に大どんでん返し
あまりに歌詞が秀逸すぎて、一部を切り取るというのが非常に難しい。
内容をザッと説明すると、「君」と「僕」が幸せそうに戯れる姿の描写でほとんどを占めている。
冬が寒くって 本当に良かった
君の冷えた左手を
僕の右ポケットに お招きする為の
この上ない程の 理由になるから
「雪が降ればいい」と 口を尖らせた
思い通りにはいかないさ
落ち葉を蹴飛ばすなよ 今にまた転ぶぞ
何で怒ってるのに 楽しそうなの?
二人で歩くには 少しコツがいる
君の歩幅は狭い
出来るだけ時間をかけて 景色を見ておくよ
振り返る君の居る景色を
ここまでは聴いている誰もがふたりの幸せを確信していたが、少しだけ、ほんの少しだけ不安がよぎるフレーズがある。
それは「出来るだけ時間をかけて 景色を見ておくよ 振り返る君の居る景色を」の部分。
そう。
これは幸せの絶頂で終わりを予感してしまったということで、まさに著者そのものであった。
それでも優しいメロディに、ふたりの幸せな結末を願わざるを得ない。
だが、やはり最後の最後で衝撃のラストが待ち構えていた。
君と出会えて 本当に良かった
同じ季節が巡る
僕の右ポケットに しまってた思い出は
やっぱりしまって歩くよ
君の居ない道を
すべては「君の居ない道を」という、最後のワンフレーズのために紡がれた詞だったようだ。
すべては思い出の中の出来事。
ふたりの幸せな姿は、すべて過去だったのである。
たまらないよね、こういう歌詞は…
最後まで優しいメロディなのも、余計に涙を誘う。
冬に聴くのはあまりにしんどかったので、季節外れの選曲になってしまったが、BUMP OF CHICKENの楽曲の中でも屈指の名曲だ。
冬に聴くと本当にキツい…
この曲を知らなかったという人は、是非聴いてみてほしい。
失恋していない人でも、きっと泣けてくるから。
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